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個人の豊かさの先へ〜POOLOでの9ヶ月とこれから〜

2022年1月から9ヶ月に及ぶプログラムPOOLOが9月で終了した。
去年の12月にこのコミュニティに入ることを決めた自分を褒めてあげたい。
またこのPOOLOに入ることを勧めてくれた妻(以下、ちゃんよめ)に心から感謝したい。

今回卒業制作として、この間の振り返りと今後の自分のやりたいこと、今思い描く将来像をここに残しておきたいと思う。
※書きたいこと、伝えたいことを次々書いていたらかなり長くなってしまった。時間に余裕がある時にご覧いただくことをお勧めする。


1.POOLOに入って変わったこと

①生活習慣が大きく変わった

まず、生活習慣がガラッと変わった。
以前は子供の寝かしつけが終わって自分が寝る前の時間は、スマホで漫画アプリやゲームをするような、いわゆる「自分時間」になっていた。
ちゃんよめと話すこともあったが、お互いの「自分時間」という勝手な認識もあり、言葉数は決して多くはなかったように思う。
POOLOに入ってからはこれらの「自分時間」が、オンラインで夜な夜な誰かと話す「誰かと過ごす時間」に変わった。
POOLOの文化「1on1」、同じコミュニティのメンバーと一対一で話すだけの仕組みだが、これが自分には相性抜群だった。
1人の時間ももちろん大事だが、人と話す時間は充実感が段違いだ。
私はこの9ヶ月間でおかわり1on1も入れると64回1on1をした(頑張って数えたw)。
チームMTGや部活・オンラインイベントも入れると、平均週4、最も多い時で週6オンラインをしていた時もあった。
ちゃんよめから「オンライン入れ過ぎ!私と話す時間も作ってよ!!」とガチギレされたことは言うまでもない(3、4回ほどこのキレられ方をしたw)。
改めて以前スマホでゲームしていた時間は無駄だったなと実感し、ゲームはほぼ全消しし、漫画アプリも2つだけ残し、残りは全消しした。

②自己ビジョンを他人にも話すようになり、家族での会話も増えた

今までは「脱サラしたいな〜」とか「副業したいな〜」とかただ漠然と考えていただけで、行動に移していなかった。
当然のことではあるが、「〇〇したい」と思うだけでは一生変わることはない
POOLOではフリーランスや副業・複業してる人、起業家など様々な経験豊富な素敵な人が沢山いて、とても刺激になった。
「やりたい」を「やる!」にマインドチェンジできたのは間違いなくPOOLOのおかげ。
その要因は1on1やチーム活動で「俺、こんなことしようと考えるんだよね〜」という話をすると、「めっちゃ良いじゃん!」「ちゃんみねならできるよー!」といった声をありがたいことにめちゃくちゃいただけたことが本当に大きい。
それが自信になったし、具体的に動いて実現するしかない!と強く思った要因であることは間違いない。
またありがたいことに、ちゃんよめも良き相談相手になってくれた。
既婚者の強みとして、アウトプット・壁打ちが容易にできるのはデカい。
と同時に、家庭がある以上自分の想いだけでは勝手に動けない、決断できないのは事実のため、同意を得られるよう必死に説得もした。
ちゃんよめは私のやりたいことに対して理解もしてくれたし、一緒にあれこれ調べたり考えたりもしてくれて本当にありがたかった。
こんな嫁なかなかおらんとちゃうかな。笑
余談だが、いちサラリーマンが脱サラする時の最も厄介な壁は、家族の同意を得られないことではなかろうか。
その辺はちゃんよめは寛容に「ん、良いんじゃない?逆にもっとこうしたら…」と言った具合に受け止めてくれたのは本当にありがたかった。
普通子供のいる家庭で毎月約30万の安定収入を捨てて、自分のやりたいことをやりたい!と言えば、十中八九猛反対を喰らうだろう。

