77歳のラン友
千葉県富津の朝5時。既に日は登っているが走っているランナーはいない。そんな中たった1人だけすれ違ったランナーがいた。それも往復で2度。
普段jog中に知り合いのランナーと出会ってもあまり立ち止まることはないが、なぜかこの日は呼吸を合わせたように、お互いぴたりと脚と時計を止めた。こんな広大な地で我々以外にランナーにすれ違わなかったことが原因だろう。これが旅ランの1つの魅力かもしれない。
でも話をしてすぐに、あまりこういう言葉は好きではないが運命的に出会ったことを確信した。
年齢は77歳、月間走行距離は500kmを超え、秋田ウルトラマラソンで完走を目指しているらしい。過去4度完走しているそうだ。
足元はasicsのターサージャパン。厚底はどうも合わないそうで、ジャパンを見つける度に買い溜めしているらしい。そして時計。SEIKOの普通の時計のスップウォッチモードを使用しているとのこと。当然現在のペースも距離もわからない。距離表示に合わせて時計を見て計算するそうだ。カッコ良すぎないか?
マラソン235カットを目指してると私が伝え、お互い頑張ろうと構い握手をしてその場を後にした。最高齢のラン友だ。
我々の良く目にするキラキラしているランナーだけがカッコ良いわけではない。自分の人生を走ってるランナーは誰でもカッコいい。そこに隔たりはない。
#ChaosRunningClub
#runtrip
#ランニング #マラソン
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