読書記録12 『真贋』
吉本隆明『真贋』
(講談社インターナショナル 2007年)
物事を真っ直ぐに捉えたいと思う。
納得がいかないというか、なにかひっかかるときは『なんで?』と確認するようにしている。
そして、自分自身が気をつけなければいけないのは、『なんで?』に人を詰めるニュアンスをいれないようにすることだ。←これは出来てはいない。修行中だ。
当たり前のことを当たり前にすることが善い。それにそぐわないのは悪なのか?
この本では、あらゆるものに『利と毒』というものがあることを説明する。
自分自身が正しいと考えて行き着いたものだとしても、それを決めつけてはいないか?を問う。
選んだものや道には、必ず毒も存在するということ。
考えずによいとされるものを選ぶこと。
考えて、間違っていないよいことを選ぶこと。どちらにも利と毒はある。
常に、問うことが必要。
本当にそれを日々実感している。
文中でひっかかったところを抜き出す。
これは備忘録。
1、いいことばかりを言うやつが増えてきたら、ちょっと危ないときだと判断したほうがいいと、思います。
2、毒が回っている人の特徴は、なんでもやりすぎるということ
3、もともと、楽しいほうではなくて、悲しいことのほうが好きなのかもしれません。
4、倫理ということを極端に突き詰めて、健康が極端になりすぎた結果、常識外れな行動に至ってしまったのです。戦争の倫理観というのは極端に走るとそうなってしまうのです。
コンプライアンスを遵守。
人を傷つけてはいけない。
配慮しましょう…。
息苦しさの先に何が待っているのか?
よく、みる。
よく、考える。
そして動いて、いろんな人とかかわっていこうと思う。
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