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映画感想 すずめの戸締まり
面白かったけど可もなく不可もなくの星3
ジブリで星3だと星3はないでしょってなるのと同じように、星3ゆえにマイナスですらある
これまでの新海誠作品は完全なハッピーエンドにならないことで斜に構える層の支持も獲得していた印象だけど、今回の作品だと斜に構える層が斜に構えてしまう
『天気の子』との比較
今作は前作『天気の子』の先を描いた作品のように思った
『天気の子』は世界ではなくヒロインを選んで東京水没ルート
今回は世界を選んで草太が要石になるが、さらにその後草太も取り戻す 万事解決エンド
『天気の子』は絶対にうまくいかない逃亡劇が見ていられなくて共感性羞恥のようなつらさはあったが、終わり方はこっちの方が好き
『すずめの戸締まり』は物語が作中で完結してしまって頭の中に残るものがあまりない
ざっくり言えばすずめが震災を乗り越える話だけど、振り返るとテーマがよくわからなかった
ミステリーのような展開の面白さや、なにか響くものがあればテーマがよくわかんなくてもまあいっかとなってた
謎ポイント
・後戸を閉めるには、かつてそこにあった声を聞かなければならないのはなぜか
幽霊が成仏するやつと一緒?3秒で考えた
被災地や廃墟に生活があったことを忘れないためみたいな
・自然災害の地震を、戸締まりという人の手で止めることができる という風に描いているのはなぜか
・2つの要石が東北でミミズを封印したが、東西に要石があるって設定はどうなったのか
・初めに宮崎県に要石があったのは高千穂峡の日本神話関連かなと思った
ただ要石は移動する設定があるので、なぜこのタイミングで宮崎県に要石があるのかがわからなかった
・猫と椅子のモチーフ
椅子は居場所って意味なのかな〜と思った これも思考放棄
・猫の動機 暇だから?
よかったこと
・映像美 開始3秒くらいで風景すごい!お金かかってる!となった
・緻密な「東京」という風景が出てきたときに馴染みがあると思えることが、他者と感覚を共有しているようで嬉しい
作画の話しかしてない
まとめ
新海誠作品ということを考えなければ、絵も綺麗だし話もまとまってよかったねで終わりそう 期待値が高すぎた
新作が出るごとに主人公と相手のディスコミュニケーション感が薄くなっていく
旧作の何回もの「失敗」を経て、今作でやっと大団円に辿り着いた感じ
だから次回作どこに行き着くのかが気になる おわり
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