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【西新宿プチ散歩】つかの間の不思議な旅へ

新宿西口の職場で働いている時の、つかの間の楽しみは、お昼の散歩です。昼食を食べてからの30分くらいの間で、どんな面白い発見ができるかを楽しんでいます(笑)。そんな中で、職場から近いビルで、面白い発見をして、旅した気分になれる素敵な場所を見つけたので、紹介したいと思います。

その場所は・・・、
KDDIビルです。

築40年くらいが経過した老舗の高層ビル。

西新宿と言えば、高層ビル群が思い浮かびます。有名なビルと言えば、東京都庁をはじめとして、新宿住友ビル、三井ビル、野村ビル、センタービルのような、各々の不動産会社が作ったオフィスが多く入るビルや、京王プラザ、ヒルトン、ハイアットのような、有名どころのホテルが入るビルなどがありますが、一つのビルが丸々一棟自社ビル、というビルは、おそらくこのKDDIのビルと、損保ジャパンの本社ビルくらいなのかもしれません。

その、KDDIビルの入口に、ちょっとエスニックなモニュメントがあるのを、前から気になっていました。

KDDIビルにある、エスニックなモニュメント

このビル、全棟自社ビルなので、あまり一般の人たちが歩いていないのも特徴かもしれません。そのエントランス前の広場にある、不思議なモニュメント、それを追いかけてみたいと思います。

裏側にも、また別なエスニックな絵柄が。
側部に何やら刻印されている文字が。これは読まなければ。。

この壁画の側部に、英文の刻印がされています。このエスニックなモニュメントと関係あるのでしょうか。引用してみました。

Danish poet Hans Cristian Andersen 1805-75 is loved by children throughout the world. For this fairy tales full of humor and imagination but it is little known that he was also blessed with talent in paper cutting the present motifs the most personal visualization of his poetical and humorous visions.This monument commemorates the completion of the international communication center building. The artists work was donated through the courtesy of the Grate Northern Telegraph Co. Ltd. of Denmark in 1871 linked this country with the outside world by submarine telegraph cables. The support and suggestion of the Japan-Denmark society has been great inspiration.                                Kokusai Denshin Denwa Co. Ltd. July, 1974.

若干読み取りにくいところがありますが、こんな感じでしょうか。英語ではわかりにくいですが、ここは最近の翻訳ツールの力を借りてみましょう。Google翻訳さん、お願いします。

デンマークの詩人ハンスクリスチャンアンデルセン1805-75は、世界中の子供たちに愛されています。ユーモアと想像力に満ちたこのおとぎ話のために、彼が現在のモチーフをカットする紙の才能に恵まれたことはほとんど知られていません。彼の詩的でユーモラスなビジョンの最も個人的な視覚化。この記念碑は、国際コミュニケーションセンターの建物の完成を記念しています。アーティストの作品は、1871年にデンマークのGrate Northern Telegraph Co. Ltd.の厚意により寄贈され、海底電信ケーブルによってこの国と外界を結びました。日デンマーク社会の支援と提案は大きなインスピレーションを与えてくれました。国際電信電話株式会社1974年7月。

ちょっと不自然ですが、何となく意味は通じる翻訳ですね。
もう1つ翻訳ソフトを使ってみます。先日「がっちりマンデー」で紹介されていた、「DeepL」というソフトで翻訳した結果は、こちらです。

デンマークの詩人ハンス・クリスチャン・アンデルセン 1805-75は、世界中の子どもたちから愛されている。このユーモアと想像力にあふれた童話は、アンデルセンが切り絵の才能にも恵まれていたことはあまり知られていないが、今回のモチーフは、彼の詩的でユーモラスなヴィジョンを最も個人的に視覚化したものだ。このモニュメントは、国際通信センタービルの完成を記念して、グレート・ノーザン・テレグラフ社の好意により寄贈されたものである。この作品は、1871年にデンマークのグレート・ノーザン・テレグラフ社の好意により寄贈されたもので、日本と海外を海底電信ケーブルで結びました。日本デンマーク協会の支援と提言は、大きな刺激となっています。                                国際電信電話株式会社 国際電気通信基礎技術研究所 1974年7月

ということで、2つの翻訳ソフトの翻訳力の違いを確かめてみました(笑)。DeepLのほうがわかりやすい訳のような気もしますが、Googleもまずまずという印象でしょうか。
石碑に書かれた意味としては、アンデルセンは切り絵が得意で、ビルの完成を記念して、デンマークの会社から昔の切り絵アート作品を寄贈された記念、ということのようです。

裏側に日本語の石碑が。但し、かなり読みづらくなっています。
独特の雰囲気を持ったエントランス

入口前は、独特な形状をしたエントランスです。

国際電話会社の本社らしい、世界各都市の方角が書かれたモニュメントがあります。

エントランス端にある、世界の都市の方角を示すモニュメント。何となく世界を巡っている気にさせてくれます。

建物内に、ビルの模型が展示されているのが外庭から見えます。
建築業協会賞の受賞記念盾

【建築業協会賞 KDDビル
 設計 日本総合建築事務所、丸の内建築事務所、武藤構造設計事務所
 施工 鹿島建設、大林組、清水建設
 竣工 昭和49年6月】

今はKDDとDDIが合併して、KDDIになりました。
ビルにデータセンターがあったためか、今でもKDDのマークのマンホールが。

国際電信電話(KDD)の本社だったビルは、今は合併してKDDIとなりましたが、今も建物の周りにはKDDの昔のロゴのマンホールも見つけることができます。

【終わりに】

西新宿の高層ビル群の中にある、KDDIビル。昔のKDDの本社だったビルには、国際電話などを担う通信会社の本社にふさわしい、国際色豊かなモニュメントがあり、とても味わい深い場所です。アンデルセンが切り絵の名手であり、そのモニュメントがデンマークの会社から寄贈されたことなど、興味深い発見もありました。少し歩くだけで楽しめる場所だと思います。


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