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孤狼の血LEVEL2 感想殴り書き

松坂桃李ファンの感想メモです。前作も鑑賞済。

・ひとことでいうと、前作からの劇的ビフォーアフター爆イケ日岡vs2021年この悪役がヤバい大賞眼球絶対抉るマン上林 ぶち上がるしかない

松坂桃李のビジュアルが良すぎる問題。
「おどれら全員逮捕じゃ」シーン、あまりにも顔と挙動が良くて息を呑んだ…くわえ煙草しながら手錠かけてるの最高〜〜〜になってしまう

・今回の日岡、刺される・撃たれる・血塗れの豪華3点セットで何度も傷を負ってはまた戦ってるの、不死身か…?
松坂桃李を傷だらけにしたいという白石監督の強めの癖を感じて嬉しかった(?)

・鈴木亮平演じる上林が本当に凄まじかった。
役所広司を失った『孤狼の血 LEVEL2』で、鈴木亮平が上林を演じていなければこの映画のバランスは成り立たなかったんじゃないかとすら思う

・上林がヴィランで主人公の映画(R15)が観たい

・村上虹郎演じるチンタの、あの大雨のトンネルのシーン、刹那のきらめきを感じるような演技が忘れられない…とても良かった…

・吉田鋼太郎、貫禄あるし本気出したらもっとこわいヤクザできると思うんだけど、だいぶ遊んでません??笑

・斉藤工は色気のあるお洒落ヤクザだった(?)
それはそれとして斉藤工の「ワン!🐶」がきけるのは孤狼の血だけ!

・いかつい犬は酷い目にあってて可愛い犬は無事だったのでこの世の不条理を感じた
全ての犬、酷い目にあわないでほしい

アクションのパワーアップがLEVEL2どころじゃない。日岡がガラス突き破ってからの疾走感すごくて終盤ずっとアドレナリン出てた!

・今の日岡はイキって頑張ってるんだけど、3年間ではまだガミさんにはなれんかったな…という結論。ラストもそういうことなのかな〜と。

・日岡、ガミさんのことめっちゃ意識してる反面、ガミさんと違うやり方で裏社会を治めようとする反骨心もあるから記者にガミさんと比べられるとめっちゃキレるやん そういうとこやぞ

・不意をつかれた時とか、泣く時とか、前作の時の日岡が出てるんだよなあ 狼になりきれてない部分が隠しきれてないぞ

・たぶん松坂桃李はそこまで計算しきって、狼になりきれない日岡を演じてると私は思います

今回のMVP瀬島さんでは??
『孤狼の血』シリーズに人畜無害な男が出てくるわけがないのに癒しキャラだと思って油断してた…

・瀬島さん「大上も罪な男やのう…」
 私「視聴者の代弁者??」

・1回目の時はチンタの立ち回りがあまりにも危うくてチンタが出るたび胃が痛くなり、話に集中できなかったけど、チンタの結末を知った2回目のほうが心穏やかに観れた これは日岡が悪いです

・2回目を観ると、1回目で気づかなかった場面の意味が分かるし、日岡の瀬島さんへの懸念は正しかったのに結局丸め込まれとるやないかい!詰めが甘いんじゃ!になるので2回以上観た方がいい

・前作『孤狼の血』と今回の『孤狼の血LEVEL2』って、同じシリーズでもベクトルが違うなと思っていて、前作が好きな人にとってはLEVEL2は評価が分かれるかな〜と思った 以下個人的な比較です

前作『孤狼の血』
・万人向けというよりは好きなひとに刺さるように作られた映画だと思っている
・昭和の空気感が残されている
・ヤクザがヤクザしててまだ元気
・ガミさんが破天荒、人として完成してる
・主観で言うと話の主軸は組同士の抗争におかれている This is ヤクザ映画
・エロに関して攻めてるのはこっちかな
・グロはあるけどリアリティ描写としてのグロ
・肝の座った強い女がでてきて最高
・ガミさんの死→日岡覚醒に至るカタルシス
・ラストの終わり方が優勝

今作『孤狼の血 LEVEL2』
・前作より明確にエンタメに振っているので対象層は広くなってるはず
・アクションのスケールや派手さが前作とレベチ
・前作に比べると平成寄りの空気感
・社会的背景を描く意思を前作よりも感じる
・ヤクザがビジネス始めた。牙抜かれつつある
・圧倒的上林。日岡はまだ完成してない
・主観で言うと話の主軸は出所後の上林の暴れに置かれている。パニック映画的な
・グロの残虐性がかなり強い(上林のせい)
・前作が”STAGE1 CLEAR!!日岡覚醒!!”だとすると、今作は” Continue…ガミさんへの道は遠い”なので観賞後の爽快感に差はある。位置付けの違い
・上林には勝ったが日岡的に今作は負けイベでは

個人的な好みとしては前作に軍配が上がるけど
どちらもコンプラを超えて男たちが暴れ回る最高の映画です。
何度でも言うけれどLEVEL2は松坂桃李のビジュアル及び演技と鈴木亮平の怪演が良すぎるのでグロ耐性あれば娯楽映画としておすすめできる。

以上!円盤出るの楽しみだな〜(早い)


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