給食
私の通っていた小学校の給食は、学校の敷地内で作られており、とても美味しいので評判だった。
児童はみんな給食の時間を楽しみにしていた。
午前中先生に怒られてヘソを曲げていた友人は給食の時間が近付くにつれて機嫌が直っていったし、私は給食を食べるのがめちゃくちゃ遅くて下手すると給食後の昼休みも超えて掃除の時間になっても食べ終わらない時もあったが給食は大好きだった。
給食パワーすごい。
そんな美味しい給食を6年間食べてすくすく育ち、私は中学生になった。
中学校では給食は無くお弁当だった。
母がお弁当を作って持たせてくれたり、数百円渡されて登校途中のコンビニでパンとコーヒー牛乳を買って行く日もあった。
母のお弁当とたまのコンビニパンですくすく育っていた中学3年の二学期の終わり、私は大阪から埼玉に引っ越す事になった。
転校した先の中学は給食だった。
中学3年の三学期なので、登校する日数も少なく、学校で給食を食べる日も限られていたが久しぶりの給食を楽しみにしていた。
どうやらここの中学は給食センターから給食が送られて来るらしい。
初めての給食センターの御飯!楽しみ。
そして待ちに待った給食の時間。
大おかず(汁物)、小おかず(惣菜的な物)、主食(米かパン)、牛乳。
これは小学校の時と変わらず。
今回上記に加えてパックに入ったうどんの様な麺が配られた。
大阪時代の給食では出たことがない袋に入った状態の麺。
茹でないの、、??
他の生徒がどう食べるのかキョロキョロしてると、隣の席の子が「こーやって食べるんだよ。」と、袋の上から十字に指で押して麺を4等分に千切った。
「これで食べやすいよ」
4つに切れた一塊ずつ汁物に入れてほぐして食べた。
味はさておきローカルっぽい食べ方が気に入った。
そしてまたある日の忘れられない給食の献立。
大おかず(何か忘れたが汁物)、主食(コッペパン)、牛乳、
そして、、小おかずは、、
まさかの揚げパン。(揚げコッペパン)
コッペパン2つ...!
なんでだよ!
ツッコミ待ちみたいな献立に誰もツッコミを入れず慣れた風に食べだした。
皆初めてじゃない顔をしていた
まさかこの献立、たまに出されている定番なのか、、?
この頃私はクラスに友達がいなくて※①
周りに何故揚げパンとコッペパンが一緒に出てくるのか、そしてこれは普通の事なのか等聞けず、とりあえず何気に生まれて初めて食べる揚げパンという食べ物に少しワクワクしながら齧ってみた。
カリッとしたコッペパンだった。
口がパサパサになっていつもは飲み干すのに苦戦する牛乳がすぐになくなった。
もしかしたら全然別物ですいすい食べれちゃうのかもー。と一瞬思ったりもしたが、所詮どちらもコッペパンなので、ノーマルコッペパンはまるまる残って、なんなら揚げパンの方も少し残した。
ダブルコッペパンの見た目のインパクトが大き過ぎていつもよりも食べれなかったが、周りは、皆完食していた。
あれは何だったんだろ、、
幻だったんか、、
完全に迷宮入りした私の学校の七不思議の1つ。
それが私が最初で最後、揚げパンを食べた日だった。
自分はこんな不思議な給食の献立あったよ〜って人、是非教えて欲しいです。
もしくは同中だった人がいたら、あれなんだったのか教えて欲しいです。
この頃私はクラスに友達が居なくて※①
転校早々、クラスの数人と話してるときに軽くボケたら誰もツッコんでくれなくて一気に心を閉ざしたためw
この頃は結構関西人だったんだな〜
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