![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109798149/rectangle_large_type_2_f78f3f6a1660c668dd4f15d43cc38422.png?width=800)
Photo by
fuyuazami
古今
漢和辞典を調べていたら、この漢字が目にとまりました。
「今」
![](https://assets.st-note.com/img/1688298353663-4vKHrUyc84.png?width=800)
数世の時が合して、この時に及ぶ。それが「今」。
もう一つ。
「古」
![](https://assets.st-note.com/img/1688298818668-vp4j9NYVaF.png?width=800)
十と口を組み合わせた漢字で、前の代のことを次々に語り伝え、十代の時を経たものが「古」。
少し前に読んだ本の一節を思い出しました。
民話を語る人は、必ずそれを語ってくれた人「死者」を語る。死者への思いがあるから、「言葉」は命を持ち、「むかし」と「いま」をつないで無限の未来を生きるのではないだろうか。
東北の村々を歩き、行く先々で聞かせてもらった話と、その出会い・話への筆者の思いが語られている本です。
昨日は、月に一度の民俗舞踊の会のお稽古日でした。
江戸期の古歌舞伎の面影を残すと言われる舞を、久しぶりに舞ってきました。
これも世代を超えて引き継がれてきた形です。
いにしえが積み重なり、受け継がれた先に、今があります。
昨日は、なんとはなしに、過去と今を往来することが多い一日でした。
今日という日が、いつか、いにしえとなり、未来につながるような、
そんな一日になればと思います。皆様にとっても、私にとっても。
おまけの話
※私が好きな巳白さんの作品を、冒頭に使わせていただきました。
世界のあちこちで、こんな素敵な世界が顔をのぞかせていることを気づかせてくれる作品たち。冒頭の作品が紹介されている記事を、リンクさせていただきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?