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Chara「命のまつり」その2


祖父母とわたし

大事にしている写真です。当時の記憶はほとんどないですが、母に聞くと2歳半くらいだそうです。そして祖父母は52歳頃だとか。この命のまつりを書いている現在の私よりも若いんだと思うとまたしみじみしてきます。

浩美なのにちょろみと呼ばれていた2歳半頃 


この頃の私はとにかくちょろちょろ動き回る子供で、じっとしていることがなかったそうです。本名は浩美といいますが、よく「ちょろみ」と両親が呼んでいたそうです。ちょろみはちょっとした小物怪獣で、自宅のふすまに自分の等身大の通り道をつくり自由に行き来し暴れまわっていたそうです。

そして、もう一つ両親から聞かされた話があります。昔の田舎の家ですからトイレはもちろん汲み取りです。家の裏手で遊んでいた私は、いわゆる肥溜めの蓋の上を飛び跳ねていたそうです。もう想像がつきますよね・・・・。
急に姿を消したちょろみを母が探すと、肥溜めの中でギャーギャーしていたそうです。慌てて父を呼び、無事救出されたわけです。その時から私はうんを体につけこの世に羽ばたいたのでした。季節は真冬でした。父が外の水道でちょろみをキレイに洗ってくれたそうです。なんとなくこの水行ともいうべき記憶があるようなないような私です。ここで、真冬のお清めの儀式を体験したわけです。

次回はちょろみの保育園時代の家出について書こうと思います。
つづく



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