③モヤッとしたものがより鮮明になり、新たな人生の旅路を真剣に考え、実行するようになった。

今までモヤっと考えていたのは、サラリーマンをしながら副業して資金を貯めて、何となく島でカフェとか作りたいなーというぐらいだった。
長期的には、還暦を迎えたら世界を縦横2周すること、余生は島に移住してのんびり過ごすと言うのが人生のビジョンだ。
それが摩訶不思議、POOLOの活動を通じて考え方が変わった。
軸は一緒なのだが、副業とか片手間で資金調達しながらやりたいことを仕事にするという考え方から、具体的にゲストハウス作りに注力し、今の仕事も辞める決断をした。
なぜゲストハウス作りに全力で踏み切ろうと思ったのかは後述するが、今までモヤッとしながら続けようと思っていた仕事を辞める決断をして今はスッキリしている。
行動に移したこととして、現在進行形で将来ゲストハウスにする物件を何軒も見に行ったし、やろうとしているエリアの地域おこし協力隊の人とも繋がって色んな話を聞いたりできた。
やはり思うだけではなく、アクションに移してなんぼと強く思ったこの数ヶ月。
そして物件探しは普通に楽しい。
イメージを膨らませて「ここをリフォームすれば使えるなぁ」とか「ここの部屋ぶち抜いて繋げれば大きなリビングにできるなぁ」とか考えて物件を見学するのはとても楽しい。

2.POOLOでやったこと

POOLOでは1on1やチーム活動以外にも、いくつかの企画を率先して行なった。
もともとイベントを企画したり運営することは好きだし、過去の経験も活かせると思った。
どんな思いで作ったのかを簡単に振り返る。

①オンライン飲み会の企画

学生時代に数々の合コンでの幹事経験を今こそ発揮する時だ!と思い、若かりし頃のノリでオンライン飲み会を企画した。
半分は単純に初めましての人同士でもワイワイお酒を飲みながら話したら仲良くなれるだろうという思いから。
もう半分は、一回顔見知りになっておけば後々1on1で話す時もハードルが下がるだろうと考えたからだ。
単純にこの企画はやってよかったと思っているし、何人かのPOOLO生からも「あれで勢いついたよね!」と言ってもらえて嬉しかった。
少人数や一対一で深い話をするのも楽しいけど、大人数でワイワイやるのも大好き。
最近はオフでのイベントも目白押しであまり必要性はなくなってしまったかもしれないが、今後も定期的に企画できたら良いなぁ。

まだみんな表情が固いwはじめてのオンライン飲み会

②山梨キャンプ企画

初の大型イベントとなった山梨キャンプ企画。
きっかけはとあるメンバーとの1on1で、「俺んとこ来いよ企画やるゎ〜」といった単純なノリだった。
15人ぐらい集まってくれたら御の字と思っていたら、まさかの40人規模という大型イベントに。
10人ちょっとだったら自分だけでも何とか企画・運営できそうと思っていたが、40人となると話は違ってくる。
これに気付いて率先して手伝ってくれた人、要所要所で的確に連携・集約、サポートしてくれた人、財政面で行き詰まりそうだった時協力を仰いだらすぐに案出しして会計担当してくれた人、本当にありがとう。
そして何より参加してくれたみんな、本当にありがとう。
「あれきっかけで一気に仲良くなれた!」と言ってもらえることが多くて、本当にやってよかったなぁと思っている。
役割分担性にしたのも統率が取れてよかった。
普通あんなに人数いたらカオスになりそうだけど、一人ひとりが考えて率先して行動してくれたこともあり、トラブルはほぼなかったと思う。
ただ、大人数過ぎてあまり個々人と深い話ができなかったのは反省点。
とあるメンバーも言っていたことだけど、「オンラインの1時間とオフラインの15分は同じぐらいの感覚」というのは激しく同意。
やっぱオフで会って盃片手に話す以上のコミュニケーション手段はないと思う。

歴史を作った(と思っている)山梨キャンプ

③お金について学ぶ会

講義で盛り上がった話から開設した学びの場。
旅をするにはどうしてもお金が必要。
この大事なお金について学び、金融リテラシーを高めることで資金繰りが上手くできるようになり、もっと豊かに旅ができるようになると考え、初めのうちは講義形式でやることにした。
全部で5回行ったが、まだまだ伝えたいことも議論したいことも沢山ある。
またこのような学びの場は自分にとっても良いアウトプットになるし、聞いてもらっている人からも「めちゃくちゃありがたい!」と言ってくれる人もチラホラいるので、これは卒業後も継続して定期開催したい。

