見出し画像

【最近のモスクワ】2023年12月

12月22日の冬至のモスクワの日の出時刻は、8時57分、日没時刻15時58分でした。しかし、厳密に見ると、一番短い日は12月21日だったようで、7時間40秒となっています。また、冬至のあとも日の出時刻は遅くなり、12月29日の8時59分というのが、一番遅い日の出時刻でした。日没時刻も冬至の日よりも早い日があり、12月14日が15時56分で一番早い日没時刻でした。
毎年、冬至の前後の日照時間が短くて、ぼーっとすることが多いです。
今年は、ВДНХで行われている展覧会『ロシア』のおかげで、出かける日が多く、ぼーっとした日は1日だけでした。

そんな12月の様子をお伝えします。3200字を超えているので、お時間のあるときに、目次を見て気になるところからご覧ください。


ゲルギエフさんがボリショイ劇場に

ゲルギエフさんが、サンクト・ペテルブルクのマリインスキー劇場とモスクワのボリショイ劇場の総監督を兼任するというニュースがありました。
ゲルギエフさんは、リムスキー・コルサコフの『金鶏』を振れる指揮者です。今回辞任した監督になる前の2014年にボリショイ劇場で『金鶏』が上演されましたが、その後、『金鶏』はプログラムから外れました。
おそらく、演奏できる人がいないから外されたのではないかと私は思っています。
ゲルギエフさんになれば、指揮を振れるので、あとは、シェマハの女王のアリアを歌える人がいれば、『金鶏』の演目も再びプログラムに入るのではないかと思っています。
そのため、来シーズンからボリショイ劇場で『金鶏』が上演されるかどうかをチェックしたいと思います。

大雪

大雪が降り、翌日は雪下ろし。

夜11時過ぎ。駐車中の車の間の除雪作業をしています。

夜、雪道を歩くと、気温が氷点下14度くらいだったので、凍っていて、キラキラ光っていました。

写真だと分かりにくいですが、少し光っているのが分かりますか?

これは、12月上旬でしたが、中旬にも、また大雪でした。
私がモスクワに住んでから7回目の12月で、旅行で来ている時から数えると、13回目のモスクワの12月ですが、今までで一番積雪量があったと思います。
どこまでも白い道で、次の写真は、人が歩いたところに道があるだけという、新潟での懐かしい景色と同じになっていました。

気温は、安定の氷点下10度くらいだったので、雪は、片栗粉みたいで歩きやすかったです。

そして、除雪車もイルミネーションがついています。

イルミネーション

新年に向けてイルミネーションも15日にはじまりました。

映画『チェブラーシカ』の続編

2025年12月に映画『チェブラーシカ』が公開される予定というニュースがありました。

おそらく少し遅れるかなと思いますが、楽しみです。

たびこふれ【公式】noteがスタート


たびこふれ【公式】noteが始まりました。

編集長のシンジーノさんが書いていますが、1つ1つの記事が短く、さくっと読めるので、おすすめです。

美術館列車

ある日の地下鉄は、美術館列車に乗りました。

各車両の座席の一部をとっぱらって、絵画が展示されています。

ВДНХ内の散歩

展覧会『ロシア』の会場になっているВДНХ。
展覧会を見に行く度に、今まで通ったことがない道を歩くと、いろいろ発見します。

こちらの建物は、お茶文化の建物だったのか、ポットの彫刻が屋根にあります。そして、現在修復中です。修復すれば、また何かの展示場になると思います。

ВДНХ内に乗馬のショーを行うところができたというのをいつだったかニュースで見ました。
しかし、ВДНХは、広いので、どこにあるのかをまだ見つけていませんでした。講演会を聞いた帰りに、初めて通る道を歩いていたら、たまたま見つけました。

