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【映画の感想#39】検察側の罪人

映画公開された時に、ちょっと話が暗そうだったのと、木村拓哉、二宮和也というジャニーズ二枚看板というのに気が進まず、結局スルーしてしまった作品。別に主演二人の演技に難がある訳ではなくて、硬派な作品にジャニーズ事務所が攻めた作りが出来るとは思えなかったからで、二人の力量は十分評価している。今回アマゾンプライムビデオで無料で見られるようになったので、心を決めて見てみた。

内容は検察官の先輩と後輩の二人がとある事件の捜査を行う。そこで担当した事件の容疑者に上がったのが、この先輩検察官の過去に因縁のある人物で、何とかして検挙しようと企むというもので、正直なところ想像していたよりも硬派で難解で、そして面白かった。なかなか難しい内容だけど、目が離せずにずーっと見てしまった。

出ている役者も秀逸で、木村拓哉、二宮和也の二人は十分実力を見せつけてくれたし、周りを固める松重豊、吉高由里子もさすがの演技だった。特にキムタクの演技はなかなか見ものだったと思う。これまでに演じたことの無い気合いの入った演技はなかなかのものだった。

残念なのは、恐らく原作の難解さが故に、分かりにくい部分や消化不良の部分があったことだ。終わり方もちょっとスッキリしない感じだった。せっかく良い内容だっただけに、きっちりディテールを作り込んで欲しかった。ちょっと消化不良な部分は原作を読んで解消したいと思う。ともかくぜひテレビに張り付いてじっくり見て欲しい作品だ。

#映画 #感想 #検察側の罪人 #木村拓哉 #キムタク #二宮和也 #ジャニーズ

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