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渋谷の谷を感じるお茶さんぽ

渋谷駅周辺は、その名の通り、谷あいの地形です。今日は、渋谷の谷からスタートして、青山方面へ坂を登っていく、お茶の散歩コースを紹介します。

スタートは谷底スクランブル交差点

スタート地点は、スクランブル交差点。このあたりは、渋谷でも谷の深いエリアです。江戸時代には、神奈川県にある大山に向かう「大山街道」と交差していた場所でもありました。「大山詣り」と呼ばれ、江戸時代の人たちには人気の旅先で、多いときで年間20万人の人が訪れていたそうです。今も昔も旅をする人たちが行き交う場所だったんですね。

早朝のスクランブル交差点


地下鉄なのに、地上にホームがある銀座線渋谷駅

スクランブル交差点から宮益坂の方向に歩くと見えてくるのが、渋谷ヒカリエ。渋谷ヒカリエから横に伸びているのが、銀座線渋谷駅。地下鉄なのに地上にホームがあります。

宮益坂下

なぜ地上にと気になるところですが・・・。
表参道や青山は小高い丘のため、そこに合わせて地下鉄を作ったところ、谷底の渋谷駅のホームは地上になったそうです。

宮益坂は、大山街道の最初の茶屋だった

青山方面に向かって、宮益坂を登っていきます。昔は街道の茶屋街として栄えた場所でした。

先ほど紹介した大山街道は、赤坂御門からスタートして、神奈川県・大山に向かう街道。赤坂から歩き始めて、最初の休憩場所として茶屋があったのが宮益坂だったそうです。

坂の上にある、7段階の濃さが味わえる抹茶アイス

宮益坂を登り切り、国道246沿いを青山学院大学方面へ。大学手前で国道246から奥に一本入ったところにあるのが、ななや青山店。抹茶製造で有名な丸七製茶株式会社が運営しているスイーツ屋さんです。

ななや青山店

ここで試してみて欲しいのが、7段階の濃さが味わえる抹茶アイスです。
1段階と6段階のアイスを食べてみました。1段階のアイスは、ほのかに抹茶が香る優しい味、6段階は濃厚で強い味。こんなに抹茶って入れられるのかとびっくりしました。

抹茶アイス

アイス以外にも緑茶やほうじ茶などのお茶が楽しめたり、お土産として、7段階の濃さが味わえるチョコレートをはじめとするスイーツ、お茶の葉を購入することもできました。


世界を広げてくれる、うつわ謙心 UTSUWA KENSHIN

ななや青山さんから歩いて徒歩5分位のところにあるのが、「うつわ謙心 UTSUWA KENSHIN」。作家さんの器が購入できるお店です。急須や湯呑みなどの茶器も並んでいます。3坪ほどの小さなスペースなのですが、個性あふれる作家さんの作品が並び、世界を広げてくれます。

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