今年も「お鍬さま」が執り行われました。
「お鍬さま」とは富山県富山市の細入地区に江戸時代から伝わる伝統行事で、田んぼの神様の三つ鍬と畑の神様の平鍬を招き入れ、鯛や海老などのごちそうとお酒でおもてなしをするものです。
お酒を酌み交わしながら近況などを語らい、1年の豊作と無病息災を願う行事で「とやまの年中行事百選」にもなっています。
チューリップテレビさんが公開されている映像がありますのでご紹介します。本当に心温まる映像なんですが、式を執り行う本芳彦弘さんが「旨いですね。正月早々、お鍬さまから頂いたお酒、本当に旨いですわ。」と朗らかな表情でお酒を飲まれるシーンは絶対に観ていただきたいです。(ちなみに1:40ほどからです。でも最初から全部観ていただけると、きっと何かが胸に込み上げてくるはずです。)
代替わりの年の映像を観ていただきました。※今年の映像は残念ながら観られなくなってしまってます。リンクしてもよさそうなのがあれば、また更新します。悪しからず。
毎年この時期に「お鍬さま」のニュースを見るたび、野良仕事を支えてくれることを農機具に感謝しながら今年も頑張ろうと気持ちを新たにしています。
僕が住んでいる利賀村とは少し離れているのですが、同じ富山県の同じく山間地で最後の1軒となっても、こうした行事を引き継がれていることに勇気づけられます。新しい1年が始まったんだなと改めて実感しました。春が待ち遠しいですね。早く土をいじりたい。
私ども茶屋ファームは富山県南砺市利賀村で主にソバの栽培をしている農業法人です。日頃の農作業や六次産業化の過程、そばを使った料理、蕎麦についての豆知識など色々と発信していこうと思っています。
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