食の選択肢

「毎日自炊をしているのはえらい」

　よく使う褒め言葉な気もするが、実はこれを言って良い人は限られた人なのではないか。と思う。

　先日、「ほぼ毎日外食している夫婦が、珍しく自炊をしていた。そんな時に限って必ずインスタに写真をあげている。いかにも毎日こんなご飯ですよと言わんばかりに。」という、どうでも良すぎて泡吹いて死ぬ話を聞いた。

　私は、なんでそんなに他人が気になるねん。どうでも良いわ。と思いながらも、未だに"自炊が良く外食が悪い"みたいな風潮がある事に少し悲しくなった。今は、食に辿り着ける選択肢がいーっぱいあるし、毎日外食でも健康的に生きていけるのにね！あーあ！おかしなはなし！である。

とはいえ、私は出来る限り外食せず毎日自炊をしたい。なぜなら自分の好みの食材や調味料で調理をし、好きな量を食べたい。あと、何よりも経済的に毎日外食は厳しいからだ。お金ないね。

なので私は「毎日自炊してる人えらいな〜」と思う。尊敬する。私もそうなりたい。と思う。憧れ。である。(句読点が多い)

「毎日自炊してる人えらいな〜」と言って良いのは、毎日自炊したいけれどどこか妥協した気持ちで外食や納豆ご飯を食べている人だけだと思う。

　毎日外食をする選択も素敵、月に一回料理しよっかな！と気が向いて料理をするのも素敵。自分がご機嫌で健康で居られるのならどんな選択も素敵で良いのだ。後ろめたさナシで、コレ！と選んだらいいのだ。

だから、おかしやだがしコアラのマーチが昼ごはんだっていい。最高に美味しいわぁ。

【追記】

罪悪感無いでしょとか言う人へ。せっかく身近にある豊かな食を悪と位置づけるのは、食材に失礼ではないですか？よく考えてから発言しましょう。

大好きなサンドウィッチマンへ。かぶりつく様な美味しいものに0キロカロリーはありません。よく考えてから発言しましょう。

大好きな私へ。最近いただきますと言っていますか？本能のままかき込むのでなく、よく考えてから食事をしましょう。私より。