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20240101ニュース

「日経新聞の「マイナス金利解除は24年前半」予想5割 為替円高へ」という記事が目に留まった。日本は2016年からマイナス金利を実施しているが、いよいよこの政策が終わる時が来るのか?

マイナス金利の主目的は、日銀への預金を減らし、より多くの資金を市場に流通させて経済を活性化させることにあると理解している。最近の物価上昇は、この目的が一定程度達成されたことを意味しているのか?しかし、実際には最近の物価上昇は、コロナ後の世界経済回復に伴う需要増加、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格の高騰、そして急激な円安による輸入コストの増加が主な原因だと思う。つまり、政策の直接的な成功とは異なり、「結果オーライ」という感じがする。

我々消費者にとっては、賃金が大きく上がらずに物価だけが上昇するのは厳しい状況。例えば、ガソリン価格は2020年から約40%も上昇している(115円から160円)。この状況は本当に勘弁してほしい。しかし、マクロ経済の観点からは、日本経済に活気が戻ることを望んでたりする。物価上昇が景気向上のきっかけとなる可能性はあると思うが、GDPの成長や生産性の向上、そして賃金の大幅な上昇なしには、経済全体の循環は改善しないよな。

注)トップの画像はe燃費さんの「最近5年間のレギュラー価格」を利用させて頂きました。
https://e-nenpi.com/gs/price_graph/6/1/0/

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