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「良い悪い」の呪縛。

生きてる限り「良い悪い」をジャッジすることから解放されることは難しいのかもしれないけど、自分の思考の傾向に気付くことは大切だと思う。

なぜならその奥に向き合わなければいけない本当の課題があるかもしれないからだ。

今日、J から「12月に来た時より少し太ったね」と言われた。

女性として、バレエダンサーとして、そう言われることは正直傷付く。

でも、自分でも気付いていたし、理由もわかっていた。
ヨーロッパではパン、チーズ、肉の多い料理をいただいている。
どれも普段は食べないものばかり。

それに学校もリモートで自宅で踊っているから、
消費するエネルギーはスタジオで全身を使って踊っているときに比べたら少ない。

そのような状況だから傷付くことはないのに、
どうして傷付くのだろう。

どうして太ることが悪いと決めつけてる自分がいるのだろう?
月が満ちたり欠けたりするように、人間の体も太ったり痩せたりするのが自然なのではないか。

太る、痩せるということは事実でしかなく、
それにポジティブ・ネガティブな判断を下す必要はない気がする。

ジャッジすることは物事や世界を二極化させてしまう。
どうして事実を受け入れるのが怖いのだろう。
きっとそれは自分に課した「良い悪い」の呪縛。

生きている、健康な身体でいれること自体がミラクルなことであり、
どうしてそのことを素直に喜べないのだろう。

そう思うと、J から言われて傷付いたことは、
自分と向き合うキッカケに変化した。

無神経だなと感じたJ の発言は、
事実を隠さずに伝えてくれてるという意味では愛なのかもしれない。

そしてそんな私を愛しきれてないのは私自身なのかもしれない。




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