④個人ワークショップ

自分の今のスキルを活かして、何か他のPOOLO生に対してギブできることはないかな〜と考えた。
そこで思い浮かんだことがみんなの「ライフプラン表・キャッシュフロー表を作ろう」というものだった。
今日までに延べ16人とワークショップを実施し、今後も数名と行う予定である。
概ね好評いただいているが、やはりやっていく中で複数人同時でやるより1on1でやったほうが良いなと感じたので、後半は少しやり方を変えた。
前半にやった方はバージョンアップしているので、2回目も遠慮なくきてほしいし、まだ案内できていないが、継続セッションも希望者を募ってやる予定。
まだまだ希望者募るので、個別に連絡いただけたら嬉しい。

3.POOLOを通じてアップデートされた価値観

ここで、私の価値観をいくつか披露しておこうと思う。
少しでも参考になったら嬉しいし、違う価値観があっても勿論良いと思っている。
ちゃんみねはこんな考え方してるのかーと少しでも思っていただけたら幸いだ。

①旅をすると利他になれる

初めてPOOLOの講義を聞いた時、なるほどなーと深く落とし込めたことの一つが「旅は人を利他にする」ということだ。
自分の知らない世界へ行き、新たな場所へ足を踏み入れ、今までに出会ったことのない人と出会い、新たな価値観に出会える。
そのことで五感が研ぎ澄まされ、自分の価値観がアップデートされ続けるのが旅の醍醐味だと。
「利他」「ペイフォワード」「ギブ&ギブ」「贈与」
全て似たような意味合いだと思うが、全部好きな言葉だし、これからも大事にしたい価値観。
これは旅をすることでより磨かれ、高めていくことができるのは紛れもない事実だろう。

②旅に対する価値観

「7・2・1の法則」をご存知だろうか。
これは「人が成長するために何からどれぐらいの割合で学びを得るか」を示すものだ。
「7:2:1=自己の経験:他人からの助言:研修・読書などの自己学習」といった具合に分けられる。
経験に勝る学習はない

本当は業務とか人材育成で使われる?ロミンガーの法則

これは自分はもちろん、子供たちにも色んな経験をさせたいという親としての想いもある。
だからこそ、POOLOでのオフイベントにはできる限り子連れで参加した。
初めのうちは親の足元から離れない時間もあるが、子供たちも慣れてくれば自分から声を掛けたり、知らぬ間にメンバーの誰かと遊んでいることもあり、成長をその場で感じることができた。
終わってからも「〇〇とまた会いたい」「△△ん家また行きたい」「◇◇ちゃんとまた遊びたい」と子供なりに記憶に残り、蓄積されているのだ。
とても良い経験をさせられたなと毎回思うし、これからも続けていきたい。
「可愛い子には旅をさせよ!」
これが私が思う最高の教育論だ。

そしてもう一つ。
旅はどこに行くかより誰と行く(出会う)かが重要だと言うこと。
以前はいかに観光スポットを多く巡るために、効率よく観て回るにはどうするか、という思考だったが、今は考え方が変わった。
スタンプラリー的な旅から、誰かに会いに行く旅・誰かにギブするための旅の方が豊かになって帰ってこれると気付いた。
佐渡旅が良い例だ。
子供らと佐渡の名所である金山に行ったり、海水浴したり、朱鷺を見に行ったり、初めて野外音楽ライブに行ったり、たらい舟に乗ったり・・・色々経験させたが、子供らに「何が一番楽しかった?」と聞くと「お家でかくれんぼしたこと!」という。
これにはめちゃくちゃ笑った。子供は嘘をつかない。
特別なところに行かなくても、仲良くなった人とただ遊ぶことが本当に楽しかったんだなぁと改めて子供たちに教えられた。
旅の目的は色々あって良いと思うし、自分としても絶景を巡る旅とかも今後もしたい。
が、やはり人との関わりは超大事。

佐渡!!最高だった!!

