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【南大沢土木構造物めぐり】No.75 橋本駅周辺を歩く

橋本駅は、多摩ニュータウン・南大沢に住んでいる人にとって、2駅隣にある、京王相模原線の終点で、JR横浜線に乗り換える駅であり、毎日利用している人も少なくないのではないでしょうか。表紙の写真のように、京王線の電車が到着したら、京王線からJR線の改札までの少し長い通路にたくさんの人が慌ただしく行き交う光景は、いつもの風景である気がします。今回は、この橋本駅の周辺を少し歩いて見たいと思います。

■京王相模原線橋本駅のホーム上から眺めてみる

橋本駅のホームの一番新宿方に来てみました。1面2線しかホームが無いので、たくさんの電車が折り返していきます。

窓の外には、大きな工事現場が見えます。リニア中央新幹線の地下駅の工事が進んでいます。大規模な掘削工事が少しずつ進んでいくのを眺めるのは、京王線に乗っているときの楽しみの一つでもあります。

JR線側を見たところ。JRの駅ビルの裏側からたくさんの設備配管が伸びる姿が見られます。結構人目に付く場所のような気もするのですが、なぜかバックヤード感全開です(笑)。

ホームの真ん中付近には、転落防止柵が設置されました。ホームドアを設置したいところですが、設置すると朝ラッシュ時の乗降客の多さを捌き切れないのでしょうか。こういう駅こそ、本来はホームドアが必須である気がしますが・・。

1本列車が到着したら反対ホームの列車が発車、みたいなダイヤであることが、この発車案内を見ても何となく想像できるでしょう。ある意味いつもの見慣れた光景です。

ホーム端に来ました。京王相模原線は、当初津久井方面への延伸計画がありましたが・・、正面にマンションが建ち、もうその計画はあきらめたのでしょうかね。

■橋本駅の外側を歩く

駅の外側に向けて歩きます。いつもたくさんの人が行き交います。

町田市から少し離れた相模原市内なのに、なぜか「広報まちだ」がある駅。橋本駅は相模原市民だけでなく、町田市民にもよく利用されているのでしょう。

橋本駅に直結する歩道橋。

橋本駅南口歩道橋という名前が付いています。

歩道橋の上からアリオ橋本のある東側を見たところ。右側の仮囲いの中は、リニア中央新幹線の駅の工事現場です。少し前までは相原高校という学校と農場が広がっていました。

駅前をぶらり歩きます。「緑地 緑をたいせつにしましょう」の看板。「緑地」とはこの植栽のことなのでしょうか。何だか不思議な看板です。

少し離れた場所にもありました。ここはもっと緑地っぽくない場所(笑)。なぜこんな看板が多く建っているのでしょうか?謎です。

先ほどホームの上から見ていた、マンションの下からみたところ。鉄道の延伸をあきらめたから、このマンションが建ったということなのでしょうね。

前回紹介した、「大山街道踏切」を渡ります。ここは、国道16号の旧道に当たります。踏切の手前に、線路1本のスペースがありますが、過去には国道413号沿いに工場への引き込み線があった名残のようです。

橋本仲町交差点。大山街道(旧国道16号)と、津久井方面に行く道との分岐点になる場所です。

交差点のすぐ近くに、神明大神宮があります。少し寄り道してみましょう。

立派な参道と神殿のある神社です。参道は、子供たちの遊び場としてにぎわっていました。

明治12年に建てられた常夜燈が、平成30年に建替えられたばかりのようです。

神殿のすぐ裏側は、国道16号の側道。いつも渋滞する交差点です。そことのギャップのようなものが楽しめます(笑)。

橋本神明大神宮の由緒を記す石碑。永禄12年(1570年)創建の神社のようですが、天保年間に焼失したとあります。

旧大山街道。古い雰囲気はいいものです。

橋本仲町交差点を少し津久井側に歩いたところに、和菓子屋さんを発見。昔ながらの酒まんじゅうをいただきました。なかなか優しい味わいの素朴な美味しい饅頭でした。

■終わりに

橋本駅周辺は、大山街道を中心に、古い街もあるところです。人がたくさん行き交い、多くの人が利用するターミナルのすぐ裏手に、少し古いものなどもあります。そういうものをたまにはゆっくり眺めてみるのも良いでしょう。

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