【ケアンズ🇦🇺旅行記】旅先で知り合った日本人大学生にラーメンを奢った話
2024年ゴールデンウィーク、わたしは社会人になってからの貯金をはたいてオーストラリアへ行きました。
何年か前にしてもらった手相占いで「海外線がある」と言われ、その気になったわたしは、コロナが落ち着いたら海外旅行へ行こうと決めていたのです。
久しぶりの海外ひとり旅。
行き先は迷いましたが、もうすぐ禁止になるというコアラの抱っこがしたい!ということで、日本から1番近いオーストラリアと言われているケアンズに決めました。
3泊5日の旅で、コアラの抱っこはもちろん、世界遺産に登録されている世界最古の熱帯雨林の中にある村キュランダ散策や、同じく世界遺産の珊瑚の島でスキューバダイビングなど、とても充実した旅でした(またいつか書かせてくださいね)。
ケアンズは海辺の小さな街で、キュランダ散策から帰ってきたその日も、海岸で海を眺めていました。
すると、隣から「すみません…日本人ですか?」と声をかけられました。
久しぶりの日本語に思わず反応してしまい、話を聞くと、アメリカの大学に通っている日本人で、友人に会いにケアンズに遊びにきたのだとか。
しかし、アメリカから到着したばかりの彼には、オーストラリアドルがなく、事情があってカードも使えない状況なんだそう。
そして、スマートフォンのSIMを入れ替えるため、先の尖った物を持っている人を探しているのでした。
旅先特有の仲間意識が働き、たまたま持っていたキーホルダーの尖った部分を貸してあげて、開いている両替所がないか調べてあげました。
しかし残念ながらその日は土曜日。両替所はどこも閉まっていましたし、SIMもなぜか上手く機能しませんでした。
お金を持たず、スマホも使えない彼は、21時ごろに友人の仕事が終わるまで待っていると言います。わたしは、それまで彼と一緒にお話することにしました。
時間も時間だったので、一緒に夜ご飯を食べようという話になったのですが、そこはオーストラリア。円安により、お魚もお肉も少しお高い…。
ぶらぶら歩いていたら、お手頃なラーメン屋さんを見つけたので、20分ほど並んでラーメンを食べました。
彼はお金を持っていなかったのと、わたしも旅先で気持ちが大きくなっているのとで、ラーメンをご馳走してあげました。
見知らぬ土地で、初めて会った人と、一杯17ドル、約2500円のラーメンを一緒に食べた夜。
忘れられません。
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