ウイスキー/アイルランド起源説 古代キリスト 《歴史の授業④》
■ウイスキーの発祥を探る旅
前回からの続きです!
そもそも、
ここまでが、前回までです。
今回は、その蒸溜技術の伝来に密接に結びついているキリスト教について、「エジプトでの歴史」から確認してみたいと思います!
■エジプトと古代キリスト教
アレクサンドロス大王によって紀元前332年に建設された、古代エジプトのアレクサンドリアは、文化・学問・技術の最先端CITYで、そこにはそこにはギリシャの知識階級の人も住んでいました。
紀元前後の時代のことです。
その頃、原始キリスト教(もっとも古いキリスト教の宗派の1つ=コプト教)がエジプトにもたらされます。
ちなみに、エジプト十字(アンクとか、コプト十字とも言う)と、アイルランドやスコットランドのケルト十字は、『十字架に〇』というデザインで、相当似ています。
何か、縁を感じますね!
十字(じゅうじ)とは? 意味や使い方 - コトバンク (kotobank.jp)
ちなみに、アイラ島のアードベッグ蒸溜所の近くにあるケルト十字(キルダルトン・クロス)はこちら↓
なんか神秘的ですね!
■ウイスキー誕生の3要素を整理
紀元前後の古代エジプト・アレクサンドリアに存在したこの3つ。
エジプトから遠い、アイルランドの地で、この3つが影響しあって化学反応を起こし、「ウイスキーが誕生した」と思われます。
もう少し言葉を加えると、
■ビールはいつ伝わったか?
前回の記事でご紹介していますが、エジプトのビールは、アイルランドやスコットランドへは、4~6世紀頃に伝わっています。
■キリスト教はいつ伝わったか?
キリスト教の布教時期の、代表的な説は以下の通りです。
他にも諸説ありますし、これから新たな発見があるかも知れません。
ただ伝来時期を比較すると、ざっくりとした時間軸では、ビールが伝わったと思われる時期と同じか、ちょっと後くらいに、キリスト教もアイルランドへ伝わったのではないでしょうか?
そして、どうもキリスト教は、スコットランドよりもアイルランドに先に伝わった可能性が高いようなのです!!
(これについては、ウイスキー誕生の起源を考える際に超重要となるので、別途で丸々1話を使ってご紹介したいと思います。)
■蒸溜技術はいつ伝わったか?
このように『ビールとキリスト教』が、古代エジプトから、アイルランドやスコットランドといったエリアへ伝わりました。
それでは、ウイスキー誕生のための最重要項目の『蒸溜技術』は、いつ頃にエジプトから伝播して行ったのでしょうか?
次回へ続きます!
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