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エイプリルフールに(雑感)

小説に書いてある事は、「ホントのようなウソ」である事が多い。
私が連載している小説も、元ネタはありつつも「ウソ」を所々交えている。記憶違いでそうなってしまった部分も、意図的に話を変えた部分もある。
「ウソ」という言い方が不味ければ、「虚構」と言い換えることも出来る。

なぜ私は「虚構」の世界をこんなにも愛しているのか。それは、「虚構」という世界に織り込まれた「作者の価値観」と向き合えるような気がするからだ。
「この人は、こんな例え話を使って、私たちに何を語りかけようとしたのだろう。」と思いながら、小説を読む。そこに思わぬ哲学を発見する事もあるし、作者を苦手に感じる事もたまにはあったりする。それでも、作品を読む事をやめないのは、「人はそれぞれに違う価値観を持ち、それぞれに美しい」と思うからだ。

noteという媒体を知って、私は「虚構」の読み手であると同時に作り手になる事ができた。
さて、私は物語を通して何を語りかけようか…。

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