新宿西口の職場で働いている時の、つかの間の楽しみは、お昼の散歩です。昼食を食べてからの30分くらいの間で、どんな面白い発見ができるかを楽しんでいます(笑)。そんな中で、職場から近いビルで、面白い発見をして、旅した気分になれる素敵な場所を見つけたので、紹介したいと思います。
その場所は・・・、
KDDIビルです。
西新宿と言えば、高層ビル群が思い浮かびます。有名なビルと言えば、東京都庁をはじめとして、新宿住友ビル、三井ビル、野村ビル、センタービルのような、各々の不動産会社が作ったオフィスが多く入るビルや、京王プラザ、ヒルトン、ハイアットのような、有名どころのホテルが入るビルなどがありますが、一つのビルが丸々一棟自社ビル、というビルは、おそらくこのKDDIのビルと、損保ジャパンの本社ビルくらいなのかもしれません。
その、KDDIビルの入口に、ちょっとエスニックなモニュメントがあるのを、前から気になっていました。
このビル、全棟自社ビルなので、あまり一般の人たちが歩いていないのも特徴かもしれません。そのエントランス前の広場にある、不思議なモニュメント、それを追いかけてみたいと思います。
この壁画の側部に、英文の刻印がされています。このエスニックなモニュメントと関係あるのでしょうか。引用してみました。
若干読み取りにくいところがありますが、こんな感じでしょうか。英語ではわかりにくいですが、ここは最近の翻訳ツールの力を借りてみましょう。Google翻訳さん、お願いします。
ちょっと不自然ですが、何となく意味は通じる翻訳ですね。
もう1つ翻訳ソフトを使ってみます。先日「がっちりマンデー」で紹介されていた、「DeepL」というソフトで翻訳した結果は、こちらです。
ということで、2つの翻訳ソフトの翻訳力の違いを確かめてみました(笑)。DeepLのほうがわかりやすい訳のような気もしますが、Googleもまずまずという印象でしょうか。
石碑に書かれた意味としては、アンデルセンは切り絵が得意で、ビルの完成を記念して、デンマークの会社から昔の切り絵アート作品を寄贈された記念、ということのようです。
入口前は、独特な形状をしたエントランスです。
エントランス端にある、世界の都市の方角を示すモニュメント。何となく世界を巡っている気にさせてくれます。
【建築業協会賞 KDDビル
設計 日本総合建築事務所、丸の内建築事務所、武藤構造設計事務所
施工 鹿島建設、大林組、清水建設
竣工 昭和49年6月】
国際電信電話(KDD)の本社だったビルは、今は合併してKDDIとなりましたが、今も建物の周りにはKDDの昔のロゴのマンホールも見つけることができます。
【終わりに】
西新宿の高層ビル群の中にある、KDDIビル。昔のKDDの本社だったビルには、国際電話などを担う通信会社の本社にふさわしい、国際色豊かなモニュメントがあり、とても味わい深い場所です。アンデルセンが切り絵の名手であり、そのモニュメントがデンマークの会社から寄贈されたことなど、興味深い発見もありました。少し歩くだけで楽しめる場所だと思います。