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ちゃっぴいの鉄道旅行備忘録 #33

旅行最終日!

今日は、いつもと違って8時半に起床します笑
非常にゆっくりとした朝です。

まずは9時半ごろの中央本線に乗って小淵沢駅に移動します。

この小淵沢駅からは小海線が出ていて、軽井沢のお隣小諸の方まで伸びていきます。

この路線、高校生のときに途中の清里駅まで乗ったことがあります。八ヶ岳の麓でバブル期には避暑地として栄えていたものの、現在では廃れてしまっている街です。

でも、八ヶ岳高原ヨーグルトという名前がよく聞かれるように、酪農が盛んなことで非常に有名なんですよ。

次の乗り継ぎまでにはまだ時間があったので、小淵沢駅の屋上にある展望テラスでひととき。

雄大な山々を望むことができます。今日は晴れてよかった〜!!

白州蒸留所

しばらく休憩したのち、シャトルバスに乗って本日のメインディッシュ、白州蒸留所に向かいます!!

天然水工場も併設されている

無料のシャトルバスで小淵沢駅から大体13分くらいでつきました(重要)。

12月に訪れた「山崎」に続いて、白州もコンプリートです笑
あ、酒カスではありませんよ(最重要)
僕はどうせ飲むなら美味しいお酒を少しだけ飲みたいだけなんで。

白州テイスティング


ツアーまではまだ時間があったので、先にテイスティングラウンジとギフトショップに行きます。

白州も山崎と同様に原酒不足が続いていて、1人1本までしか買えなかったので、ちゃんと買っておきました笑

そしてテイスティングラウンジ。
ここでは、シングルモルト白州・白州12年・白州New Make(白州0年)を飲みました!

25年、1回くらいは飲んでみたいよね
シングルモルト白州
白州0年

白州12年とシングルモルト白州については置いておくとして、最後の白州0年はここに来たら飲んでみる価値があると思いますよ。

0年ってどういうことやねんって思うかもしれませんが、要は酒樽に入れる前の状態のお酒なんですよこれ。だから木樽の色がまだお酒に移ってない無色透明なんです。

度数も58%となっていて非常に高い(僕が今まで飲んできた中で最高記録を塗り替えました)

匂いを嗅いでみると、ウイスキーって感じが全くしません。本当に麦の強い香りが身体中を駆け回る感じ。58%ではありますが、全然そんな感じしないです。30%くらいって言っても差し支えないくらい。

僕はまだまだ未熟で味の表現が下手なので、公式さんのコメントを引用させてもらうと、

豊かな森に囲まれた白州蒸溜所でモルトを仕込み、蒸溜したばかりのウイスキー。軽やかな香りやクリーミーでほのかな甘さに、確かな“白州らしさ”を感じていただけます。

公式より

って感じらしいです。これたった100円です。マジで飲んだ方がいい。

白州工場見学

テイスティングラウンジで堪能したあとはいよいよ工場の中を見学していきます!

お馴染みロゴ

白州蒸留所とデカデカと書かれた建物をくぐっていざッ、Now in!

まずは白州に使われている原料と大まかな工程から紹介されます。

原材料
仕込
発酵
蒸留
貯蔵
ブレンド

白州蒸留所は山崎蒸留所が竣工してから50年後の1973年に建てられたもので、昨年で山崎のちょうど半分の50年になりました。

山崎に次ぐ第2の蒸留所として、山梨県北杜市が選ばれたのはやっぱり水の違いなんだそうです。テイスティングラウンジでも白州でとれた水を飲みましたが、ほのかな甘味があってすっきりしていてすごく美味しいです。

原材料に注目してみましょう。白州には、二条大麦が使われていて、麦芽とピーテッド麦芽をブレンドしています。後者のピーテッド麦芽はピートによって香り付けられた麦芽なのですが、ピート自体には(ただの泥炭ってこともあって)ほとんど香りがしないにもかかわらず、ピーテッド麦芽は、普通の麦芽と全く違って香りが非常に強かったです!


それでは、実際の現場を見ていきます!
まずは仕込み!

毎日作業をしているわけではないので、見られたのは結構ラッキーでした。中の混ぜ混ぜするやつがぐるぐるしています🌀


そして発酵!

白州蒸留所では3日かけて発行しており、手前から1、2、3日目となっています。発酵し始めの1日目の層は反応により泡がたくさん立っていましたが、2・3日目になってくるとそれが少しずつ落ち着いていました。

そしてお馴染み蒸留です!

今日はまさにウイスキーの蒸留を行っていたため(2枚目手前のポットスチルに蒸留している様子が見えるよ)、中に入ることはできませんでしたが、山崎と似たような景色が見られました!

ポットスチルは2種類あって、2枚目手前がストレート型となっており、奥は若干の膨らむがあります。

手前のような形だと、気化したものが全て上昇していくため、ウイスキーの味が深みのあるものになります。

一方で、奥のものは膨らんでいる部分で環流が起こることで、ウイスキーの重い部分が上昇しきることができず、軽い口当たりでスッキリとした味わいになります。

ここで蒸留されて出て来たのが先ほど飲んだ白州0年みたいですね。


蒸留の工程が終わるとバスに乗って貯蔵庫へと向かいます。

野鳥がデザインされたかわいいバス🚍
白州蒸留所では、蒸留所設立当初から愛重活動に取り組んでおり、森との共生を目指しているそうです。そのため、敷地内の至る所でリスなどの動物が見られたり、森林の香りを味わうことができます。すごくリラックスできるなぁ。

バスはほんの少しだけ道を登っていきます。
そして貯蔵庫に到着。

ガイドさんが、中の匂いが結構きついので、苦手な方は外で待っていてもらっての大丈夫です、と言っていました。実際に中に入ってみると確かにウイスキーの香りがガツンと来ます!!!

