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「働きがい」を自分でつくる「ジョブ・クラフティング」

こんにちは、BX部のハヤマです。

私は今年でChatworkに入社してから14年目になります。入社したころは社員数25人にも満たないベンチャー起業でしたが、2019年に上場して組織が大きくなり、2021年10月末時点では247人になりました。同じ会社でありながら、入社したころとは環境が大きく変わりました。

そして、社歴14年ではありますが、ずっと働き続けていたというわけではなく2019年から2020年の間は育休をとっており、ちょうど今月で復帰して1年が経ちました。

復帰して最初の数ヶ月は新しい働き方に慣れることに必死でしたが、それになれてくると会社と自分の変化に対して「今の働き方はあっているのか?」「働きがいは何か?」を考えるようになりました。

そのときにアドバイスをもらったのが「ジョブ・クラフティング」です。


会社と自分の変化

育休中は、会社の上場、社員数の急増、制度や組織の変更…会社が大きく変わるタイミングでもありました。また、2020年はコロナ流行により勤務形態も基本的に全員リモートワークになりました。

復帰直後はリモートだけのコミュニケーションに戸惑うこともありました。
初めて一緒に働くメンバーも多く、新しくなった制度やワークフローなどの教えてもらったり…14年目でありながら中途入社1年目のような気持ちでした。

自分自身も初めて育児をしながら働く「新しい生活スタイル」に変化し、そしてBX部という新しい部署の配属になり業務自体も変わりました。

BX部は今年1月に新たに作られ、自分のやりたいことができそうだったため配属を受けましたが、正直なところ「元々いた部署の変化に身を任せていたらBX部にたどり着いた」という面もありました。

そんな経緯だったからか、BX部に配属されて数ヶ月経った頃…「自分はこの部署にいていいのかな?」「自分のやりたいことってなんだったかな?」と悩むようになりました。
BX部は簡単にいうと「Chatworkブランドを作る(ブランディング)」部署ですが、「ブランディング」が私には抽象的で広く果てしないものに感じられ、自分のスキルや経験できるのだろうか…と期待よりも不安のほうが勝っていました。

自分はこの会社でなにがしたいか、またなにができるか…そして今後どんなキャリアを形成していきたいのか…
そんな時に教えてもらったのが「ジョブ・クラフティング」です。

(BX部についての詳細は『新設「BX部(ブランドエクスペリエンス部)」始動してました』をご覧ください。)


ジョブ・クラフティングとは?

ジョブ・クラフティングについて検索すると様々な情報がでてきますが、高尾義明氏の解釈を参考しました。

ジョブ・クラフティングとは、 働く個人が主観的・主体的に、仕事に新たな意味を見出したり、仕事内容の範囲を変えたりすることです。よりシンプルに表現するならば、「自分で自分の仕事を意義深いものに変えていくこと」です。

実際のジョブ・クラフティングでは、3つの次元で変化を起こしていきます。「仕事の内容や方法」「人間関係」「仕事の捉え方」です。

引用元:https://corp.en-japan.com/success/12055.html

会社や上司からトップダウンで与えられた仕事をする「ジョブ・デザイン」とは対象的に、「ジョブ・クラフティング」は自分が主体となって仕事や人間関係を変え、自分にとってより良い仕事経験になるよう仕事の捉え方を変えます。

ジョブ・クラフティングについての詳しい説明はここでは割愛しますが、ジョブ・クラフティングを実践するための具体的な方法は上記、引用元の後半に紹介されています。

また、先日同じ著者から『「ジョブ・クラフティング」で始めよう 働きがい改革・自分発! 』が出版されました。このnote記事を書くにあたり本も読みましたが、事例や実践する方法・計画などが学術的に説明されているので、興味がある方はぜひ読んでみてください。


「仕事」を変える

自分にとって「ブランディング」は漠然としていたため、「ブランディング」の中でも採用にフォーカスした「採用ブランディング」に絞ることを考えました。

「採用ブランディング」は、ちょうどコンセプトが決まり、オウンドメディアを使って広げていくタイミングでした。そのため、自分のWeb運用経験を活かせること、そしてスキルアップしたいと思っていた分析・マーケティングの経験が得られることから、自分がやりたいのは「ここだ!」とはっきり感じられました。


「人間関係」を変える

BX部も「採用ブランディング」に関わることはありますが、管掌部署はBX部ではなく人事部でした。そのため、会社に自分のやりたいこととどうしていきたいかを相談し、「採用ブランディング」をやれるようにBX部と人事部の両方に籍を置いて働けるようになりました。
これにより、いままで関わりが薄かった人事部との交流が増えました。また、対象ユーザーが「転職者」「採用候補者」になり、人間関係も変化しました。

「採用ブランディング」は未経験ですが、不安よりも新しいことが学べる楽しさのほうが強く、自分にとって良い経験・キャリアになるように思います。
そして、自分がやりたいことを受け入れてくれる環境があることがChatworkで長く働いている理由の一つだと改めて感じました。


まとめ

今回は、メイン業務を変える変化でしたが「ジョブ・クラフティング」は小さな仕事からも始められます。皆さまの参考になれば幸いです。

この1年間は自分のやりたいことを見つけて、やれる環境を作りました。来年は忙しい一年になりそうですが、自分にとっても会社にとってもこの変化が良いものだったと言えるように頑張りたいと思います。


最後に、BX部・人事部では一緒に働く仲間を募集中です!
ぜひ一緒に「採用ブランディング」やりましょう!



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