10円玉のとこ。平等院鳳凰堂
10円玉の絵柄になってるのはどこ?
答えは平等院鳳凰堂。
平等院鳳凰堂は、京都の宇治にある。
10円玉を手に、私たちは向かう。
ちゃんと一緒の姿だった
入口から歩いてすぐに、10円玉と同じ建物が現れた。
ーーーーーーーーーーーー
📍平等院鳳凰堂
🗺 〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華116
🕰8:30-17:30(受付終了 17:15)
💰大人600円/中学生400円/小学生300円
※内部拝観がしたい人は別途300円
ーーーーーーーーーー
平等院鳳凰堂は藤原頼通っていう人が建立した建物。阿弥陀堂(あみだどう)っていうんだって。
藤原頼通っていうと、藤原道長の息子で
平安時代の関白、摂政を務めた人。
天皇の代わりに政治をする人だったから
影響力がかなりある。
その時代の藤原家の華やかさが存分に現れているのがこの平等院鳳凰堂なのだそう。
歴史の勉強をちょっとだけ思い出した。
この建物が珍しいのは、建物自体が池の真ん中にあるってこと。
池に浮かぶ宮殿のように、美しさをしっかりと表現して立てられてる。
正面から見た姿が、翼を広げた鳳凰に見えるっていうのと
真ん中の建物の屋根の上に、金色の鳳凰があるのが理由で、江戸時代ごろから「鳳凰堂」って言われるようになったんだって。
確かに。
Googleマップって調べた時、
「平等院鳳凰堂」って出るんじゃなくて
「平等院」としか出なかった。
平等院鳳凰堂って正式名称ではないのか!
というのが26年生きてて初めて知ったこと。
ちょっとした豆知識かもしれない。
拝観料の600円だけで入れる場所は
平等院の外観と、平等院ミュージアム鳳翔館という場所。
順路通りに歩いていくと、建物の中に入れるようになっている。
なかは写真撮影がダメだったんだけど
見どころ満載だった。
10円玉だけじゃない。あのお札も
平等院鳳凰堂って10円玉のモデルだけじゃないって知ってた?
ちなみに私は知らなかった。
他に何があるって?
答えは【一万円札。】
福沢諭吉さんの裏側を見てみて。
この子、どこかで見覚えない?
さっき「鳳凰堂」って呼ばれるようになった由来の一つで話したけど
真ん中の建物の上に対になって立ってるこの鳳凰
実は一万円札の後ろの絵だった。
ミュージアムの中で説明があってびっくりした。
平等院鳳凰堂=10円玉
だと思ってたけど
平等院鳳凰堂 = 10円玉 + 一万円札
だった。
豆知識がどんどん貯まる。
何回か来たことあったのに、ちゃんと見れてなかったのかとやや悔しい。
2人であーだこーだ話しながら歩くと
いろんな発見があって楽しい。
2人の知識を総動員させてお互いに説明したり
じゃあなんでこんな作りなんだろうね、みたいな話をしたりするから
昔来た時よりも
大人になった分感じ方が変わって
知識の受け取り方も変わってた。
旅したことある場所に
何年かしてもう一度訪れるのはすごくいいことだと思う。
自分がその間に何をみてどう成長してきたかが
客観的に見えてくるんだなぁ。
大人になったなぁとしみじみ。
ミュージアムも楽しめてお庭をもう少し歩く。
タイトル: 前みて!
ミュージアム出てすぐの場所に
お庭が見渡せる座れるスペースがあった。
手前側は結構人がいたんだけど、奥の方はほとんど人がいなかった。
ふと目に入って写真を撮ってしまった4人組。
ミュージアムとかみて疲れたのかな。
みんなおんなじ姿勢でスマホ触ってた。
目の前にすごい綺麗なお庭の風景があるっていうのに。
思わず「前みて!」って言いたくなっちゃった、
写真をパシャリと撮った後に
この写真にタイトルつけるとしたらこれだね、
と2人で笑いながら話してた。
子供の時と今の楽しみ方は違う
平等院鳳凰堂の本名が「平等院」だったってことや
平等院鳳凰堂がモデルになってるのって10円玉だけじゃなくて一万円札だったってことや
藤花っていう平等院鳳凰堂内のお茶屋さんの名前が「藤原氏」のことを表す「藤の花」って意味のお茶屋さんですごくコンセプトにあってるなぁと感じたこととか
全部新しい発見だった。
小さい時は「10円玉のとこだー!」って楽しめてたのが
いまはいろんな知識がついたんだなぁと。
京都の楽しみ方は
年代を超えて、その時期その時期で違った感性を磨けることなのかもしれない。
平等院鳳凰堂で歴史を感じた後は
宇治のまちの「定番」と「私たちだけの宇治」を楽しんで行く予定だ。
まだまだ続く京都旅。
京都を旅する時の道しるべとして楽しんでもらえてたら嬉しいな。
今日はここまで。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?