できない理由を見つけるのではなく、何が何でも(植物の話です)
こんなことを言われたら、たじろいでしまいそうです。
‥が、これは人間に対して突きつけられた精神論ではなく、雑草学者ベーカーが挙げる、理想的な雑草の条件の1つです。
他個体とも受粉するが、自己の花粉を受粉しても結実する。
他家受粉の場合は、風媒。虫媒の場合も昆虫を特定しない。
強いのではなく、むしろ弱いからこそ生き残るために様々な戦略を持つ雑草たちの戦略に、驚きの連続でした。
この本のからもう一箇所、紹介させてください。
「雑草という名の草は無い」
という言葉がありますが、厳しい環境を選ぶことで生き残りをかけたのが雑草であるならば、彼らの生き方に敬意を表したいです。
(でも、庭に生えてきたら抜きます。)
ところで、今回ご紹介した本は、雑草ど根性論で終わるわけではありません。この本は中高生向けに書かれた『植物はなぜ動かないのか』の続編で、中高生の読者層を意識した内容になっています。
最後の一節が、とにかくいいです!
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