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わたしの職歴 ( バイト編 )

初めてのバイトは、中学の時に父が勤めていた会社の棚卸しの手伝いだった。
年に1~2回、在庫の数を確認するだけの簡単なお仕事。

その後、
高専がバイトに対してゆるい所だった為、進学と同時に両親から

「欲しい物があれば自分で働いて買いなさい」

と、お年玉以外のお小遣いがゼロになってしまったのがバイトをアレコレやるきっかけとなった。

【パン屋 兼 ケーキ屋 兼 喫茶店】
自宅からは自転車で30分のちょっと離れた店。
土日祝と学校の長期休暇中のバイト。
パンとケーキの種類と値段を覚えるのが大変だった。
喫茶店が併設されていたので、珈琲を入れるのは少し上手くなった気がする。
1人で店番をしていた時、お客さんにお釣りを渡す際に手を捕まれて、手の甲を何度も舐められた事があったのだが、
(お客さんを殴ったらまずいだろうか?)
(じーさんだから、殴ると死ぬか?)
とか思いつつ、思いっきり手を引っこ抜いてニッコリ笑って
「ありがとうございました」
とお帰りいただいた。
直後、異常なまでに手を洗い、戻ってきた店長に事情を話して早退した。
その数日後、バイトを辞めた。

【閉店後のスーパーの掃除】
大型店舗のスーパーの清掃業務のバイト。
掃除中にお客さんが落としたであろう小銭を拾う事もあったのだが、持って帰っていいよ?と言う
一緒に働いてたおじさんが気持ち悪くて
バイトを辞めた。

【テレクラのさくら】
知らない人とおしゃべりするだけで、お金を貰える楽なバイト。
自宅の固定電話を使っていた為、同居していた祖母に怒られて
バイトを辞めた。

【ガソリンスタンド】
学生時代で1番長く働いていた気がする。
バイト中、通りがかった教授に発見されてて
翌日、授業中に
「あんな所で油売ってちゃダメですよ」
とからかわれる。
所長が事務仕事出来なさすぎて、代わりにやってたが
「この書類はバイトのハンコじゃダメですよ」
と本社に言われ、所長のハンコを勝手に使っていい唯一のバイトになる。
使えない社員が他の支店から移動してきたが、時々視察に来るお偉いさんに
「あいつがここにいるなら、あたし辞める」
と言ったら、翌月に社員が他の支店へ飛ばされて、あたしの時給が50円上がった。
ガソリンスタンドには道を尋ねるお客さんも時折いるのだが、1度道を聞かれて応えたのにお客さんが再び呼ぶので車に近づくと…下半身丸出しだった。腕を掴まれそうになったが、そっと離れてこの場合はどうするべきか?と悩んでる間に、車は走り去って行った。あとで、社員のメンズ達にそんな時はすぐ呼べ!と怒られた。
3つくらい年下のバイト君にタメ口で色々言われたので
「お前、誰に向かってそんな口きいてんの?」
て色々とお説教してみたら、何故か
「姐さん!!」
と呼ばれるようになってしまった。
お客さんでいつもボロっちい軽四で来る人が、実は反社の幹部の人だったらしいが、何故か気に入られてバイト中にあたしだけいちごショートケーキを一緒に食べた思い出。
バイト中、社員さんと他のバイト君たちと一緒にあちこちから集めた部品でモンキー(ちっちゃいバイク)1台を組み立てたのは楽しかった。
バイト中、めっちゃ暇な時にバイト全員でかくれんぼ。1番年下のバイト君が鬼の時にお客さん来たけど、全員隠れたままであたふたしてるのをこっそり見学する。
お客さんにうっかりベンツを売られそうになるが、ちびっ子な為足が届かず回避。
ガソリンスタンドの向かいの会社の新しいトラックのナンバーが666で、その内何かあるんじゃない?って言ってたら、本当に事故って廃車になってビビった。
水不足で取水制限とか断水になって大変な頃、バイトしてたスタンドは井戸水だった為、お構い無しに水を使ってたら死ぬほど忙しくなったのが懐かしい。
他にも色々あったが、卒業と同時に
バイトを辞めた。

【出会い系のさくら】
社会人になってこっそりやってたバイト。
思ってたより金にならないし、めんどくさくなって辞めた。

【風俗系】
事務所のあるマンションが心霊スポットだったので辞めた。

【アパレル系】
バイトしてた訳では無いのだが、店員によく間違われる。
店員さんと話してる時に、別のお客さんがあたしの方に
「これに合わせるならどんなのがいいですか?」
と聞いてきたので、とりあえず何点か組合せを提案した後に
「で、店員はこっちやけどな」
と指さすと、店員さんは爆笑で、お客さんは真っ赤になってた。

【本屋さん】
本好きなのでバイトしたかったが、どこも時給が安すぎて辞めた。

最後の2つは働いてないのだけれども、
世の中には色んな人がいる事と色んな仕事があるのだなと勉強になった。そんなお話。

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