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夏の朝焼け:江戸川慕情を撮るなら新行徳橋がオススメ!

真夏日が続き、お盆休みには台風までやって来て滅茶苦茶な天気となっている今年の夏ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

梅雨が明けてから朝焼け撮影に行く機会も無く、犬の散歩でカメラのシャッターを切るだけの日々が続いておりました。

江戸川河口から見る事が出来る朝焼けポイントは妙典(東京側)からの景色が基本となるのですが、新行徳橋の上からの景色が実は一番良かったりします。(でも、新行徳橋の上が撮影スポットとして記事やネタになったのを見たことが有りません。)

そんな新行徳橋、撮影機材を持って行くのに、橋の下まで車で行くわけなのですが、橋の下の道路が現在工事中なので歩いて行かねばなりません。
(工事期間は2023年3月末日までという気が遠くなりそうな工期です・・・。実は工事は昨年街からやっていたりするのです。)

工事前は足繁く新行徳橋の上に撮影機材を担いで出かけたものですが、工事が始まってから一度しか行ってません。梅雨も明けたし、そろそろ重い腰を上げて撮影に行くかー!と気合いを入れて機材担いで行ってきました。

東京湾側の地下鉄東西線妙典駅方面から川の土手を上流に向かって5分程歩くと新行徳橋に辿り着きます。(橋の下から階段が有るので、登ればすぐに橋の上になります)

この日は雲の多い日でしたが、雲が多い方がドラマティックな朝焼けが撮れるので条件的には良い感じでした。

この日の日の出時刻は4時55分。

日の出の30分前に江戸川に到着、撮影しながら新行徳橋に向かいつつ撮影開始となりましたが、太陽はまだ地平線の向こう側で東の空が仄かに明るくなる様な感じ。
カメラはSONY α9、レンズはCarlzeissのSEL1635Z、16-35mm/f4の広角レンズ。Carlzeissの画作りは紫色の朝焼けを綺麗にかつクリアに映し出します。
地下鉄東西線の鉄橋と江戸川を眺めながらシャッターを切り、上流方面に歩きます。

辿り着く前に日が昇ってしまいそうに・・・

歩いているうちに徐々に夜が明けて東の空が明るくなっていく様はとてもドラマティック。地平線の向こう側の太陽が雲を朱く染めていきます。

東京湾からの距離を表すマイルポストが250mおきに置いてあります。

朝と夜の境目がなんとも綺麗なグラデーションに染まる様子は朝焼け好きには堪りませんね。東京湾から2.5kmのマイルポストを通過。

トラス構造の水道管が江戸川を横断している姿はなんとも素敵。

もう一台持ってきたOLYMPUS E-M1MarkⅢと7-14mm/f2.8Proで撮影。上流側には薄雲が出ており、地平線の向こうの太陽が見事に赤く染めていました。α9+SEL1635Zとは少々異なる色合いで高彩度の画作りがOLYMPUSらしいのが良いですね。

α9+SEL1635Zで撮影。橋の向こうはまだ夜。

暫く上流に向かい歩いていくと目的地の新行徳橋が見えてきました。
見事な赤い雲が空を彩っています。

夜と朝の強化が橋の上に有る様な感じ。α9+SEL1635Zで撮影。

橋に登ると歩行者用道路が有るので橋の真ん中位が撮影ポイントとなります。早朝なので車通りも殆ど無い感じです。

OLYMPUS E-M1MarkⅢ+M.Zuiko12-100mm/f4.0Pro(望遠端35mm換算200mm)で撮影。

橋の上流側にはスカイツリーが見えるのですが、夜モードの為ライティングはなく、展望台の回転するライティングのみとなります。約10㎞先なので、望遠撮影となります。

OLYMPUS E-M1MarkⅢ+M.Zuiko12-100mm/f4.0Proで撮影

徐々に明るくなってくる橋の上から東の空を撮影。朝焼け好きにはたまらない時間帯です。

新行徳橋の中央付近からα9+SEL1635Zで撮影。

橋の上から徐々に登ってくる朝日を撮影。つい数分前まで雲が朱く染まっていた景色はなくなり、オレンジ色の地平線から太陽が昇ってくる様は焦らされ感でウズウズしちゃいますねw

ご来光降臨。α9+SEL1635Zで撮影。

千葉県で太平洋側の外房に行かずに水辺で朝焼けが撮れるスポットはそう多くなく、大きな水たまり(?)の印旛沼か江戸川くらいしか無いので、新行徳橋の上は実は密かに良い場所なのですが、どうもメジャーになれない感が良いですねw

もう完全に朝に。F8まで絞って撮ると光芒が出て良い感じとなります。α9+SEL1635Zで撮影。

太陽が地平線から完全に上がってくると江戸川に朝日の「道」が開けてきます。朝焼けってホントに良いモノですねー(*´ω`)

LeicaQ2で撮影。

更にもう一台持ってきたLeicaQ2で撮影。橋の上から見える湿地帯と今は使われていないと思われる灯台っぽい塔を朝日の道の真ん中に収めて撮影。
α9やE-M1markⅢとは違い、渋い画作りのLeicaもひと味違う朝焼けとなります。

OLYMPUS E-M1MarkⅢ+M.Zuiko12-100mm/f4.0Proで撮影

更にOLYMPUS E-M1MarkⅢ+M.Zuiko12-100mm/f4.0Proの望遠端で撮影。
光の道の中に塔のシルエットが映える感じがなんとも素敵です。朝焼けの時間帯で無いと撮れない一枚です。早起きは三文の得ですw

堤防工事をしている様です。まぁ、時間はかかりますなぁ・・・

橋の上での撮影を終え、橋を降りると冒頭で述べた通り、橋の下の道路はこの様に工事中となっており、撮影者を寄せ付けない感じになっているのでした。(早く工事終わって欲しいものです・・・)

LeicaQ2で撮影。

撮影を終了し、再び来た道を戻るのですが、これまた結構素敵な景色が望めるのでした。

ということで、全然メジャーではない千葉県市川市の新行徳橋からの朝焼け撮影レポートでした。

もう少しメジャーになっても良いポイントだと思うけど、沢山人が来ても困るので、なんとも微妙な感じです(笑)


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