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アストン・ヴィラvsエバートン 24/25 第4節


プレミアリーグ第4節アストン・ヴィラvsエバートンが日本時間9/15/1:30におこなわれた。(ヴィラパーク)

結果 アストン・ヴィラ3-2エバートン


筆者はエバトニアンのためエバートン視点で書かせていただく。



「試合内容」


アストン・ヴィラについて

 攻撃時、守備時ともに選手の配置が素晴らしかった。ウナイ・エメリ監督の戦術の緻密さを感じた。
 
具体的に何が良かったか。

① プレス位置だ。ボール保持者に対する間隔が適切な距離であり、かつ連動性があった。
② 次にポゼッション時、シャドーの位置にロジャースやマッギンがいる。そこにパスが通るようにワトキンスが降りてくる。このバランス、タイミングが非常によくエバートンの選手に捕まらなかった。


エバートンについて

 基本フォーメーション4-2-3-1で挑んだ。はっきりとカウンター狙いで下がり目の選手配置であった。シュート数、攻撃回数ともに少ないものの、前半で2得点をあげて順調なすべり出しであった。

 結果として3失点し逆転されたものの私の意見では今シーズン(まだ4試合なのだが)の中でダイチを1番評価できる手腕であった。それを今から説明しようと思う。もちろん悪かったと思う点も多々ある。


見解


 スタメンに10番のエンディアイェを起用した事は評価できる。ただ、左ではなく中で使って欲しかった。マクニールは左だろう。以前から言っているが左のマクニールが個人の判断で中に入ることが良いのであって、初期配置でトップ下の位置は推奨しない。トップ下の位置にエンディアイェを起用することでボールタッチ数を増やし、彼を王様にしてもいいと思う。

 さて、ダイチ監督の評価ポイントは戦う姿勢を見せてくれたことだ。後半、多くの選手交代をした。特にベトをカルバートルーウィンと変えるのではなく、2トップで使い点を取るという意欲を見せてくれた事は嬉しい。


 正直なところアストン・ヴィラとエバートンには明確な戦術やチームレベルの差があった。これは練度という意味でも同じであったと思う。2点先取した後に3失点してしまい、印象は悪いだろうがそもそもアフェイのヴィラに引き分けで十分良しであった。

負けはしたものの、2得点かつ1点差で抑えられたことは試合前の下馬評から鑑みるに十分出来ていたと言える。

 しかし、やはり失点の多さはネックである。ブランスウェイトの存在の大きさは想像以上に大きかった。さらにサイドバックが手薄な状態だからこそダイチはアンチフットボールなのかもしれない(そんな訳ないけど)。


エバートン 選手について


 ドミニク・カルバート=ルーウィン

 ネットのコメントなどを見ているとワトキンスとの差を感じたなどの意見が散見されたが、全くと言っていいほど分かってない意見と言わざるを得ない。

 確かにワトキンスの方が全体的な能力は優れている。例えばアシスト面、フィニッシュワークの正確さ等だ。

 しかしながらDCLもまた、トップレベルの選手である事は疑いようがない。まず、競り合いの強さ。高さや身体の強さがあるため相手CBに勝てる。このポイントは世界トップレベルと言えるだろう。

 また、この試合得点はしているのだ。確かに決定機は外した。例えばクロスバーに当たった場面だ。しかし、そもそも並の選手なら抜け出すことが出来ないし。更にいうと寄せられながらもブロックされる事なく力のこもったシュートを打つ能力がある事が証明された。
 私は彼のファンであるためこの意見は揺るがない。


まとめ

 アストン・ヴィラのドゥランのゴールはとても素晴らしいものだった。プレミアリーグファンの人にとって「これだよ、これ!」と言わせるミドルシュートであった。またロジャースは良い選手だと改めて感じた。オフザボールの動き方、ボールの運び方がまさに調子が良い選手の動きそのものだ。引き続き好調を維持して我々を楽しませて欲しい。

 エバートンはこれで開幕4連敗と厳しい結果となった。注目すべきは失点数で、ダイチが得意とする堅守力をいま一度見直す必要があるかもしれない。また新たにブロヤが加入した。使い方が気になるが4-4-2や3-5-2などを使ってくるかもしれない。次はレスター戦であるわけだが、ここは何としても勝ちたいところだ。レスターもエバートン相手だと攻撃的な姿勢で来るだろが、エバートンも高めの位置で臨むべきだろう。ただ、レスターはカウンターが良いため、そこが注意ポイントだ。

※ちなみにダイチは嫌いです

以上で本稿は終わります。


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