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100日後におでかけする大学院生【#27】うつになったから出来たこと

こんにちは。おでかけ志願者のちゃんたです。

今日は母と散歩をしました。桜やチューリップなど、いろんな花を見れて癒されました🌷


「こんなに一緒にいられて嬉しいね」
と母は私によく言ってくれます。
確かに、うつになっていなければ実家にこんな長期間いることもなかったでしょう。

「うつになって良かった」とはもちろん思いませんが、「うつになったから出来たこと」はたくさんあります。
そこで、今回は4ヶ月ほどの療養生活を振り返ってみました。

⚫︎ いろんな料理を作った
まずはこれですね。うつになっていなければ、作らないようなものを色々作りました。
100均をハシゴして見つけた型でクッキーを作ったり、パンを一から作ってみたり、皮から餃子を作ったり、おせち作りを手伝ったり…。
もともと料理は好きだったのですが、時間と手間をかけて作るのはとても楽しかったです。

型抜きクッキーかわいい
初めてのパン作り


⚫︎ 家族と多くの時間を過ごせた
うつになる前は実験漬けで、なかなか実家へ帰ることができていませんでした。うつになってから実家で過ごすようになり、家族の存在が何より大切だと実感しました。
家族旅行だけでなく、一緒にご飯を食べたり、週末は散歩に出かけたり、三人麻雀をしたり、多くの時間を過ごせたのは、本当に嬉しいことでした。

焼き芋を食べながら家族麻雀

⚫︎ 愛猫に出会えた
いつか猫は飼うことになったかもしれませんが、私がうつにならなければ数年先になっていたかもしれません。このタイミングだからこそ、この子に出会えたことに、とても感謝しています。

自分から入ったのに出れないにゃ

⚫︎ たくさんの優しい人と繋がれた
正直SNSは怖いというイメージを持っていたので、これまで自分から発信することはありませんでした(いわゆる見る専というやつです)
Xの闘病垢を始めてから、こんなに優しい界隈があるのか!とすごく驚きました。
Xとnoteで発信したことで、世の中にはこんなに優しい人が沢山いるのだと感動しました。
これもうつになったから知れたことです。


⚫︎ うつを知れた
これが一番大きいかもしれません。私はうつを舐めていました。医療者としての知識はあるくせに、うつがこんなにも恐ろしく苦しい病だとは知りませんでした。医療者として、研究者の端くれとして、間違いなく一番の経験です。
しにたいほど辛い思いをして手に入れたこの経験を医学の発展に役立てることが、今の私の生きる希望です。

さいごに

うつになって失ったものはたくさんあります。思い出したくないほど苦しい日々も過ごしてきました。でも、失っただけじゃなくて、得られたものもあると、最近になって自信が持てました。
寛解までの道のりはまだ長いかもしれませんが、焦らずゆっくりと歩いていきたいと思います。

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