【展覧会】ゴーリキー公園前
今日は、2023年1月に私が見たものを記録として残すために書く。
12月だった。
ロシアのネットニュースを見ているときに、新年のイルミネーションの記事があった。
今年は、特別に、ZのイルミネーションをВДНХとゴーリキー公園に飾るというものだった。
昨年のイルミネーションは、モスクワ市内のあちこちへ出かけて、かなり見たため、同じ場所はわざわざ今年も見に行かなくていいと思っていた。しかも、昨年はイルミネーションを見るのに適した気温というか、出かけやすい天気と気温だったが、今年は、天気が悪かったり、気温が高くなり過ぎて道路が歩きにくかったり、雪がたくさん降ったり、気温が低すぎたりなどとイルミネーション散歩をしにくい日が多く、出不精になっていた。
それでも、Zのイルミネーションを見たいと思った。友達もВДНХにZのイルミネーションを見に行き、写真を見せてくれた。
幸い、ゴーリキー公園のZのイルミネーションは、日本のニュースでも取り上げられ、映像が流れたため、どこに設置されたのかが分かった。ただ、私がイメージしていたZのイルミネーションと違って、質素だったため、あまり用事がない地域だし、なかなか出かけなかった。
新年休暇も終わった後に、たまたま中心部へ出かける用事があり、そこから、行くのはそんなに遠くないと思って、出かけることにした。
しかし、その時の気温は、-20度。風もあり、寒かった。コートは、去年買った新しいものを着ているからいいのだが、カメラがだめだった。
寒すぎて、電池が残っているはずなのに、動かなくなってしまったのだ。まあ、ゴーリキー公園のZを撮ったあとに動かなくなったため、不幸中の幸いだが、やはり、-20度の時は、電池のなくなりが半端なく早い。
もし旅行中にこういう気温に遭遇してしまったら、スマホの充電池を持ち歩くか、USBケーブルを持ち歩くかした方がいい。USBケーブルさえあれば、最悪、地下鉄の車内で無料で充電できる。あとは、こまめに暖かい建物に入って、体もだけれども、電子機器も冷やさないようにした方がいい。
電池がなくなるかもと思いながら撮ってきた写真を載せる。
道路の反対側から撮ったゴーリキー公園の入り口。左側にZ、右側にV。
これを見た時、池袋の西武と東武だと思った。
地下道を渡って、ゴーリキー公園の入り口前にきた。
さっきのZとVは、写真の端っこに小さくあっただけだから分かりにくかったと思うが、これなら、ZとVが見えると思う。ここも池袋の西武と東武だと思った。
Z запад(西)のZ。 Z(西)が、東よりにあるから、東口にある西武の池袋駅と同じと思った。もし日本語なら、「西(にし)」から「に」になったようなイメージ。
バッジみたいになっているZが中央にありました。
V восток(東)のV。V(東)が、西よりにあるから、西口にある東武で池袋を思い出した。もし日本語なら、「東(ひがし)」から「ひ」になったようなイメージ。
そもそもZとVは、西と東という意味で、軍隊が演習するときに、西軍と東軍に分かれて演習をするので、それで戦車に書いてあっただけ。たぶん。
もし日本語なら、「に」と「ひ」と書いてあるような感じ。
その後、そのZを使って、キリル文字だとЗなので、「за победу 勝利のために」と書いてある。日本語で「に」だとすると、「にんじょう(人情)」みたいな感じかな。
Vを使って、キリル文字だとВなので、「сила в правде 正義こそ強さだ」と書いてある。日本語で「ひ」だとすると、「ひっしょう(必勝)」みたいな感じかな。
そして、「O」というのもあるようだ。(知らなかった)
「отважные 勇敢」。
日本語だと「勇敢」から「ゆ」といった感じかな。日本語で「ゆ」と言うと、温泉が思い浮かぶけど。
ロシア国旗カラーでハッシュタグがついていて、#МЫВМЕСТЕと書いてある。直訳すると、「私たちは一緒に」で、意味としては「私たちは、仲間である」ということ。
今回、初めてゴーリキー公園の入り口前のイルミネーションとヨールカを見たけれども、毎年こうなのかな?
この飾りは、パンデミックになる前に、モスクワ市庁舎前の広場で見たことがあったけど。
その時と同じものを今回は、ゴーリキー公園にもってきたのか、同じ飾りが複数あるのかは知らないが、鳥や動物たちがかわいいから特に印象に残った飾りだった。
全部の飾りを撮りたかったのだが、何しろ、電池の残量が心配で、全部は撮れなかった。
少なくとも14日までは、飾っているだろうから、それまでにもう一度行けたら、全部の写真を撮ってきたい。
もしかしたら、2月20日から2月26日までのマースレニッツァまで、飾ってあるかもしれない。
全部の写真を撮るためには、もう少し気温が上がってほしい。
QRコードもあって、説明も分かると思う。
私は、QRコードをスキャンできないから、説明は見ていない。
アクチャブリスカヤ駅を出て歩いていたら、変な男性に声をかけられ、道を訊かれたのではないと分かったから、「ロシア語を話せません」と言って、話を遮ろうとしたけれども、そう言っても、話を辞めない男性だった。
これは、初めて体験するやばい気~が~す~ると、ものすごくのんびり危機を感じ、-20度だと頭が働くなるのか、本当に脳が動かなかった。
でも、このままこの人と関わっているとやばいと脳が指令を送り続け、やっと無視をするという方法を思い出した私。それで、歩き始めたのだが、まだなにやら叫んでいる。私がロシア語が分からないと言ったから、途中で英語っぽい音も聞こえたが、最後はロシア語で長いこと叫んでいた。
追いかけられたらやばいと思い、反対から男女のカップルが歩いているし、あの男性に「助けてください」と言えばいいと思いつつ、速足で歩いた。しかし、追いかけてこなかったから、大丈夫だった。
物乞いなのか、酔っ払いなのか、謎だが、一人で歩いていて、初めての怖い体験だった。
アクチャブリスカヤ駅に向かって、またその男性に会うと怖いので、隣のパールク・クリトゥーリ駅に向かって歩くことにした。
ゴーリキー公園は、アクチャブリスカヤ駅とパールク・クリトゥーリ駅のちょうど真ん中にあるため、どちらの駅を利用してもいい。
パールク・クリトゥーリ駅に向かって歩きながら、最後の1枚を撮った。白いZとVが見えると思う。
モスクワっ子が一番好きな橋のクリミア橋を渡る。
モスクワ川は凍っているし、夕日も見える。電池の残量が心配だが、写真を撮った。
橋の上から、もう1枚。カメラの電源を入れても、窓が途中までしか開かなくなってきた。これを全開にすると、その後、電源が落ちる。もうバッテリーの限界だ。だから、このまま1枚撮った。
そして、この後、電池が切れた。
コートは去年買った暖かいものだったから、2時間くらい外にいても大丈夫だったが、カメラの電池は、すぐになくなった。
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