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Webデザイナーと資本主義

効率化を図るために分業になりすぎていないだろうか。
Webサイト、Webページ、バナーなどを作る際、ただ手を動かすだけになっていないだろうか。
企画や設計は誰かが考えて、それをビジュアルデザインや実装するのが自分になっていないだろうか。
資本主義の世の中において、効率的に物を生み出すのは正とされているために、分業化が進んでしまっている。
企画の立案からそのビジュアルデザイン、実装まで1人で完結するにはそれなりにスキルが必要で、育つまでに時間がかかり希少な人材となる。
資本主義においてこのやり方を実行するには効率が悪い。
いかに短時間で大量に良いものを作るかが大切になってくる。
そのため、企画をする人、ビジュアルデザインをする人、実装をする人の3人に分業させることにより、人材の確保や育成が容易になる。
経営者としてはその方がメリットが多いが、そこで働くデザイナーとしてはどうだろうか。
果たして、早くデザイナーとして働けるから良いのだろうか。

分業化が進むと、全体像を考えなくても与えられた役割を全うするだけで稼げるため、企画部分を考える機会が減りただ手を動かすだけになってしまうケースは少なくないと思う。

そうなると、何をどういう目的で作っているのかを知らずに作ることも可能になるため、ただ使われるだけのデザイナーになってしまうのではないだろうか。

資本主義の世の中において仕方ないところだが、ここを意識してデザイナーとして働くか、意識せず働くかでは今後の自身のデザイナーの立場が変わってくるはずだ。


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