【資産運用】債券投資についての検討~銘柄選定編~② #54
こんにちは、ちゃぴのすけです。
2022年に検討している債券投資について、おおよその銘柄選定を行いましたので、まとめたいと思います。
基本方針
債券投資を行う一番の理由は、リスク低減です。リターン追求ではなくリスク低減が目的ですので、その前提でご覧ください。
#言い換えるならば、リターンを追うならやはり株式かなぁ、と思っています。
私のPFも8割くらいは株式に比重を置いています。まだまだ資産形成期ですので、リスク選好型PFでしばらく行きたいのですが、リスク低減も少しずつ進めるために債券の組入れ比率を増やしていきます。
利上げ局面への対策を検討する
前回の投稿の通り、利上げ局面における最適な資産というのは見出しにくいものの、バックテストによれば債券はリターンを上げてきた実績がありますので、有効な資産と考えることができます。
要点としては
・金利上昇局面でいくつかの債券はプラスのパフォーマンス
・価格下落を支えたのはクーポン(インカム)収入
・異なる値動きの複数の債券への分散投資が有効
・ハイイールド債券や新興国債券、物価連動債等が有効か
となります。
これらを踏まえ、
・銘柄をできるだけ分散させる
・複数のデュレーションの債券を組み入れる
この方針で銘柄を選定しています。
なお、債券のみではなく、債券としての性質も含むものも同じカテゴリで管理しています。
選定した銘柄
二つのカテゴリに分けて選定しました。
本来はもっと細かく分けて管理すべきですが、私はプロではないですし、そこまでの能力も時間的余裕もないので少々乱暴ですがざっくり分けです。
・景気回復~好調、インフレ、金融引き締め局面
バンガード・米国短期インフレ連動債ETF(VTIP)
SPDR ブルームバーグ・ハイ・イールド債券 ETF(JNK)
SPDR ブルームバーグ・短期ハイ・イールド債券ETF(SJNK)
バンガード・米ドル建て新興国政府債券ETF(VWOB)
グローバルX 米国優先証券 ETF(PFFD)
→物価連動債によるインフレヘッジや、表面利率の高い債券で利上げ局面における債券価格の下落をカバーしていくための選定です。
また、利上げは短期的に見れば債券にとって向かい風ですが、景気回復ということはハイイールド債券や金融株の多い優先証券にとって長期的にみると追い風と考えています。
同じ債券でも、これだけ値動きに差があります。組入れる目的は同じですが、複数の銘柄を保有することで、債券PF内でのリスクも抑えていきたいと思います。
・景気後退~停滞、デフレ、金融緩和局面
iシェアーズ・コア 日本国債 ETF(2561)
バンガード・米国長期債券ETF(BLV)
バンガード・米国モーゲージ担保証券ETF(VMBS)
→利上げ局面においてはそこまで効果的に機能するとは考えていないため、これらの組入れ比率は低く抑える予定ですが、景気は循環していきますので、いずれ訪れる景気後退局面を見越し、少しずつ積み立てていこうと思っています。
長期債券であるBLVは株式並にボラティリティがあります。長期債は金利の影響を受けやすいため、利上げ局面で大きくウェイトを置くことは望ましくないですね。
日本国債、および米国モーゲージ証券担保証券ETFは信用力が高いことが特徴ですが、ゆるやかな値下がり傾向です。低金利政策の影響で表面利率も低く、あまり魅力的な銘柄ではありません。現時点でリターンを得ることが目的ではなく、PF全体のボラティリティを抑える役割となります。
・その他
日興インデックス外債ヘッジなし(確定拠出年金)
→こちらは世界債券のインデックスなので全体の底固めといったところでしょうか。
基本的にはこれらの銘柄をアクティブに運用させながら、債券PFの比率を調整し、利上げ局面を乗り切りたいと思います。
…というところですが、どうなるでしょうか。
と言いつつどこかで面倒になってすべてBNDに乗り換えているかもしれませんがw
本日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様の投資ライフが有意義なものになりますように。
それでは。
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