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0歳児含む子ども3人連れて1ヶ月間海外旅した記録(準備編)

2024年夏。
私たち家族の旅の記録をここ残しておきたい。

今旅ではタイ→マレーシア→ベトナムの3カ国回った。
どれも色濃くとてもエキサイティングだった。
全部を振り返ると途方もなく長くなりそうなので、1カ国ずつ詳細な記録を残すつもりだ。

まずはそもそもそなぜこの3カ国を選んだのかということや事前の準備、心構えなんかを記しておきたい。

1ヶ月間旅に出た理由

2024年夏時点で、我が家は小1の長女(7歳)、年中の長男(4歳)、そして9ヶ月の次男の3人の子どもたちがいる。
次男が生まれたタイミングで、「育休取るなら今回がラストチャンス!こんなに休めるのは今だけだ!」ということで、夫婦2人で丸1年間の育休を取ることを決めた。

育休を取った段階で、私たち夫婦はずっと考えていた。
「海外に移住するように旅したい」と。

理由はいくつかある。
最大の理由はおそらくこんなに長く休んでいられる期間はもう金輪際ないだろうと思ったからだ。
金輪際は言い過ぎかもしれないが、少なくとも体が健康で体力があるうちにこんなに休めることはないと思う。

将来的に海外移住を考えているというわけでは今のところない。
が、100%ないわけではない。
もし海外で生活するならどんな感じだろう?というのを体験しておきたかった。いざという時に備えて…w
数日間の観光スポットをめぐるような旅ではなく、現地に住む人がどのような生活をしているのかを体感することに大きな意味があると思っていた。
そのため1週間以上、できれば2週間以上同じ国に留まって、観光というよりはその国の生活をしたかった
そんな時間今しかなくないか?ということでこの「海外に移住するように旅したい」というコンセプトに至った。

また、子どもたちに早いうちに海外の文化や人、言語に触れてもらいたいという想いもあった。
幼少期の経験から広い視野を育て、多様性を尊重する心を養う機会を与えたいと思っていた。
異なる価値観や文化を体感することで、柔軟な思考や創造力、コミュニケーション能力も向上も期待できるからだ。
異文化への理解が深まることで、自国の文化への認識も高まり、将来の可能性が広がると考えた。

いざ出発!

旅のスケジュール

乳幼児を連れての旅となるため、決行するタイミングは見定めていた。
0歳児でも生後6〜9ヶ月頃が成長段階としてもまだ動き回ることが少なく、体調を崩しにくい時期でもあるため、最も快適に過ごせるのではないかと考えた。
6ヶ月より前だとまだお座りできるかできないかぐらい、10ヶ月以上になるとハイハイやつかまり立ちを始め動きが活発になる可能性が高いからだ。

我が家の場合はちょうど上の子の小学校の夏休みの時期と、下の子が8〜9ヶ月頃になる時期が重なることもあり、夏休みが始まってすぐの7月末を出発日と決めた。

帰国日は出国前の時点ではまだ決めなかった。
様子を見ながら気に入った国や地域があったら長く居座ったり、合わないと持ったら早く帰るというような柔軟性がほしかったからだ。
ただ、お盆シーズンは高い&混み合うのでお盆時期は避けるようにしようと言うことだけ決めていた。

ミニマム2週間、マックス1ヶ月の期間を明確に定めない旅。
結果を先に言うと、マックスの1ヶ月いたことになるわけだが、正直まだまだ居たかったというのが家族全員一致の感想だ。

お金・予算

予算は100万円前後を想定。

ざっくりとした根拠と内訳としては以下の通りだ。
・航空券が大体40〜50万円ぐらい。
・宿泊費は1泊平均6,000円×MAX30日とすると18万円ぐらい想定。
・食費は基本外食になりそうだが、できる時はなるべく自炊する。
・移動手段は基本的にgrabを利用する。利便性により電車も利用。
・お土産などの買い物は最小限に抑える。

以上のことを念頭に置き、あとは現地に着いてから考えることにした。
また現金は市場などで使うための最低限だけ換金し、足りなくなったら現地でキャッシングすることにした。
基本的に使える時は全てクレカ決済にした。
クレカ決済のメリットはいちいち現金を扱わなくて良いということだけでなく、レートを自動計算してくれるので海外では超便利だからだ。

クレカはVISAとアメックスだけあれば十分!

宿

宿は基本的にAirbnbを使って探した。
理由は、単純に安くて良い宿を見つけやすいことと、必要な設備があるかの確認が容易だからだ。

家族旅において一番と言って良い課題は、洗濯物だ。
1人であれば手洗いでもなんとかなるが、家族5人分となると1日で出る洗濯物の量が半端ない。
特に0歳児はおむつ漏れなどで頻繁に着替えることが多いので、洗濯はできれば毎日、最低でも2日に1回は確実にしたい。
なので洗濯機付き&できれば乾燥機能付きの宿であることが割と必須条件だ。

あとは冷蔵庫・キッチンが自由に使えるか、シャワーのお湯が出るか(、プール付きか)などに注目して探すようにした。

Airbnbでは一棟貸しや部屋貸しの宿も多いため、宿泊費を抑えて必要な設備がある宿を探すのは難しくない。
あとは立地や移動のしやすさ等を考慮して決定していけばOK。

東南アジアであれば、1泊5,000円前後出せばかなり良い宿に巡り合える。
ちなみに感覚としては、1泊4,000円の宿と10,000円の宿ではそこまで大差ないことが多い気がする。

Airbnbで宿探しするの楽しい!

