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ログの可視化について

今回の記事はLanScopeアドベントカレンダーにの6つ目の記事としてかかせてもらいます!初回からここまでつないでいるブログに、参加し書いてくださっているメンバーに感謝です!
https://adventar.org/calendars/5555


わたしからは、機能紹介や事例紹介ではなく…
MOTEXDAYSで一部語られたLanScope An4.0のレポート機能を使った話の裏側をしたいと思います。
つまりは「仕事の見える化」についての個人的意見です。
製品を使ってみた、いち従業員として、生々しい私個人の意見と、感想をまとめます。


LanScopeAnのログレポート機能について

LanScope AnはクラウドサービスのMDM製品として誕生しており、Android,iOS,Windows,macOSに対応しています。(ここまでOS対応しているMDM製品は数少ないと思います‥)
情報収集(端末情報、位置情報など)、アプリ配信、遠隔制御などMDM製品として基礎的な機能からレポート機能など充実しています。

LanScope An 4.0 (最新バージョン)から、機能追加でWindowsの操作ログが取得できるようになりまた。そのためクラウドサービスで、Windowsの操作ログ管理ができるようになっています。

レポート機能には大きく2種類あります。

・個人の1日の端末の利用履歴を可視化したレポート
・特定のカテゴリ、目的別に分けた分析レポート

現時点で、LanScopeCatの一部機能に近しい、ログの検索・ログのレポート機能が存在しています。


「見える化」への疑心と抵抗心

「仕事の見える化」というと、監視されているという風にとらえる方が多いと思います。私もそうです。特にテレワークを始めると、普段以上に勤怠ルールや報告することなどが多くなったように感じます。

在宅勤務になり、オフィスに出勤して”できること””できなくなった”から、、とい部分は大いにあると思うので、勤めている義務としてしっかり対応すべき点は、もちろん同意しルールに従います。

しかしテレワークだから「仕事の見える化」をするというのは、疑問があります。オフィスに出勤していれば、仕事って見えるものだっけ…?と疑問に思うところがあり、なぜ離れたところで仕事をするだけで、監視が強くなるのか…「見える化」の理由とその手段に疑問があり、抵抗もありました。


改めてログをとることを考える

元々操作ログは、内部不正や、後追いのために取得しておく、つまりは証明するための材料として取得する必要があります。
以前にとある情シスさんがぼやいてましたが…

「操作ログなかったら、その本人の言ってることが正しいかどうかの証明すらしてあげれない…かばいきれないよ~」

こういわれると、自身を守るためにも必要な情報なんだな…と気づかされました。

そもそも、会社で利用するPCやスマートフォンは会社の資産であり、私物ではないです。ネットワーク環境も仕事場も、、すべて使わしてもらっている身であることは忘れていけないなと、、。(今回のテレワークで再確認…)
ログの取得目的がセキュリティ対策の一つ、従業員を守る手段の一つであることはまずは忘れてはいけないと思います。

では最近の「仕事の見える化」とはなにか…セキュリティのためにとっている操作ログを、2次利用する形で見える化する目的はなにか?


Microsoftへの批判について

この意見はもっともだと始め感じました。なぜなら私が当初そう感じたからです。
https://forbesjapan.com/articles/detail/38512

ただ、個人的にMicrosoft側の意見にも同意する点も多々あります。
経費削減、生産性向上…この結果を求められる経営層や管理職、この立場の方にとっては、スコアリングされた数値結果やデータ情報はきっとほしかったりするのでしょう。。しかし現場で活動する従業員にとってはそういったことで評価される、見られるとことは正直いろいろ言いたくなる気持ちがあると思います。。わたしもきっと文句は言ってるでしょう(笑)

そういった意見に同意しつつ、実際にそれに近いLanScopeAnの機能を社内検証を通じてつかってみた結果、機能が削除されたのは少しもったいないな…と感じた次第です。


