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できるまでが好き

昔からサバイバルものが好きだった。
と言うと「十五少年漂流記」とか「ロビンソン・クルーソー」?と言われるのだけど、好きなのはサバイバル術であって十五少年は人間関係のドロドロに反吐が出るしロビンソンはそこかしこに漂う差別意識が鼻について完読できなかった。
好きなのは「アポロ13号」とか「エンデュアランス号漂流」とかだ。アポロ13号なんかは(映画でははしょりまくられたのでわかりようがないが)はかり知れない計画的論理的生還術が凝縮されてて人類の叡知に触れることができるのでノンフィクションものをおすすめする。

いっときソロキャンプが流行って、今でもYouTubeでソロキャンものが見放題だが、おばちゃんもヒロシちゃんねるから始まって、無言でひたすらキャンプの模様を描く動画を見まくってたことがある。今はサバイドルかほなんがお気に入りだ。
特に拠点を作るまでと火起こしが好き。もちろんポップアップテントなどには興味がない。
便利グッズ使ってるものより原始的な方が好き。火起こしするまでの薪を集めるところとかフェザースティックつくる所とかが好き。便利グッズ使うくらいならそもそもキャンプなんぞ行かず現代的な設備がそろっている自宅で過ごせよと思うし、グランピングとか理解不能。

しかし、おばちゃんはキャンプそのものは大嫌いだ。
山奥の田舎育ちなので小さい頃は夏休みとなるとキャンプに駆り出されたし、キャンプの裏の顔もよく知っている。虫、衛生状態、暑さ、後片付け、行き帰りの渋滞・・・それらを押してまで行く価値はないレジャーだと思っている。ましてや自分で薪作ったりテント建てたりとか絶対したくない。

そのものは嫌いだけど見るのは好きというのは、たとえば料理もそうだ。調理動画を見るのも好き。リュウジ兄さんも速水もこみちもロバート馬場も好きだ。
でも、いくらリュウジ兄さんが「誰でも作れる!」「こんっっなに簡単!」と力説しても絶対自分ではやらない。そこまでしてうまい料理食べたいとも思わない。

先日ジオラマが好きという記事を書いたが、思えばジオラマが作られていく過程こそが好きなのかもしれない。それも自分でやるのは面倒でセンスもないので、上手な人が作っていく過程が見たい。


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