Chara「命のまつり」その10~中学時代

中学生になった私は卓球部に入った。
もともと運動が大好きで運動神経には自身があった。通知表の体育はいつも5だった。(通知表という呼び方ですでに昭和感満載)
小学時代は100m走、水泳、バスケットをしていた。
とにかく負けず嫌いだった。
100mは瞬発力を出して駆け抜ける集中する経験、
水泳の長距離では持久力や自分への挑戦、泳ぎながらゴールにタッチする瞬間をイメージしてがむしゃらに水をかき前進する経験
バスケは汗を飛び散らせ、友達とのチームプレーを学ぶ経験になったと思う。

そして、中学校では遊びでしていたピンポンが楽しかったので卓球部に入部した。入って知ったのだが、市内では割と卓球の強い中学校だった。
そして、卓球の下積み時代が始まった。
部活は身体づくりからスタート
毎日、校庭を4周ランニング、腕立て伏せ50回、腹筋50回、
空気椅子(壁に背中を付けて椅子に座った姿勢でキープ)
素振り何百回か忘れた
先輩の練習中は球拾い
こんな毎日だったけど、楽しかった。
同じ1年の女子は15~16人いてみんなそれなりに一生懸命やってた。
始めて卓球台でピン球を打たせてもらった時は、ちょっとした達成感があった。
ある日、部活の顧問の先生がいろんな格言や名言を書いた紙を生徒に見せて
「おまえらが、練習や試合中に苦しくなったりしんどくなった時に、自分を勇気づけてくれる言葉ラケットに書いとけ。自分で決めろ」と言った。
13歳の私が選んだ言葉は「楽天家であれ」だった。

今思えば、これから思春期の扉を開こうとしている自分へのメッセージだったのかもしれないと思うのだった。 
つづく・・・・


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