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ベトナム結婚式事情

もう4年前になります。チャオカフェ前調理担当、リエンさんの結婚式に出席しました。
リエンさんの実家は北部ハノイから車で2時間程の『ハイズオン』

旦那さんのコクタンさん実家はベトナムの京都『フエ』

かなり離れている為(ハノイ⇔フエは飛行機で1時間弱です)、『ハイズオン』と『フエ』2回の結婚式をする事になりました。
店主は、両方の結婚式に出席する事に!結果、昔ながらの結婚式と最新ウェディングパーティに参加でき、ベトナムの結婚式歴史の勉強になりました。

★初めは新婦側、リエンさんの伝統的結婚式です。
ハノイ近郊、のんびりした町ハイズオン

結婚式は3日間続きます。3日間の出席者は、なんと!!800人!
町の人全員です!!
店主がハイズオンに到着した日は、結婚式前夜祭が行われていました。

リエンさん家を大解放し、昼夜問わず宴会が続きます。

花嫁、ウェディングドレスは本番までとっておきアオザイで接客です。

結納の品です。ベトナムでは結納式も行われます。

会場のあちらこちらに前撮りした2人の写真が飾られています。

結婚式当日です。
新郎一族が新郎家から、新婦の家にお嫁さんをいただきに行く、というスタイルからスタートします。今回は新郎家が遠方な為、新婦リエンさん親戚の家を借りていました。

↑新婦を迎えに行く新郎一族
旦那さん嬉しそう★
超豪華なアオザイが新郎母です。

新婦を迎えに行く新郎一族

結婚式場は新婦家前にテントを張った即席会場です。なんと、普通の市道を封鎖して行われます。
リエンさん曰く「周りの人全員結婚式に参加するから、道通れなくても困らないよ」だそうです。

花嫁はウェディングドレスの準備中です。

⇓ウェディンドレスの裾を持ってくれる親戚の子と待機中
やっぱり女の子!ウエディングドレスにうっとりです。

花嫁を迎える準備中の新郎!超緊張しています。

新婦登場!二人とも嬉しそう♥

結婚式の後は、新婦家&新婦親戚家を全開放して大宴会の開始です。(これが日本でいう披露宴にあたります。)
新郎&新婦共日本在住な為、日本からも多くの方々に結婚式参加いただきました。こちらは日本人招待客テーブルです。

披露宴会場に新婦登場で会場内大きな歓声が!

伝統的結婚式は、料理製作・配膳・結婚式進行まで親戚一同力を合わせ全て行います。
昔の日本と同じで一族が固まって近隣に住んでいるからこそ実現可能な式です。

⇓(リエン家隣親戚家です。ここで3日間800人分の料理を作ります。)


★2日後、新郎家の結婚式に移りました。
新郎実家はベトナム中部の古都『フエ』です。
フエは以前都があった街です。高級リゾート街の『ダナン』ランタンで有名な『ホイアン』なども近く、注目の観光地になっています。

新郎家でも前夜祭は行われました。
しかし新婦側程大々的ではなく、両親族が集まる小規模スタイルでした。

家の車庫を飾り付ける新郎一族

ご馳走が並びます。

そして宴会に!乾杯の嵐です。

新郎父(左)と新婦父(右)が大盛り上がり!

新郎側結婚式当日です。
式は新郎実家、披露宴が会場を借りてというスタイルでした。

敬虔な仏教徒が多いベトナム、結婚式は実家にある大きな仏間を中心に行われます。

⇓新郎母から新婦に金製装飾品のプレゼント。

長らく国が不安定だったベトナム、いつ紙くずになるかわからない紙幣では無く、身に着けてすぐに逃げれる金の物のプレゼントが大事だった名残だそうです。

結婚式が終わり、披露宴会場に移動します。

⇓以前はこのように披露宴会場まで行列で進んでいたそうです。

今ではオープンカーで移動です。

⇓披露宴会場はこちら!

日本のバブル期と同じ状態にある今のベトナム!結婚式も年々豪華になっているそうです。

30分遅れ行動が習慣のベトナム。
頭ではわかっているんですが、日本の慣習が抜けず、披露宴開始時間に行ってしまう店主。
当然、会場スタッフしかいない式場でボーっと過ごす事になります。

新婦親族が到着!豪華な式場にテンションがあがるリエンさんのお母さん達

⇓リエンさんの叔父さんも記念写真です。

披露宴開始です。なぜかダンサーさん登場で店主びっくり!

新婦お父さんから新婦をお預かりする新郎。緊張のあまり段取りを間違えてますね(笑)

シャンパンタワー!!

花火まで!!

豪華さに、ただただ驚きの式でした。

式の後は撮影スポットで記念写真です。

⇓新婦側親族と!

⇓新婦側親戚一同

⇓店主左、右は2人の学校時代の先生

2つ共とても楽しい幸せいっぱいな式でした。

店主個人的な感想を言えば、40年前は戦争をしていた南北ベトナム


20年前までは2人の結婚は許されなかったと思います。
それが今ではこの盛況ぶり。
新郎新婦両お父さんの仲良し写真に、感慨深い物を感じてしまう店主でした。

★初めましての方にチャオカフェの歴史まとめです。

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