僕にとっては幸せの香りですわ。。。

この貯蔵庫では大量のウイスキーが貯蔵されています。2枚目の写真の奥までぜーーーんぶ白州です笑笑

バスで再び下って元の道に戻り、いよいよ試飲タイム!!!!

革張り、、、!

こんなおしゃれなバーみたいなところで試飲をしました。

今回試飲したのはこちら💁‍♀️

非常に素晴らしいですね。
順番に、
①ライトリーピーテッド原酒
②ピーテッド原酒
③スパニッシュオーク樽原酒
④白州
⑤白州(ハイボール用)

②③に関してはアルコール度数が50%です笑

おつまみは山崎蒸留所と同じラインナップ
・ミックスナッツ
・パスタスナック
・チョコレート

最初に嗅いだピーテッド麦芽が②のピーテッド原酒ですごく感じられました。チョコレートとの相性がすごくいいです。


そして原酒をブレンドした白州。

美味しいです。本当に。
そして個人的には山崎よりも好きです。

爽やかな喉越しとミントを思わせるフィニッシュ。山崎の複雑なバニラ・チェリー感とは全く違う味わいでした。

そして最後にミントを添えた白州ハイボールにして乾杯!!!

ああ、美味い。ガイドさんが、このハイボールはスダチを絞った唐揚げによく合うと言っていました。自宅でやろ。

そしてここだけの話ですが、来場者限定で白州12年が買えます。


11000円。
めっちゃ悩みました。大学生だし。







最強

買いました。お母さん、お父さん、ごめんなさい🙇‍♀️
大切な人と大切に飲みます。

白州(100周年限定ボトル)は未開封にして保存しておこうかなと思います。後でプレ値がつきそうだしこっちには12年があるんで。

お土産としてお馴染みテイスティンググラスをゲット!山崎とおとももちになりました笑

あと来場者全員にステッカーが配られるのでパソコンに貼りました。最強。


さあ、満足してシャトルバスに乗車。
13:50に出発しました。


さっき言ったじゃん、シャトルバスは13分くらいで着くって。

当初は15時前の特急に乗る予定だったんですけど、実は14:05に普通列車があるんですよ。

小淵沢に着いたのは14:03。ダッシュ。

ホームは改札から1番遠い。ダッシュ。

階段駆け降りる。ダッシュ。

電車が見えた。






でも間に合わなかった😢😢😢

ほんと目の前で電車が行ってしまいました笑
仕方ない。特急券を払って電車を待ちます。

JR、14:05発の電車は1番手前のホームにしてくれ。なんでこの電車だけ小海線のホームから発車するんや。。。

社会学の授業で学んだ場所

次に訪れた場所は上諏訪駅から徒歩10分くらいの場所にある千人風呂です!

この千人風呂、実は大学の社会学の授業で取り上げられた場所なんですが、聞いてて面白そうだったので来てみました☺️

千人風呂こと片倉館は、絹織物のような軽工業が盛んだった近代に財産を築きあげた片倉財閥が、労働者である地域住民の交流の場と慰労を兼ねて作られた建物です。

1階には100人ほど収容できる銭湯があり、2階には休憩室があります。

この銭湯、ただの銭湯ではありません。深さがなんと1.1mもあるんです。立った時に大体腰上になるぐらいの深さですね。

ちなみに内装もすごく綺麗ですよ。

3日間たくさん運動したので、その疲れを癒すことができました。



上諏訪を出発、いよいよ京都へと戻っていきます。まずは中央本線で塩尻へ、そして中央西線で名古屋に抜けていきます。






が、塩尻駅の一つ手前のみどり湖駅でまた停車。今度は塩尻駅の電車から異音が感知されたんだそうです。。。


塩尻駅には25分遅れて到着。乗り継ぎ列車も25分遅延したので乗ることはできたのですが、名古屋までの道中の中継地である中津川駅で、電車に乗り継ぐことができなくなってしまい、泣く泣く特急料金を払って臨時停車した南木曽駅から特急しなの22号に乗りました。


本当に運が悪い。。。
1200円の痛い出費です。。。


こういう時って一切保証がされないんですよね。鉄道会社の運輸規則には、鉄道会社が定時に運転しなければならないというルールがありませんから。


まあしゃあないです。無事、京都に帰れただけオッケー!!

ということで、長いようで短かった3日間の旅行が終了しました!

旅のまとめ

甲斐・大井川鐵道旅行 1人旅
2024.2.18〜2024.2.20

ロング切符

鉄道移動距離:709.8km
自動車移動距離:490km

本読む時間は無かったねぇ。。。

僕史上最もトラブルに見舞われた旅行。大雨・不通・濃霧・設備点検・異音。多分今までが幸運すぎたのだろう。リスクマネジメントは本当に大切です。でも、リスクばかり気にして味気ない旅程になってしまうより、起こったハプニングをも楽しめる「まあしゃあない」くらいの気持ちでいた方がイイね👍

山梨県北杜市→晴れ🌞



P.S.
麻薬卵は無期懲役の味。

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