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映画鑑賞『アパートの鍵貸します』

こんにちは。クリスマス映画というと、『ホーム・アローン』、『ダイハード』など結構ありますが、色々探していて、辿り着いたのが、このラブコメディ映画。

アパートの鍵貸します   1960 監督ビリー・ワイルダー

保険会社に勤める主人公は、管理職が不倫するための場所として、自身のアパートを提供していきます。
彼はそのように社内での評価を上げていきますが、思いを寄せるエレベーターガールが部長と不倫していることを知り、自らの社会的な地位か愛を選ぶかで葛藤する物語です。

この主人公がとっても優しく良い人なのですが、少し不器用なところがあります。
例えば、エレベーターガールの女性とデートの約束を取り付けるとき、「君の住所も家族構成も知っているよ」と恐怖でしかない発言をしています。
社内の履歴書を見たそうですが、ここからも彼が全くモテない理由が分かりますね(笑)
この主人公の行動がユーモラスで笑えるシーンが多く愛おしく感じました。個人的にはパスタをテニスラケットで水切りするところとか真似してみたいです(笑)


この映画は小道具の使い方が秀逸で、アパートの忘れ物を返すのですが、その持ち主が思いを寄せる女性のものだと気づく伏線などもよくできていました。
そして、トランプを使ったラストシーンは余韻が残り、おしゃれな名場面です。

全体的な雰囲気としては、エレベータガールや電話交換手がいたり、時代を感じるものでした。古きアメリカって感じで僕は好きでした。

おまけ
ラストシーンでも行っていたカードゲームの名前は何だろうと調べてみると、「ジンラミー」というゲーム名らしいですね。
ルールは、手札の中に役を作っていき、役以外のカードを少なくしていく2人プレイ専用のゲームです。
役以外のカードの合計点数を少なくした方が勝ちとなります。
トランプを使った麻雀みたいな感じらしいです。すこし難しそうですが、やってみたいなと思いました。

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