③攻めの守り

活動期間中に何人かのメンバーに言われたことだ。
素直にこの考え方を理解してくれて嬉しかったし、新たな角度から自己認知できた。
考え方としては「カテナチオ」という言葉が自分の中でしっくりくる。
「カテナチオ」を読者の方で知っている人いるだろか?恐らくほぼいないと思うので少し解説する。
「カテナチオ」とはイタリアのサッカーの伝統的な戦術・考え方を示し、4-3で勝つよりも1-0で勝つことに美学を感じるというものだ。
スペインやブラジルのように「点を取られたら取り返す」というような攻撃的なスタイルとは逆に、失点を0に抑えて堅実に勝つというスタイル。
サッカーを見ている側は前者のような攻撃的で点の取り合いになる方がゲームとしては面白いだろう。
だがこの「失点を0で勝つ」「点を取られなきゃ負けることはない」という考え方が私は結構好きだ。
しかも、攻撃に転じても決して弱いわけではなく、攻守共に強いイタリアチームだからこそ成り立つ戦術というのもカッコイイ。
何が言いたいかというと、自分もそのように「守り」をまずしっかり固めて、攻めるべき時がきたら徹底的に一気に攻める、というのを結構意識してきた。
家庭の生活防衛資金はどれぐらい必要か、将来の教育資金は、いくらまでの物件なら採算がつくか、リフォーム代・税金はどれくらい掛かりそうか、退職後の社会保険や民間の保険はどうするか…etc
想定できる事象はなるべく洗い出し、一つずつ潰して、「よし!これならいける!できる!」と思ってようやく動き出すのが自分のスタイルだ。
石橋を叩いて叩いて叩き過ぎて砕いてしまうことも時にはあった。自分のデメリットでもあると認識している。
時には「とりあえずやってみよう」精神も大事だと思っているし、間違えたらやり直せば良い、そんな考え方も十分理解できる。
ノーペイン・ノーゲイン」何かを得るには何かリスクを背負うのが世の常だということも頭に入れておかなくてはならない。
ただ家庭を守るべき立場として、リスクはなるべく少なくするに限る。
これからもこの守備を固めてから攻めに転じる「カテナチオ」スタイルは継続していこうと思う。

④「衣・食・住」へのこだわり

人は生きるために何が必要か考えた時、「衣・食・住」があれば生きていける、それ以外は「豊かになるため」には必要だが必須ではない、と悟った。
一つずつ紐解いていく。

まず「」に関しては全く拘りがない訳ではないが、安くて良いものを長く着れれば良いと思っている。
安ければ良いというものでもない。
例えば1,000円のシャツを毎年買い替えるのと3,000円のシャツを5年着るのであれば、後者の方がコスパは良い訳で、高品質の適正価格のものを見極めることが求められる。
個人的には、ユニクロ、gu、ワークマンが最強だと思っている。
余談だが、ユニクロとルイヴィトンの服の縫い方や機能性はほぼ同じとかなんとか噂で聞いた気がする。LVブランド価格恐るべし。

次に「」については、最も生きるために必要なものだと位置付けている。
今は輸入に頼り過ぎていて、生産者がどこの誰か分からないし、国産か外国産かも偽造してニュースになるような時代だからこそ、食に対しては生産者との距離は近いに越したことはないと思っている。
特に国産とかに拘る訳ではないのだが、できる限り野菜や米などは地産地消できるものが望ましいし、価格帯ももちろん、無農薬や有機栽培といった安心感からも地元の農家と仲良くなることは食の安心に繋がると思っている。
当然だが、食べることは生きること。食べないと生きていけない。
自分の血となり肉となるものに、適当になってはいけないと思う。
ただ、たまに無性にマックが食べたくなる時もあるし、二郎に行きたい時だって当然ある。
ストレスが掛からない範囲で、というのは言うまでもない。

食う事は…生きる事!

