旅、17日目 桜島と降灰
旅、17日目です。
午前中の治療を終え、院内で着用を義務づけられているマスクを外しながら外に出たら、なんだか周囲の景色が白っぽいのです。
車も路面電車も、砂埃を立てながら通り過ぎて行きます。
あっ!と気がつき、慌ててマスクをつけなおしました。
今、一緒に鹿児島に滞在してくれている相方さんは、いつも早朝に海岸までジョギングに行きますが、今日は火山灰が降り積もっていたよ、と話してくれたのでした。
「車は砂埃をあげながら通り過ぎていくし、傘をさして歩いている人もいたよ。」
そうなんだ。さすが海岸部は降灰も多いんだな、と呑気に考えていたのですが、他人事ではありませんでした。
あちこちで、掃除をして水を撒く人の姿がありました。
鹿児島で治療することになったと職場に報告した時、直属の役員からこんなメッセージもらいました。
「灰が降る以外は鹿児島もそこそこいいところです。」
え?灰が降る?
その時は、気にしていませんでしたが、まさかそれを経験することになろうとは。
朝のジョギング時に、相方さんが撮った桜島。
噴煙がたなびいています。
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