社内検証に参加した気づき

こういった「見える化」の機能をつかっていくで大事だなと感じたのが2つあります。

・ログを”見る”目的
・上司、チームとのコミュニケーション

ログをとるという大きな目的はセキュリティ、証拠、自身を守るためというところがありますが、ログを”見る”目的がないと、ただの監視にとらえがちになるなと感じました。

目的の開示は必要だと思います。またそれに対する理解と同意が必要です。
目的を共有し、本人を巻き込むようなコミュニケーションをとることが大事だと思います。

「わざわざ新たにそんなことするの?」と考える人もいると思います。
「オフィスに出勤していればそんな必要ない」とも考えられると思います。


働き方を”見せる”化

・リスクの発見
・働き方をチームで共有できる。
・個人の振り返りができる

在宅勤務になると、環境上一人なので周りの動きに流されることなく仕事ができます。12時になると皆が動くから休憩をとる…みたいなまわりに合わすこともないですし、18時になって皆が帰りだしたから、仕事終わろ…逆に皆が帰らないから帰りず残業…みたいなこともないです(笑)

自由だからこそ、ついつい仕事をしすぎる…という点もあれば、休憩ばかりしてさぼる…という点もあると思います。

これは私の経験談ですが…
「仕事終了します」と報告をしてから、気づけば社用PCをシャットダウンせず、”ながら仕事”がはじまっていました。

普段は帰る支度をするのでPCをロッカーに閉まってさよならしますが、、自宅だとそのルーティンがないため気づけばPCを触り、ながら仕事がはじまってました。(その後、仕事を終了すると報告した後は、社用PCをケースにしまうというルーティンを設けました)

線引きするのが難しく、内容によっては業務にあたり、知らぬ間に会社を巻き込み法律に抵触するところだったりします。(いざというとき自分自身もかばえません…)
在宅勤務の恐ろしいところは、一人の環境だからこそ自由であり、まわりと比較できないので良し悪しの判断が鈍ってくることがあります。

この点を上司、チーム、または個人で振り返るという、コミュニティケーションは必要であると感じました。

そんな中で社内でLanScopeAnのレポートをみなで共有しました。
チームのレポートをみて休憩時間の取り方や、1日の過ごし方をレポートを通じて共有し合うことで、許されること、ダメなこと…など線引きを確認することもできました。これは監視による負荷とは真逆に、心理的に負荷軽減につながりました。
また自分のレポートをみて、業務の振り返りができました。これはiPhoneの画面レポートのようなもので、今週どれぐらいなにを利用していたか…がわかります。客観的にみれるので、この作業にこのツールをつかってこのくらい時間をかけていたんだな…というのがわかるので自分自身の改善点を見つけることができました。

これは在宅勤務中の話ですが、オフィスにいる際にもこういった話を周囲としてもいいのではないかと思いました。(雑談とかで)
テレワークになったからこそ生産性というワードが強くなってますが、テレワークだからではなく、普段のオフィスへ出勤している時からこの問題とは向き合うべきだったはずです。
(今更感があるからこそ”見える化”しようということに、より抵抗がでてくる気がします…)

コミュニケーションをしっかりとれれば、、という点で、もう一つ可能性としては、業務負荷を上司に訴えられる。ということもあると思います。

気づいてもらうというよりは、こちらから声をあげるということです。


信頼関係が浮き彫りになる

この見える化においては、おそらく上司やチームとの間の信頼関係が浮き彫りになってくると思います。信頼関係がなければできないコミュニケーションだと思います。

むしろこのテレワークが進む中で浮き彫りになってきているのがこの信頼関係ではないかなと思います…


ミニマムで、合意がとれた範囲で利用してみる

おそらくこの機能はいきなりはじめるというよりは、会社の状態、チームの状態、関係性や使う目的をしっかり考えたうえで利用するのがベストであり、効果があると思います。

個人的には営業チームなどで取り入れるのがいいのではないかと思っています。外出、出張が多い分普段からテレワーク状態かと思います。
仕事の線引きが難しいという話もよく聞きます。ついついPCを深夜に触っちゃうとか…(内勤の私は、この感覚を在宅勤務を経験して理解できました)

いつの間にかリスクを負っていることになりかねませんので、上司やチームとのコミュニケーションを通じて、新たな働き方を模索してみるきっかけになればと思います。

おそらくそうした模索する中でDXへの道が開けてくるのではないかと思います。


おわり

この問題ってもっともっと深い気がします。このまえのスピンオフでも、アメリカではプライバシーに関する声が大きい…だったり、、労働に関しては経営者ではなく労働者の権限がでかい…だとか…働き方は今後大きく変わっていきますが、このあたりの取り組みも大きく変化がやってくると思います。。ただ、どこまでいっても人隣り、関係性、コミュニケーションというのは働く上で最重要なものだと今回のすごく感じたところでした。


若干まとまりないし、核心もないですが…読んでいただきありがとうございました!!






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