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君を想い続けた青春の日々②

この記事は高校1年生編の続きとなっています。
良ければそちらの記事から読んで頂けると嬉しいです。

備忘録②高校2年生編


春、転換点(2022年)

高校2年生になった。好きな人とクラスが離れて落ち込んでいたけど、新しいクラスの居心地はとても良くて安心していた。週2回部活で君と会えるのが毎日の楽しみだった。

中間テスト2週間前、私が図書室で勉強していると君が友達と入ってきた。そして私に話しかけてくれた。それが何回も続いた。頑張れって言ってくれたのが嬉しくて勉強を頑張ることができ、そのお陰かは分からないけど、最高順位を取ることができた。やっぱり好きな人の力は偉大だと感じた。
廊下でも何回も目があって、総合の時間では同じグループでやることができた。そこでも沢山話せていい感じだった。
帰り道に遭遇した時は、私が笑顔でばいばいっ!と手を振ると向こうも振り返してくれた。
文化祭ではあまり話せなかったけど、相手も自分もお互い目で追っていた。私がレンズを構えていると、向こうが私の方に遠くても視線を送っていた。
その証拠に、その時の写真が今でも残っている。
(私は写真部だったので、文化祭で写真を撮っていた)

本当に本当に幸せだった。


今振り返ればこの時期が大きな転換点だったと思う。この時期に告白していれば、と今でも後悔している。



文化祭明け、とある事件が起こった。
君がが知らない女の子と帰っていた。
その子はひとつ下の後輩で、君とは中学が同じだった。そして後輩は君のことが中学の時から好きだった。
その子はインスタで君をフォローして、そこから連絡をしたと君の相方が言っていた。そして君に対して積極的にアプローチして告白した。文化祭が終わった後の、たった2ヶ月の間の出来事だった。

君はその子の告白を受け入れ、付き合った。

私は頭が追い付かなくて、混乱して、感情がぐちゃぐちゃになった。
帰り道に見かけるのが辛かった。
インスタでお互いフォローし合っているのを見るのが辛かった。
君が私に対して今までしてきたことは何だったのだろう。
苦しかった。

そしてそのまま1学期が終わった。

夏休み

部活で君と会った。相変わらずだった。
見ているのが辛かったけど、我慢した。
楽しい部活の時間がただ辛かった。
上手く笑えていただろうか。
上手く話せていただろうか。
君は夏休み、あの子と出かけたのだろうか。
君は今、何を考えているのだろう。
そんなことを考えていた。

夏休み明け・秋

最近後輩と一緒に帰っていないことを疑問に思い、私の友人に聞いたら、後輩とは既に別れていた。
夏休みが明けてしばらくして別れたらしい。

君は言っていた。
「別に好きではなかった」「私(投稿主)を諦めたかった」
付き合ってても後輩の片思い?と私は思ったと同時に、付き合ってても好き同士ではないんだ。とか、君に対しても、好きじゃないのに付き合うんだ。と思い、心のどこかで引っかかる気持ちがあった。
君のイメージが少し変わった気がした。
それと同時に、君はモテるんだな。と初めて気づいた。あと、諦めたかったってどういうこと?って思った。


もうすぐ高校3年生、修学旅行も終わり、高校生活の終わりと受験が見えてきた。
先生たちも受験を意識するように言ってくる。
周りも意識し始めて、勉強する人が増えた気がする。君も受験を意識し始めて、だんだん部活に来なくなって勉強することが増えた。その姿を見て、凄いな、頑張ってるなと思ったのと同時に「寂しい。」という感情に襲われてた。別れがちらついていた。

学年末テストが近づいて来た時は、君と同じ教室で勉強してた。数学教えてもらったり、私がそこ間違える?ってとこで間違えてて、お互いに笑ってた。
あと、君のことを相談しながら、君の友達に勉強を教えて貰ってたら、割って入って来たのは嬉しかった。その後に、友達のついでにくれただけだろうけど、君から飴貰えて嬉しかった。

今でも覚えている、2月16日の金曜日、私は初めて君を誘って一緒に下校することができた。自分から異性を誘うのは初めてだから緊張した。私が緊張しすぎて無言の時もあって、申し訳なかったな。でも話題ふってくれて、嬉しかった。

3月、外部で部活動する日、君が部活に来ていて嬉しかった。近づいて話しかけてくれて嬉しかった。その後はあんまり話せなかったけど。

先輩達の卒業式が終わり、次は私達の番。と悲しくなった。来年の今頃君とはどうなっているのだろう。そんなことを考えていた。


春休みが明け、ついに高校最後の年が始まる。


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