【映画の感想#4】「決算！忠臣蔵」を見てきたけど。

映画が始まる前に、吉本のテロップが出て何か嫌な感じがしたんだけど･･･この不安が的中した。久しぶりにやっちまった映画だった。

堤真一とナイナイの岡村さんのダブルキャストで、妻夫木聡、石原さとみ、竹内結子、濱田岳といった豪華キャスト。時代劇はあまり好きじゃないけど、ちょっと前に「引っ越し大名！」を見て面白かったし、予告を見ても面白そうだったので期待して見にいったんだけれども、私には合わなかったみたいだ。

背景は忠臣蔵通りで、赤穂藩のボスである浅野内匠頭が江戸城の中で吉良上野介を切りつけて切腹、お家はとり潰され赤穂藩の武士はクビ。一方の吉良上野介はお咎めなしということで、不服に思った赤穂浪士が敵討ちを行う話なんだけども、この映画はそのお金に注目している。城を追い出されて残った9000万円ぐらいのお金を討ち入りまでにどう使ったかというストーリーになっている。

コメディタッチで描かれているのだが、ストーリーがいまいち。東大の教授が書いた本が元ネタになっているのでそれなりに信ぴょう性ある内容だと思うのだけれども、史実に忠実にしすぎたのかもしれない。話に動きがなくて退屈だし、笑いの取り方も吉本流でため息が出る事も。めちゃくちゃざっくり言うと、豪華キャストの吉本新喜劇。いや、クオリティの低い吉本新喜劇だ。役者さんの演技は凄くいいのに残念。笑ってる人もいたけど、自分には合わなかった。

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あと岡村君がダブルキャストなの？っていうぐらい活躍しない。岡村君の演技は悪くないと思っているので、なんか見どころなくて残念だった。逆に吉本パワーで出てるような芸人がドヤ顔で元気いっぱいでね･･･救いだったのは、ダチョウ倶楽部の上島竜兵が意外と上手だったこと。そういえば志村けんと舞台やったりしてるもんね。しかも上島さんは吉本じゃなかったな。（注：上島さんは太田プロです。）

本当にキャストが良いだけに残念。面白いという人もいるので、本当に好みが分かれるというか、私に合わなかっただけなのか。とりあえず忠臣蔵には興味あるので原作は読んでみたいと思う。

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