【展覧会】夜のВДНХのヨールカ
90本のヨールカの昼間の写真をすべて撮り終えて、
それで終わりでいいかと思っていたけれども、90本の夜のヨールカの写真も撮りたいなあと思い始めた12月。
まさか同じ日に
展覧会をやっている日は、人が多くて、ヨールカと一緒に写真を撮る人がいて、時間がかかるから、行くなら、月曜日に行こうと思っていました。
夕方4時には日没だから、4時につくように行って、1時間くらい写真を撮ればちょうどいいと思いました。
さらに、天気が雪だと嫌だけれども、4日の月曜日は、なんとくもり。気温は、-7度と寒くないので、これ以上ない好条件の日となりました。
それで、ВДНХへ出かけましたが、入り口が近づくにつれ、「あれ?まさか、閉まっている?」と嫌な予感がしてきました。
入口につくと、閉まっていました。
90本のヨールカは、電気がついて輝いていて、そこには誰もいないのに、閉まっています。
雪かきをしていないから、閉まっているのかな?と思ったけれども、以前来た時は、月曜日は展覧会が閉まっているから、刺繍の映像は映し出されていなかったのに、今回は、開催中と同じように映っています。でも、敷地に入れません。
これは、「プーチンさんが来ているに違いない」と思いました。
ただ、警備がゆるゆるで、「なぜ閉まっているの?どこからも入れないの?」と質問する人が多く、「南門から入れるよ」と案内しているので、私も質問した人のあとをついて行ってみることにしました。
しかし、大雪が降ったばかりで、手すりのない階段を上れず、たまたま通りかかった女性が手を持ってくれて助けてくれました。その後、まさかの坂道。これは、無理だと思ったら、先ほどの女性が、また手を持ってくれました。
南門の場所は分かっているけれども、雪かきが追い付いていない歩道があり、スキー場のように下り坂になっているところも雪が積もっていて、これは、無理と立ち止まっていると、後ろから来た人が、やはり手を持ってくれました。
こんな風に立ち往生するたびにいろんな人に助けてもらいました。本当にロシア人は親切です。
やっと南門についたけれども、柵があり、警備員の数がたくさん。もう、これは、「プーチンさんがいる」と確信しました。
誰もいないのに、光り輝くヨールカたち。
ただ、こうやって入れる部分があるので、ゆるゆるだし、深夜にでも来るのかなと思って、帰ることにしました。
地下鉄に乗って、ニュースを見たら、プーチンさんが来ていたようです。
なんと私がうろうろ歩いていた時間帯に中にいたようです。
日本のニュースでもこの展覧会のことが流れ、母が見ました。その時に、「あんたが行っている展覧会にプーチンさんが行くって言っていたよ」と母が言いました。
私は、「プーチンさんが行く日なんて、警備がひどくて、見られたもんじゃないから、行かないよ。」と言ったのに、まさかの、プーチンさん来場日に行ってしまいました。
左から2列目
そして、翌日の5日。天気予報は雪でした。しかし、朝は短い時間でしたが、青空も広がり、曇りの時間が長くなりました。
気温は、-9度。寒くなく、ちょうどいい気温です。
出かけることにしましたが、ВДНХについたら、雪が舞っていました。
ところが、夕方に会場に着いたからか、地下鉄駅も11月のときほど混雑していなくて、ヨールカの周りも11月の準備中の方が写真を撮っている人がたくさんいたなあという印象で、今までで一番スムーズに撮ることができました。
一番左の列
右から2列目
一番右の列
日本でも『展覧会 日本』というのをやって、各都道府県の門松を飾ったら、それはそれで魅力的だと思います。