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そのタイトル、ほんとにそれでいいの?商品販売に学ぶ記事タイトル考

「せっかくいい記事なのに、誰にも読んでもらえない……」それは例えるならば、置く場所を間違えているせいで誰にも気づいてもらえない、魅力的なお洋服やバッグのよう。

私(平安暴走戦士~chiaki~)は、老舗のバッグのメーカーで働いていたことがあるのですが、記事を読んでもらうことも商品を買ってもらうことも、何だか似ているなぁと思ったのです。

和樂webのタイトル、そして「商品販売」と「読まれる記事」の関連について考えてみました!

商品販売との類似点①「今」を意識すべし!

春になっても冬物を売っているお店って、ほとんどないですよね。日本人は四季に敏感で、今の気分に合わない商品はスル―されてしまうどころか、お店の雰囲気まで悪くしてしまいます。

記事だってそう。明らかに今の情勢に合わないものを垂れ流したって、誰の役にも立ちません。普遍的な内容のコンテンツもありますが、流れの早いwebにおいては、時の流れに合わせていくべきだと思います。

商品販売との類似点②「お客様」にコミットしよう!

お店に購入を前提で来店する「お客様」には、2つのパターンがあります。①購入する目的がハッキリしている ②何か欲しいけど、特別これってわけじゃなく何となく来てみた、という2つのパターンです。

web上の記事は、②に当てはまるユーザーが多いのが特徴です。何か読みたいけれど、別に何が読みたいってわけじゃない。面白そうなものがあれば読んでみよう……。

そんな「お客様」には、全力でコミット!! 商品を販売する場合、お客様のライフスタイル・好み・家族構成……などを会話や雰囲気から探り出し、その人に喜ばれるものを提供します。そうすれば「嬉しい」「楽しかった」「役に立った」というポジティブな思いをもってもらうことができ、再来店ひいては「顧客」として長いお付き合いができるのです。

記事も同じです。なんとなく読んでみたけれど、全然中身がなくてつまらなかったら、もうその記事を提供している媒体のものは読みたくないですよね。「リピーター」を増やすためには、喜んでもらうことが一番だと思います。

商品販売との類似点③恋して愛して♡でも一方通行はNG

もともと私は洋服やバッグが大好きなので、店頭に新しい商品が並ぶと「あぁ~~!! なんて美しいんだ~!! 素敵すぎる!!! 輝いてる! 愛してる! 抱きしめたい!」と恋に落ちてしまうことがありました。記事でも「めっちゃいいこと書いてある~!! みんなこの魅力に気づいて読んでくれ~! お願いだ~!!」となるときも。というか、全部の記事に恋して、愛しています。

愛のないものの魅力を紹介しても、うすっぺらで伝わらない。愛があるから、どうやったらこの魅力が伝わるのか一生懸命考える。記事愛を伝えるために大事なのは、まずはタイトルだと思います。お店にいらしたお客様に最初に声かけるときも、まずはこのバッグの一番の魅力を言うように心がけていました。

伝わらないこともあるけれど、それは愛が一方的だったとき。商品販売との類似点②「お客様」にコミットしよう! を忘れちゃうと、一方通行の愛になっちゃうんだなぁ。恋愛って難しい。あれ、いつの間に恋愛の話に……?

あれ、私タイトルのテクニックの話した?

「記事タイトル考」とかいうタイトルを掲げながら、テクニック的な話を何もしていませんでした。このままじゃ釣りnoteだ! 最後になりましたが、和樂webのタイトルではこんなことに気を付けています。

・時代にのっかる
・記事の内容で、一番「これ注目!」という部分をピックアップして入れる
・目を引くキャッチーな言葉を入れる
・同じ文言を2度入れない
・「あの名探偵の正体は〇〇だった!」とか、伏字にはしない
・最初の方に言いたいことを入れる
・具体的な数字や地名などを入れる

例えば、先日ライターの記事タイトルをつける際、最初に私が提示したのはこちら。夫に殺された妻が、後妻を次々呪い殺す…江戸の怪談「累ヶ淵」は実話だったってホント?

そしてタイトルを最終的に調整してくれる、ディレクターの鳩さんがつけたタイトルはこちら。夫に殺された妻が6人の後妻を呪い殺す…輪廻転生の怪談話「累ヶ淵」は実話だった?

鳩さんのつけたタイトルは具体的な数字が入ることで「え、6人も!?!?」と驚きが増します。「江戸の怪談」ではざっくりしすぎていましたが「輪廻転生」と入ることで、妻殺して輪廻転生って何?と興味がわきます。タイトルづけはまだまだ至らないことが多く、毎日修行です!

とにかく喜んでもらいたい! それだけなんだ!

商品を売るときはどうしても「売り上げ」がつきまといます。当たり前だけど、売れて利益が出なければ潰れちゃうから。webメディアも、誰からも読まれなければ終わってしまいます。だけど、お客様や読者の方を不快にさせるような押し売りはしたくない。webメディアにおいては、タイトルに釣られて記事を読んだら内容はガッカリ、みたいなこともあると思います。でも和樂webにはそれはない! 断言できる!

キャッチーな見出しに釣られて読んでみたら、想像以上に内容の濃い記事だった。それが和樂webの記事だと思います。だから、騙されたと思って読んでみてほしいです!




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