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都市生物の進化

 日経の記事から。前に「象の悲しき進化」として、人間の環境破壊等による野生動物の進化について記しましたが、今回は野生生物が人間の作る都市環境に合わせて進化する話です。


 ロンドンの地下鉄に住む蚊は、通勤客の血を吸いながら年間活動し、路線によって遺伝的違いがある。プエルトリコの都市にいるトカゲの仲間は、森林のトカゲより高温度適性があり、建物の壁を登る為、手足が長くなっている。日本でも研究によれば、都市のハエは夜間での活動量が増えたらしい。
あと、シロツメクサは小動物から食べられるのを防ぐため微量の青酸ガスを作るのだが、敵の少ない都市部のものは殆どこのガスを作らないとのこと。

 急激な都市化という現象事態、ここ100年のこと。そのスピードに合わせて生物も進化してしまった様だ。もちろん人間も都市化に合わせて睡眠時間が短くなり、夜型も増えた。今後も都市化に合わせて人間・生物ともに迅速な進化をするかも。

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