最後に「」についてだが、最近の家は気密性にこだわり過ぎていて、四季の気温の変化ついて行けず身体が弱りやすくなっているというのを本で読んだ。
確かに家の性能は重要だし、快適な温度で清潔に過ごすにこした事はないかもしれない。
だが人は本来外で虫や動物と共存して生きていたし、気温の変化にもそれなりに対応してきた歴史がある。
だからと言う訳ではないが、自分が住む家の一つのコンセプトとして「四季の変化をしっかり感じる、家の中と外の境界をなるべくなくす」ということに拘りたい。
もちろん災害対策は徹底して行う。

この3つ以外はいらないという訳には当然ならないが、押さえるべきポイントとして強く意識している。
まずは生活の基礎となるこの3要素を充実させていけば、自ずと豊かに近付けるいう結論に至った。

⑤豊かに生きるために必要な要素

先述の必要最低限の要素である「衣・食・住」の他に、外せない要素が2点あると考える。
それは「健康」と「良好な人間関係」である。

まず「健康」については身体だけではなく“心”の健康も含まれる。
心身共に健康でなくては、どれだけ生活環境が整っていても豊かとは言えない。
身体の健康は適度な運動と良質な睡眠、適切な食事でカバー可能だ。
一方、心の健康は難しい。
自分も社会人2年目の時にストレスを抱え過ぎて扁桃腺が破裂し入院、手術をした経験もあるし、ちゃんよめも一時期休職していたこともある。
誰にでも起こりうる心の病を防ぐには、もう一つの要素「良好な人間関係」が欠かせない。

ストレスの原因の多くは、「人間関係」が起因しているということは有名だ。
人である以上、自分と意見が全てが一致する人なんてこの世にはいない。
自分との共通点や相違点を見つけ、お互いに興味を持ち、対話できるというのが、私の思う「良好な人間関係」である。
POOLOはそんな人たちの巣窟だった。
私としては話したことのあるPOOLO生とはほぼほぼ良好な関係を築けていると思っているが、どうだろうか?
自分と気の合う人とだけ接して生きるのは難しいことだが、ある程度は自分から合わない人を遠ざけることができるのではないか、とも思っている。
できる限り自分と気の合う人とだけ接する環境を作ることは可能か、正にこれから今後のやりたいことで実証実験していきたい。

4.今後のビジョン

ここまで私の経験と価値観を述べてきた。
これらの要素を繋ぐものとして自分が出した結論が「ファミリー(特に子連れ)が利用しやすいゲストハウス×農業」である。
今後のビジョンを書いて締めたいと思う。

①なぜゲストハウスなのか

なぜゲストハウスかというと単純で、これまでに述べた自分の価値観を全て満たせると思えたから。
旅人が集う場所、空間を創ることにより、自分が旅をしなくても旅人という面白い人たちが沢山訪れてくれ、様々な刺激的な話を聴けるだろう。
そして旅人が集まる場所を創ることで、旅人本人にも豊かになってもらえるだろうと思った。
ゲストハウスの良さとして、セレンディピティ(素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることwiki引用)が挙げられる。
このセレンディピティを計画的に創り出すことがゲストハウスではできる。
ホテルや一般的な宿では、あまりゲスト同士や旅館のオーナーと接する機会がほぼない。
ゲストハウスの要素を盛り込めば、ゲスト同士はもちろん、ゲストとオーナーの距離が断然近いため、情報交換する環境が自然と創り出せる。

②なぜファミリー(特に子連れ)が利用しやすいようにするのか

一般的なゲストハウスは子連れで行くイメージがないが、私の構想では、子供たちにとっては遊び場となり、大人たちにとっては語り場となる、そんな場所にしたい。
もちろん我が家は我が家でファミリートラベラーとしてこれからも旅には行くつもりだが、自分が旅に出なくても旅の良さを享受できる、そんなハウスになるのが理想だ。
家庭を持った今だからこそわかる、ファミリー旅の難しさ。
物理的に荷物が増える、コストが掛かる、泊まれる宿が限定される、子供に時間配分を合わせる必要がある、交通手段が限られる…etc
そんな問題を解消して、むしろ来たくなる、リピートしたくなるハウスにする。

子供がいると旅に出にくくなるのは容易に想像がつくと思うが、私としては子供がいるから旅を諦めるという選択はしたくない。
子供がいることを旅に出られない言い訳にしたくないし、してほしくない。
例えばベビーカーやバウンサーなど用意、ベビーベッドも置く。
トランポリンやハンモックを置くなど遊び心を万歳に。子供はもちろんも大人も童心に帰って一緒に遊べるように。
家の中にテントやアウトドアグッズを置いたり、庭でもテント泊やBBQができるように。外と家の中の境界線をなるべくなくす。
そんなワクワクするようなハウスにする!