モスクワに来たがっている馬好きの友達がいるので、モスクワ旅行が実現したら、ここも案内したいです。

さらに、どこを歩いているのかよく分からず、適当に歩いていたら、見るからにソビエト時代に作られた建築がありました。

屋根の部分も壊れているので、ここも新たに修復してきれいになると思います。

そして、こちらも、修復作業中でした。

また、別の日。初めてのところを歩いていたら、こんな飾りもありました。

ZとVもありますが、去年の物を使っているので、一部剥がれかけていました。

人があまりこないところにひっそりとあります。

こんな博物館もあるんだと初めて知りました。

中に入りませんでしたが、クラシックカー好きの人はいいのかもしれません。

外にもこんな風に写真を見ることができる展示がありました。

『クリスマスの羊』を食べたい

2年前のお正月に義理の妹が、誰かから『クリスマスの羊』をもらって、それを我が家に持って来ました。
これが、『クリスマスの羊』です。

食品添加物や保存料が一切入っていないケーキなので、おいしいです。

切るとこんな風になっています。

おいしくて、たくさん食べました。

去年も『クリスマスの羊』を食べたかったけれども、どこで売っているのか分からず、買えず、食べることができませんでした。

今年は、年末のうちに『クリスマスの羊』のことを思い出し、検索しました。
ネットショップもあるようですが、なんか、ネットで買うとありがたみがないというか、教会の物なので、ネットで買うものではない気がしました。
しかも、ネットだと配達するには、いくら以上購入しないといけないとかの条件があり、必要以上に買うことになってしまいます。
そして、送料なども加わると、割高になってしまいます。

夫が、育ての父親に訊くのがいいというので、電話で訊いてもらいました。
2人目の義父は、教会で働いていました。そこの教会で売っているのなら、私が買いに行くことを伝えました。

売っているか分からないから、30分後に電話をしてというので、手に入りにくい物なのかなあと思いました。
そして、30分後に電話をすると、「いつ来る?」となり、日時を伝えました。そして、「教会の前に着いたら、電話をして」とも言われました。その電話を受けて、教会の中で売っている知り合いに電話をして予約をするというのです。
そっかあ、予約でないと買えないんだなあと思いました。

そして、約束した日時に出かけました。教会の前で電話をしても、義父がすぐに出ない場合もあるだろうと思い、最寄りの地下鉄駅に着いたら、夫が電話をしました。すると、お話中で出ませんでした。まあ、地下鉄駅から15分位歩くので、教会に着くまでにはつながるだろうと思い、ゆっくり歩いて行きました。途中、電話がつながり、教会の人に頼んでくれました。

その後、教会に着きました。
この教会です。

たびこふれの記事にしたこともあります。

教会に入って、すぐに、ニコライ・ヤポンスキーのイコンの前に行き、久しぶりに眺めました。
パンデミックになってから一度も行かなかったので、2019年12月に日本から来た知り合いを案内した時以来です。
ニコライ・ヤポンスキーのイコンを眺めていたら、教会の女の人が私の名前を呼びました。
お祈りをしてから行こうと思っていたのに、逆に声をかけられたので、それで、『クリスマスの羊』を受け取りました。
いくらか訊いたら、すでに義父が支払ったというので、受け取っただけです。
その後、中心のイコンと亡くなった人のイコンとお祈りをしてきました。
教会の隣にイコンなどを売っているお店がありますが、そこにも、『クリスマスの羊』が売られていました。

実際に受け取りに行って分かったのは、年末に行けば、850ルーブルで買えることが分かりました。
来年の年末に『クリスマスの羊』を忘れずに買えるように、手帳に書きました。
こちらが、受け取った『クリスマスの羊』です。

2年前に義理の妹が持ってきた『クリスマスの羊』よりも大きい気がします。
食べるのが楽しみです。

ちなみに、年末年始にモスクワを訪れる場合は、お土産に『クリスマスの羊』を買って帰ってもいいかもしれません。この時期にしか出回らないものです。

今月読まれたnote


今月スキを集めた記事



この記事が参加している募集

#今月の振り返り

13,128件

最後までお読みいただきありがとうございます。 有料記事は、全文を読むことができるように設定しているものもあります。 無料記事に対するサポートもありがたいです。