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「善悪」を超えた新しい社会のルールで地球と響き合う

前回は次元の話のときに、両極を知るというお話をしました😊
その中の「善悪」をピックアップして、自然科学・生態系・腸脳相関・意識のベクトルなど、いくつかの角度から考察してみたいと思います✨

善悪とは


そもそも「善悪」とは…
善は、道義的に正しい事。 または倫理に沿った行いや理想的目標。 正義とは違い何かや誰かを裁くための概念ではなく、護り目指すべき理想としての概念。 悪は、古語では荒々しく猛々しい様を表し、道義を持たない事で、“ 動物的本能 ”からくる欲求を行動基準にする事。(Wikipedia)

実はこの善悪、自然科学で解いてみると違った側面が見えてきますのです😆

なんと…善悪に必要とする元素があるそうです。それは「鉄」!
地球の元素の大半が鉄で出来ており、地球の生命でもある菌は古代からずっと生き続けている大先輩で、その生命の維持に行われてきたのが細胞分裂。この細胞分裂に要するものが「鉄」なのです。

悪玉菌や大腸菌、がん細胞など、増殖すれば人体にとって悪影響を及ぼしてしまう菌もあります。ところが私達の身体にはシデロフォアと言うものがあり、これを使って体内にある鉄を取り込みます。そうすることで、病原菌に鉄を渡すことなくシデロフォアと結合し、タンパク質を放出することが出来ます。

つまり、悪玉菌を直接攻撃するのではなく、悪玉菌が使う道具をなくしてしまうということが起こっているのです。

健康と言われる腸内環境の比率は、善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7の割合と言われています。決して悪玉菌が悪いのではなく、絶妙なバランスが必要なのです。

自然界から「蜘蛛」を例にして見ると、蝶など小さな生き物を食べる姿を見て、人は蜘蛛を悪者と見ます。しかし農家から見ると小さな虫は、お野菜を食べてしまうので小さな虫が悪者になってしまいます。

ここには自然界の様々なルールが有り、それを生かした農法や生き方はたくさんありますが、お伝えしたいことは「善」「悪」は、その人、その立場、経験などによって変わるということであり、その概念は人間社会が作り出しているということです。

自然界の中で食う食われるの関係(食物連鎖)に善悪はなく、地球と響き合い生態系のバランスを感じながら増えたり減ったりして、命を繋ぎ合っているのです。

食物連鎖

ではもう少し深掘りしてみましょう…

「善」と「悪」に判別する時、「善」とは、協調性の関係にある状態とも言えます。(協調性:異なった環境や立場に存ずる複数の者が互いに助け合ったり譲り合ったりしながら同じ目標に向かって任務を遂行する性質。)
相手が悪だと言った瞬間自分が悪だったりします。ではその善悪を思考するメカニズムを見ていきたいと思います。

腸脳相関


腸内環境が思考や性格を決めていると言われています。
腸脳相関からみても分かる通り、脳と腸は相互関係、お互いに影響しあっているのです。このことからも腸内環境のバランスは無視できません。

「腸脳相関図」ネットからお借り

ドーパミン(快感ホルモン)、ノルアドレナリン(ストレスホルモン)、セロトニン(幸せホルモン)は感情(性格)を支配する代表的な自律神経の脳内神経伝達物質。その多くは腸で作られます。セロトニンが増えれば幸せな気持ちになります。セロトニンを増やす操作と深くかかわっているのが腸内細菌(特定の腸内細菌が明らかになっています)であり、まさに「腸」を整えれば「心」が整うのです。

このような自律神経の働きは、免疫反応にも密接に関係しています。
脳と腸は自律神経やホルモンを介してお互いに情報交換をしています。そのため脳が緊張などのストレスを受けると、その情報が腸に伝えられ、結果的に腹痛や下痢などを引き起こすことになります。

腸内環境が悪化すればその情報が脳に伝わって自律神経が乱れ、様々な心身の不調に繋がるのです。したがって、免疫力を高めるためには自律神経を整えることも大切です。

なので、腸と心が整った状態は、協調性的で穏やかな性格になりやすく、体の中の細胞同士も協調関係となり正常細胞が増えていきます。角度を変えて見てみると、自分が他人と協力関係を築く気持ちが強いほど正常細胞が増えるとも言えるわけです。

社会的善悪と、健康不健康

「善」「悪」は、その人、その立場、経験などによって変わるということであり、その概念は人間社会が作り出しているということをお話しましたが、
まさしく社会的善悪と、健康不健康は関係ないことも分かってきます。
社会のために仕事していることが、ストレスなどの無理につながれば、社会的には「善」でも、身体的には「悪」になります。

「べき・ねば・ならない」という社会が生み出した概念は、環境の変化により変わってきています。

私たちは地球という星に住み、様々な恩恵を受けて生かされているわけです。現代文明は自然の状態に基づいて、善悪の基準を考え直す時期に来ているのではないかと想うわけです。

むしろ、自然界や身体が教えてくれる通り、「善」と「悪」を超えた新しい概念が、お互いの協調性を認め合い、ルールをつくっていくのではないかと思います😊

地球と響き合う

「善」「悪」に囚われない新しいルールを育むためには、自分自身の感じていることに意識を向け、どんな事を感じているのか、その都度自分をチェックしていくことが必要です。自分の放つ周波数で現象化していることを体験し、自然界の摂理に学びながら、みんなのために何ができるかを感じで幸動することです。

先人たちの未来への強い思いを持った意志や知恵を、私達が感じ取っていくことで、未来軸に導びかれていくことでしょう。

先人を大切にする暮らし


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