③ コンセプトは「共創・共育・共感」

ゲストとオーナー、子供と親、学生と社会人…そんな壁を取っ払って共に創り、共に育み、共に感じることができる空間をデザインする。
家でも学校・職場でもない、第3の居場所(サードプレイス)や第2の故郷となる場所でありたい。
疲れた時、悩んでいる時、デジタルデトックスしたい時、そんな時に気軽に足を運んでくれる場所。
自然との距離、農との距離が近い場所。
快適な住環境と安心安全な美味しい食事があれば、大抵の人は幸せになれるのではなかろうか。

ファミリーが利用しやすいとはしたが、もちろん大人だけでも、おひとり様でもペア・グループでも、障害を持っている人でも、社会的にマイノリティと呼ばれる人でも、誰もが利用しやすい工夫を最大限する。
「普通」の人なんていないし、いてもつまらない奴だろう。
「普通」という言葉はまやかしにすぎない。
みんな違ってみんな良い。

持ってきてもらう荷物も最低限でOK。
農業体験や自然の中の遊びなど、色んなことが経験できる。
みんなが正直に、オープンでいられる。
一人ひとりが個性を発揮できる。

そんな場所になりますように。

5.おわりに

結局のところ、誰かから感謝された時が最も幸福度が高くなると思っている。
特にそれは贈与的なことをした後の「ありがとう」が最も嬉しい。
理想とするゲストハウスができた時、そこに来てくれた人が「ありがとう!楽しかった!また来るね!」と言ってくれるのが、1番の喜びだ。
そしてそれを共有してくれる人がいればなお良い。

個人の豊かさの先へ

今は自分とはどういう存在であるべきかを自己認知・メタ認知し、周りからの信頼を蓄積し、動くべき時に備えて準備するフェーズと捉えている。
2番隊隊長のエースのように、周りから慕われる兄貴的ポジションだと思っている。

ゆくゆくは、自分のゲストハウスからコミュニティを広げ、自分の周りの人へ影響を与えるフェーズへ。
ポジション的には、血の繋がりはなくても周りの人から「オヤジ」と慕われる船長、白ひげエドワード・ニューゲートのポジションを目指す。

そして最終形態は、利他の頂点と位置付けるジャムおじさんを目指す←弱くなっとるやないかいw
(ジャムおじさん理論についてはこちら

エース→白ひげ→ジャムおじさん

最後に

最後にこんな問いかけをして終わりたいと思う。

もし世界があと1週間で終わるとしたら、何に時間を使う?

全財産を使って世界各国へ飛び立ち、まだ見ぬ世界を見て終焉を迎える?
家族やパートナー、親友などの大切な人と過ごす時間に使う?

その1週間あるうちの1日ぐらいは「ちゃんみねハウスに行けば誰かしらいるだろうし、行ってみっか!」ぐらいの場所になれば良いな。

POOLO3期のみんなと出会えて本当によかった!
ありがとうの5文字じゃとても足りないけど、改めて感謝の言葉を送りたい。

みんな本当にありがとう!!
そしてこれからも末永くよろしく!!
ちゃんみねハウスでみんなが来るのを待ってるぜ!!!

・欠席した講義回数:2回
・1on1した回数:64回
・講義とチームMTG以外のオンラインイベント参加回数:34回
・大型イベント含むオフ会参加回数:6回
・わざわざちゃんみね家に遊びに来てくれた人:4人
・イベント参加費:約15万円
・今入っている10月以降のPOOLOの予定:7件
・POOLOの満足度:∞
・POOLOでの出会い:プライスレス

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