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国立科学博物館に行ってきた(小学生と保育園児連れ)

7歳と4歳を連れての博物館訪問記。

先日、週末に家族で上野の国立科学博物館に行ってきた。

長引くコロナで海外はもちろん、国内でも旅行になかなか行けないし、遠出もできない。人がたくさん集まるような場所はやはり避けたい。

そうなるとどうしても自宅と近所の公園で過ごすことが多くなってしまうのだけど、コロナのせいで子どもたちが今、せっかくたくさん吸収できる年齢のときに経験できることが少なくなってしまうのは悲しい。

そこで、せっかく東京都内に住んでいるのだから、都内だけでもたくさんある科学館や博物館に連れて行ってみたいなと思いたった。

少し前までは、「じっとしていられない暴れん坊兄弟を連れて博物館なんて絶対無理…」だったけれど、もう7歳と4歳、「そろそろ行けるかも…」という気持ちになったのもある。

2022年の目標のひとつに、「毎月1か所博物館や科学館に子どもたちを連れて行く」を入れた。

ということで、科学館博物館めぐり第1弾として、2月に上野にある国立科学博物館に行ってみた。

7歳長男は3年ほど前に一度訪問したことがあるが記憶はないらしい。4歳次男は今回が初訪問。その様子を記録として記しておこうと思う。


国立科学博物館は、現在(2022年2月訪問時)は整理券制になっていて事前に予約をして行った。朝だと人が少ないかなと思い、9:20を予約。思惑通り、週末にも関わらず館内に人はほとんどおらず、ガラーンとしていて、見学するのには最高だったので、もし訪問する際は午前中早めの時間をオススメする。

7歳(小1) 長男の反応


彼の興味関心的にも、成長的にもかなり刺さった様子。これは行ってよかった。

うちの息子たち動物が好きなのはわかっていたけれど、長男が動物の名前をかなり知っていて驚く。正直私はチーターとヒョウとジャガーの見分けがつかないんだが、彼はもちろんすぐわかる。

館内に巨大なクジラ(の骨)が展示されているんだけど、遠目に「あれだけ大きいのはサイズ的にシロナガスクジラ?」と単純に思った私だけど、息子はかなり遠くからでも「あれはマッコウクジラだ」とすぐに答えた。合ってた。(私が無知なだけかもしれない) 口の形で判断したらしい。すごいな。

図鑑や本で見たりDVDで仕入れた知識を教えてくれたりもした。

いいねいいね、知識はアウトプットすることで脳にしっかり定着するからどんどん教えてほしい。

私も「そうなんだ!ママ知らなかったよ〜そんなこと知ってるのー?」と驚いてみせる。

しかし慣れない博物館、結構すぐにバテていた印象。

休日の過ごし方はもっぱら公園で、博物館などには全く行き慣れていない我が家なのもあって?途中「目と頭が疲れた…」「お腹すいた…」となってしまった。

公園で同じ時間走り回り遊びまくってもそんなこと一言も言わないのだが…。少し早めに休憩いれてあげればよかったなと反省した。

4歳(年少) 次男(ASD・境界知能)の反応


次男が楽しむのには少し早すぎた、というのが第一印象。

動物は基本的に好きだから、少し前に動物園で動く動物を見るのはとても楽しんでいた。だから動物の展示のある今回も…と期待したけど、博物館の展示物は動かないし少しつまらなかったかな。

我々大人や長男が、展示を見たり読んでるしている間に、次男はどんどん先に行ってしまうし、私の腕を引っ張って「行こう、行こう」のでゆっくり見ていられない

「まだ見てるからちょっと待って」などと言うと、すぐに癇癪を起こしてしまうので、次男をなだめながら。でも長男の好奇心にも応えながら進むのが難しかったかな。

博物館の展示物を見るより、博物館の中から見える電車を観察するのが楽しかったようで(博物館の 2 階端っこから上野駅を通る電車が見える)、「早く電車を見よう!」などと言われた…。科学博物館に来た意味苦笑

電車の博物館に連れて行ったら喜ぶかしら…。

ちなみに長男の次男も「ママママ」になるので、夫は一緒に行ったものの、あまり役に立たなかった。すまん夫、でもこれが本音である。

そろそろ兄弟 2人とも博物館が楽しめる年齢かなと思ったけれど、まだ次男には少し早すぎたみたい。

我が家が今回辿ったルート

予約した9:20に入り、12時前には出てくるという割と短時間な滞在だった今回。全て回るなんで全くできなかったけど、我が家なりに楽しめたと思う。

地球館
1階 地球史と多様な生物の階


入口入るとドドーンと恐竜が出迎えてくれる。


エントランスの階だけあって、アイキャッチな展示がたくさん。恐竜、動物、昆虫、水の中の生き物と色々とカバーしてくれていて楽しい。

4歳は一番この階が楽しめたかな。(一番最初に来たから元気だったてのもある)

