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ジオラマが好き

この連休に視聴にハマったゲーム。

「Cities:Skylines」
PCゲームで、今時はごまんとある市街建設シミュレーションゲーム。
シミュレーションはやりだすと沼るのと、もうピグライフで本当に懲りたので自分でやろうとは思わないけど、このゲーム見ててすごく楽しい。

シミュレーションゲームはたまに漫画的にデフォルメした絵柄のものもあるけどこれはとことんリアル志向で、市民の生活サイクルもかなり細かく再現している。正直リアルに近づければ近づけるほど変動パラメータ多くて気を配るものが多く、遊び(趣味)じゃなく仕事(義務)になってしまうのでしんどい。だからこそ、誰かがきれいに建築して町が育っていく過程をお手軽に見られるのは嬉しい。

思えば小さいころからジオラマ(模型)というものが好きだった。
簡単なものではプラレール。しかしプラレールもジオラマも当時は男の子のものであり女子禁制の趣味だった。博物館や城址なんかによくある建築物のジオラマはいつまでも眺めていたかったが、現在よりも同調圧力が強靭で大人達が率先して差別文化を推し固めていた平成初期の田舎町では「普通の女の子」を演じるため興味ない風を装わなければならなかった。
大人になってクソ田舎と縁を切ってからは、ジオラマがあれば食い入るように眺めてたし毎年クリスマスに梅田ヒルトンに展示される電車が走るジオラマが本当に大好きだった。

思い出話はこのくらいにしておいて、
当ゲームでサムネ映えで面白かった動画がこちら。

シミュレーションゲーム中心に配信されているYouTuberさんで、当ゲームも街を発展させるのはお手の物だけど、せっかく仕上がった街を最後は必ず廃墟にし無に帰すというオチで構成してる方。「とりあえず全部消せば解決」という安易なオチは小学生かよとツッコミたくもなるが、男というのはいつまでたってもココロは少年のままと言うからな…。
オチはともかくとして(すでに持ちネタになってるのでこれはこれでアリだし)、この人がやってる実験はけっこう興味深いのだ。
過去からいろいろ実験してきて最新の動画になってるので、最新のを先に見るとブッ飛びすぎてるのだが、例えば「渋滞のない町を作る」という目標。交差点をなくしてみたらとか、道路を全部一方通行にしたらとか、動画を作るごとに学んだ知識を生かして少しずつ実現に近づいて行ってる。こうすると弊害としてこうなるというのがこのゲームでは顕著にわかるようになっているからだ。
我々の生活する世界では「なんでこんなルールなんだ不便」とか「意味わからんルール」とか感じるものが多くあるが、そういうのがなぜあるのか、なぜ必要になったかというのがこういうシミュレーターで学習できる。多車線あるんだからちょっとくらい路駐しててもいいだろ?というのがダメなのはこのゲームで体感できる。

そしてこのゲームで一番いいなと思ったのが、カメラ(プレイヤーの視点)を車や住民に移すのが可能なところ。電車に移せば高層ビル群を横目に走る電車からの風景が見放題。車に移してサーキットばりのくねくね道路を走らせればレースゲームのような視点も楽しめる。

現実にはあり得ない迷路のような道路を無数の車が走っている様子は、理由はわからないけどわくわくする。駅に次々と電車がついて駅から人がドバッと出てきたり、港に船が出入りし空港には飛行機が行き着く間もなく発着し・・・精巧なジオラマだけでも楽しいけど、やっぱりそこに動くモノがあるとめちゃわくわくする。ずっと眺めていたい。


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