カンファレンスの世界観をデザインする方法
こんにちは。Chatwork BX部の小野寺です。Chatworkは現在進行中の10周年記念プロジェクトの一環として、今年初めてテックカンファレンスを開催しました!今回は2021年5月26日に開催したテックカンファレンス「Chatwork Dev Day」を一例として、カンファレンスのデザイン制作のポイントをご紹介します。
10周年記念プロジェクトについてはこちらの記事をご覧ください。
はじめに
今までChatworkでは勉強会など小規模なイベントは開催したことがあれど、テックカンファレンスを主催したことはなく、技術系のカンファレンスといえば外部イベントの登壇がメインでした。
そこで、Chatwork10周年を機に、社内で使っている技術についての情報発信を増やし、社外のエンジニアやデザイナー、PMの方に興味を持ってもらうと共に、技術的視点からプロダクトの理解を深めてもらうため、オンラインで「Chatwork Dev Day」を開催しました。
企画やコンテンツ決めなど様々なプロセスの中で、デザイン制作で大事にしたポイントについてご紹介します。
「Chatwork Dev Day」のデザイン
初めてテックカンファレンスを主催する上で大事にしたデザインのポイントは以下の3点です。
1.開催目的を反映した世界観をデザインで表現する
2.ターゲットに伝わるデザインか
3.展開しやすいデザインか
1.開催目的を反映した世界観をデザインで表現する
今回のカンファレンスは開催する目的やターゲットが明確だったため、世界観を作る上で、本カンファレンスの目的をデザインに反映させることは重要でした。
見栄えが良いだけのデザインになっていないかをしっかり見極め、このカンファレンスで伝えたいことをデザインに反映させ、プロジェクト全体をつかさどるイメージを構築しました。
「Chatwork Dev Day」のデザインはグラデーションを使用しテクノロジーらしさを、またグラデーションにChatworkロゴと同じ赤色を使用することでChatworkらしい世界観にしています。
2.ターゲットに伝わるデザインか
今回のターゲットはエンジニア、デザイナー、PMです。これらのターゲットが愛着を持ちやすく、技術についての情報発信の意図が伝わるモチーフを使用することをデザインの柱として取り組みました。
デザインは情報が整理されて見えるよう図形を使用し、機械的に見えるようにしています。また斜線を用いて情報を伝達するイメージを想起させるなど、それぞれの図形のモチーフに意味を持たせて使用しています。
3.展開しやすいデザインか
本カンファレンスのクリエイティブは他社に委託せず、全て内製しています。ただクリエイティブの制作は1人が全て担当するわけではなく、チームメンバーで分担して制作するので、展開しやすいデザインになっているかは重要なポイントでした。「Chatwork Dev Day」では、背景色や使用色を設定し、複雑すぎない要素でデザインを構成をするなど、展開しやすいビジュアルにしています。
効果・反応
デザインの力だけではありませんが、カンファレンスは結果的に目標としていた集客数の+150%を達成できた上、エンジニアからは「登壇者が着ていたChatwork Dev DayのTシャツが欲しい」など嬉しい声を聞くことができました。今回ターゲットとしていた視聴者層に受け入れられるデザインでコミュニケーションができたのかなと、ひとまずほっとしています。
お知らせ
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