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娘が学校へ行かない日は突然やってきた

学校へ行かなくなった日、
それはある日突然やってきました。

幼稚園時代から
運動会とか発表会とか
団体で行動することを強いられる場面が
多い時期になると
休みがちになる彼女。

そして
小学校へ入学してからは
1学期は新しいクラスになったというテンションでほぼ休みなく通い、
(水が苦手なので中学年になると
プールの授業は休みたがるようになった)
2学期は運動会で張り切るものの
あからさまに競争させられるものには
拒否反応を示し
3学期には次年度への不安や
周りの状況がよく見えてきて
欠席日数が増える…
そんなサイクルでした。

小3の2学期まで
登校しぶりがあったものの
なんとか学校へ行っていたのが
3学期の始業式前夜、
「明日、学校へ行けないかもしれない。
学校へ行くのがこわい。
学校へ行けない自分はダメなんだ。
生きてる価値なんかないんだ。
消えてしまいたい。」
そう言って、
布団で泣く娘と驚く私。

小3の子どもに
「生きてる価値なんかない」
と言われた母の絶望感…。
もう、本当に目の前が真っ暗でした。
今でもあの夜のことははっきり覚えていて
始業式前日になると思い出し、怖くなります。
今なら冷静に
「生きてるだけでいいんだよ。
学校に行かなくてもそこにいてくれるだけで
いいんだよ。」
と言えそうな氣もしますが、
あの日あの時、
そんなふうに冷静にいられる親なんて
いるのでしょうか。

こんなふうに、突然真っ暗なトンネルの中に
放り出されたような状況で
娘の不登校は始まりました。

もう、あんな夜は来てほしくないなぁ…。

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