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フォロワー3万超え!映える写真だけに頼らない和樂webのInstagramアカウント運用

和樂webのSNS運用公開シリーズ3部作! TikTokFacebookに続いて、最後に公開するのはInstagramの運用です。先日、和樂webのInstagramアカウントのフォロワー数が3万人を超えました(やっと公式マークも付きました)🎉🎉 和樂webのアカウントのすごいところは「映える写真」だけに頼らない、編集力にあるんじゃないか? なんて思っているのですが、その説明はまたのちほど。

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こんにちは。和樂webのWebディレクター、鳩です🐦

Instagramは「キレイな写真が重要!」といわれるなか、和樂webはそのセオリーからちょっと外れた戦略をとっています。多様なジャンルの「日本文化」を伝えるメディアだからこそできる手法です。「いろんなことを伝えたいけどInstagramでうまく伝えられない!」なんて悩みを抱えている方の参考になるかもしれません。

というわけで今回は、Instagram運用の裏側と投稿の工夫を公開します!

Instagramの目標は?

現在は、日本文化の入り口マガジンとして、Instagramの世界でも新しい表現やメッセージにチャレンジすること、それによってアクションする人を増やすことを目標に掲げています。そのため、少し前まではフォロワーを目標に掲げていましたが、現在はフォロワーを増やすことよりもリーチやコメントなどエンゲージメントに関わる指標を重視しています。

どんなふうに運用しているの?

Instagramの担当は、ライターとしても参加してくださっているチヒロさんとスタッフのきむらさんの2人。ふたりが毎週定例会で先週のふりかえりと来週以降の投稿編成を確認します。(管理はスプレッドシートで行っています)

どんな人が見ているの?

2020年4月はフォロワー数2万人だった和樂webのアカウント。ということは、この1年で1万人が増えたことになります。ではどんな人がフォローしているのでしょう?
年齢層は、45-54歳(30.4%)、次点で35-44歳(27.1%)、続くのが25-34歳と55-64歳(両方ともに16.6%)。性別は女性が67.6%、男性が32.4%。

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注目ポイントは、Facebookに比べると25-34歳、女性が多い点(Facebookは年齢層高めで男性が多かった)

NTTドコモ モバイル社会研究所の2020年の調査によるとInstagram利用年齢層は若年(10-20代)の女性が多い傾向にあるので、そのデータに比べると平均年齢は高めですが、和樂webのSNSのなかでは2番目に若者と女性が多いということになります。

どんな投稿をしているの?

食や旅、工芸、美術、歴史など。和樂webのWebメディアからさまざまなジャンルの記事を選出して、毎日1本投稿しています。フォーマットの基本ルールは「画像+白背景キャッチコピー」です

実は現在のフォーマットにいたるまで、かなり試行錯誤したんです。

▼現在の基本フォーマット

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下の画像は1,2ヶ月前の投稿写真の一覧。このときの基本ルールは「画像+青背景キャッチコピー」でした。
どちらかというと、画像のほうにぱっと目がいきますね。

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さらにさかのぼって4カ月前。このときは、飾り枠でかなり小さくコピーを入れていました。第一印象は完全に画像。写真に目が奪われます。

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なぜこんなに頻繁にフォーマットを変えたのか? 実はこれには理由が......

写真が足りない!問題

和樂webのInstagramアカウントをスタートした当初は、雑誌から写真を転載するなど、特にきれいな写真(プロが撮影したものなど)を厳選して、投稿していました。しかし、毎日投稿した結果、写真が足りなくなってしまったのです。

「映える写真ありき」からの脱却

あれやこれやと試行錯誤しながら、決断したのが「写真ありき」からの脱却でした。

きれいな写真を並べることで、そのアカウントの世界観を醸成したり、「いいね」をたくさんもらえる可能性が生まれます。しかし、新しい表現にチャレンジする和樂webが、そこにこだわる必要はないのではないか? と考えたのです。

画像を見せることよりもメッセージを伝えることに重きを置いて、投稿を選ぶようになったのはつい最近のこと。1枚目にふさわしい写真がみつからない場合は、コピーを目立たせたり、浮世絵を使ったり、写真だけに頼らない工夫のバリエーションが増えていきました。

結果として、以前よりも統一感の少ない印象ですが、1本の投稿でより多くのリアクションをいただくしかけができたのではないか? と個人的には考察しています。

どんな投稿に反応が集まる?

「おもしろい」「驚いた」「知らなかった」など、映えだけに頼らない、発見のある投稿に反応が集まっています。なかでもパブリックドメインの浮世絵をつかった投稿はエンゲージメントが高い傾向です。

浮世絵を使うことは、他の日本文化にまつわるアカウントとの差別化にもつながっているようです。

プロフィール画面の統一感よりも1本1本の投稿内容を重視したことでInstgramの「発見」に表示される機会が増えました。潜在フォロワーに気づいてもらうチャンスが増えたことで、結果的にはフォロワーも右肩上がりに増えています。

......というわけで、和樂webのInstagramアカウントでは

・新しい表現の追求のため、エンゲージメントに重きを置く
・写真ありきから脱却、メッセージで投稿内容を選ぶ
・浮世絵やコピーを有効に使う

こうすることで、結果的にアカウントの全体的な向上を実現しています。

▼和樂webのInstagramはこちら!

https://www.instagram.com/warakumagazine/

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