荷物

荷物はできるだけ最低限にした。
トランクは60Lぐらいのが1個+機内持ち込みサイズの小トランク1個+リュック1人1個(0歳児を除く)+ベビーカー
これは飛行機での預け荷物代を節約するためや待ち時間を減らすためだが、もう一つ理由がある。
それは、上の子どもたちには自分の荷物を自分で持って「旅してる感」を荷物の重みと共に体感してほしかったからだ。

荷物は必要最低限!

着替えは3回分ぐらいだけ持っていき、基本的には現地で洗濯して着回す。
0歳児の着替えだけ多めに持って行った。
もし着替えが足りなくなりそうなら現地調達しようと事前に決めていた。
また0歳児のオムツ、離乳食は5日分だけ持って行くことにし、あとは現地調達することにした。

ベビーカーは持って行こうか迷ったが、あってよかったと思う。
なんだかんだ移動の時は便利だし、待ち時間などで寝てしまってもベッド代わりになる。
また空港でも基本的には搭乗口まで持って行くことができ、入り口で預けて到着時はトランクと一緒に回収できる空港が多いので、ギリギリまで乗せて着いたら即回収できるのも良かった。
一点、持って行く際の注意としては、海外(特に東南アジア)は日本ほど歩道が整備されていないので、街歩き時にはガタガタ覚悟&頻繁に持ち上げたり障害物を避けたりする手間が結構ある。
近場の街歩きなら抱っこ紐の方がおすすめだが、密着した乳幼児を連れて歩くと暑さ倍増間違いなし。
それぞれのメリット・デメリットを理解した上での使い分けが必要だ。

事前準備

事前にしたこととしては主に以下の通りだ。
・eSIMの購入
・grabアプリのインストール
・変換プラグ、変圧器の準備
・プライオリティ・パスの作成 などだ。

・eSIM
eSIMはトリファを利用した。
各国単位ではもっと安く使えるところもあったが、トリファでは「東南アジア周遊」のプランがあり、国が変わると自動で通信を切り替えてくれるため、それを選んだ。
なお、31日間で10GBの利用で6,010円だった。
渡航する国が事前に決まっているなら、各国単位で購入した方が安いと思う。
また1週間以内の旅期間であれば3GBで契約し、もし足りなそうなら現地で追加購入するのが良いと思う。
ちなみに、ポケットWiFiをレンタルすることもできるが、eSIMの方が安いしポケットWiFiを充電したり繋いだりする手間も不要なので、eSIMの方がおすすめだ。

・Grabアプリ
配車アプリ「Grab」は東南アジア旅で必須。
かつてのようにタクシーで行き先を伝えて金額を交渉する必要がないため、非常に便利だ。
また基本的にハズレの運転手に当たる可能性も低く、ぼったくられる心配もない。

この旅でよく使ったアプリまとめ

・変換プラグ、変圧器
旅好きの方へは説明不要だと思うが、海外で日本の家電製品を使う場合は、「変換プラグ」と「変圧器」が必要だ。
私はマルチ変換プラグ付きの変圧器を購入した。
私の場合は今後もどうせ別の国で使うだろうと思い、マルチ変換のものにしたが、行く国が決まっていればその国に合わせた単体の変換プラグを購入する方が圧倒的に安い。
ものが増えてもよければ単体プラグをおすすめする。

・プライオリティ・パス付きクレジットカード
プライオリティ・パスとは、世界の空港ラウンジが利用でき、空港での待ち時間を快適に過ごすことができるサービスだ。
子連れ旅の場合、手続きに時間がかかったり子どもがぐずった時に備えて、早めに空港に到着するのが望ましい。
そのため空港での待ち時間が結構長くなることが多いのだ。
空港での待ち時間を快適に過ごすためのアイテムでおすすめしたいのがこのプライオリティ・パス付きのクレジットカードだ。

今回だけ!として使うなら、年会費が初年度無料のカードを選ぶと良い。おすすめはセゾンプラチナビジネスアメックスカード。
何年も定期的に旅をするのであれば、年会費が安い楽天プレミアムカードもおすすめだ。
なお、カードや空港によって子どもも同伴できたり、◯歳未満はOKなどの制限があるので、事前に調べておくことをおすすめする。
ラウンジではドリンクや軽食(と言っても空港によってはかなりガッツリ食べられる)などが無料で、携帯やPCの充電をしたり高速WiFiの利用もできる。

魔法カード プライオリティ・パスを発動!


以上のような準備をして私たち家族は旅立った。
次の投稿、1カ国目「タイ編」に続く。

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