知っている生き物も多くて、私の手を引っ張って「これ見て!」と次から次へと驚いた表情で展示を見ていた。

2階 科学技術の階


少し難しかった(大人の私でも)。サラリと見るだけ(写真もない)。

潜水艦の展示は唯一興味を持って見ていたけど、全体の滞在時間5分くらい。すぐに「違う階に行きたい」となった。次回来るならこの階はスキップだな。

3階 哺乳類と鳥類の階

長男撮影写真。シロクマをおさめたらしい。


様々な動物・鳥の剥製が間近で見られる。動物好きなうちの兄弟はひとつひとつ動物の名前をチェックしてよく見ていた

実際の動物のサイズ感も分かって学びにもなる。上の写真のようにシロクマと鹿(?でいいのかな)とパンダと狼が一緒に並んでいるシーンてなかなかない。

「トムソンガゼルって結構大きいのにヒョウに負けちゃう(食べられちゃう)んだね」なんていう気付きにもなった様子。

長男は好きな動物を写真に収めたいということで、一周回ったあと、私のスマホを手にしてもう一周時間をかけて回っていた。

長男が一番かっこいいと思った動物は「はやぶさ」(動物というか鳥ですね)。次男は「シマウマ」だそう。

現在はクローズしていたけど、「親と子のたんけんひろば コンパス」という室内キッズスペースも楽しそう。遊びながら学べるスペースのような感じ。オープンしたらぜひ入ってみたい。

B1階 恐竜の謎を知る階

たくさんの恐竜の化石が展示されている。巨大なものから小さいのまで。卵まである。ここも楽しい。

展示されてるティラノサウルスやトリケラトプスの骨の発掘された地がどこもアメリカだったのを見た7歳のコメント。

「アメリカずるいな、なんでこんなに恐竜の化石見つけるんだよ」

日本でも見つかってるんだけどね。みんなが知ってる有名な恐竜たちは全部アメリカで発掘されたんだね。そんなことも知る良い機会だね。

地球館にはB2階もあって行ってみたかったけれど、次男がグダグダになってきてのでちょっと空気を変えるためにも日本館に移動。


日本館
2階 日本人と自然の階

縄文時代からの人々の生活が展示されていて7歳長男はこちらもとても興味深く見ていた。

「昔は服着てなかったんだね」「今の人間と顔は似てるね」「石で武器作るのうますぎ!」などとよく観察していた。

もちろん縄文時代だの弥生時代だのはわけわからんだろうけど、文明の変遷がなんとなくでもわかってくれたら嬉しいし、追々社会?歴史?の授業で知るのが初めてなんじゃなくて、学校で歴史の話になったときに「あ~博物館で見たあれね」みたいな感じになってくれたら嬉しい。

だから、もちろんこれっきりじゃなくてこれからも何度も通いたい。そのたびに子どもたちの好奇心を刺激する展示も変わってくるだろうから。


2階展示の奥に昔の女性のミイラがあった。私も初めて見たけど、とても保存状態が良くて驚いた。長男はちょっとショックを受けて怖がっていた。貴重なものなんだけどね。怖がりな息子には刺激が強すぎたかもしれない。


ここで7歳はお腹をすかせてエネルギー切れ、4歳はもう完全に飽きてしまい、展示を見るのはこれにて終了。

1階のカフェで持参したおにぎりを食べて、お土産屋さんを見て帰宅の途についた。

ちなみにおみやげは2人とも「ガチャガチャがいい!」とのことで、7歳は恐竜、4歳は動物のフィギュアのガチャガチャを選んだ。

夫は「同じようなおもちゃがあふれてる。ガチャガチャなんていらない。」と言うんだけど、私はモノとしてではなくて、経験として思い出として残したくて、ガチャガチャをさせてあげたいのだ。

あとは個人的に博物館の名前が入ったコップが気に入ったので子どもたち用に購入。

深海生物が描かれているコップ


ずっと100均のコップ使っていたからもう少し容量が入るプラスチックコップが欲しかったんだよね。


そんなこんなでお土産屋さんまで入れても2時間半弱の滞在。私はもう少し回ってみたかったけど、今の我が家にはこれくらいが限度かな。

まだまだ連れて行ってみたい科学館や博物館は都内だけでもたくさんあるんだけど、長男次男ふたりの興味関心に合うところを選ぶのはなかなか難しいな、というのが今回感じたこと。

でも、いつもの近所の公園だけではなくて、いつもと違う場所に身をおいて、子どもたちの知的好奇心を刺激するような体験をこれからも定期的にさせてあげたいなと改めて感じた。

さて次はどこに行こうかな。

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