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簡単にプロっぽく!ロゴバナーデザイン制作の成長記

2020年にブログに書いた記事を、一部修正してnoteに再掲してます。

先日、仕事でこのページのロゴバナーを作りました。

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我ながら可愛くできた!と思っているのですが、最初はこんな感じでした…!

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全然可愛くない!!!

今回はこのロゴバナーのデザインの成長過程を、紹介したいと思います!

①迷走期

まず、「劇場でもおうちでも、演劇が楽しめるコンテンツをまとめるページ」を上司に作るよう言われ、自分でキャッチコピーとイラストを作りました。

キャッチコピーは最低限伝えたい「劇場でも、おうちでも。」と「夏の新国立劇場 演劇」を。

イラストは、「劇場とおうちを表すもの……はっ!PCと劇場のイスの形、似てるのでは!?天才!」と思い、その2つを描きました。

(しかし、後に上司から「何これ座椅子?」と言われ、私のアイデアは伝わりませんでした…!天才と思ったのは私だけ。泣)

そして、夏だし水色を、楽しそうな雰囲気を出すため可愛いフォントを、と決めて、できたのがこれでした。

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改めて見返すと、ちぐはぐ感がやばいです。

②第三者に見てもらう期

なんか物足りないことには気づいていた当時の私は、先ほどの自力バナーを、私の師匠・福山桜子さんに「今こういうの作ってるんです!」と、あわよくばアドバイスをもらいたい下心で送ってみました。笑

桜子さんはとても丁寧に見てくださり、絶妙にダサい自力のバナーがプロっぽく成長したので、どんなアドバイスをいただいたかご紹介します。

・スペースの使い方

まず指摘されたのが、文字に対してイラストが大きいことでした。

なんせ自分でイラストを描いたので、大きくしちゃうんです…。

文字とイラストのバランスは大事です。

そして次に指摘されたのが、文字情報の伝え方。

まず

「劇場でも、おうちでも。」は「劇場でも おうちでも」にする。

「、」「。」はいらない。

そして、「劇場でも おうちでも」と「夏の新国立劇場 演劇」は違う役割をしているけど、差別化できていない(フォントのサイズを変えているけど微妙な差)。

ということで、余分なものは削ぎ落とし、一番伝えたいことを強調しました。

・イラスト

「PCの画面に何か映ってる方が良いのでは?」と言われ、顔を描きました。

なんだかEテレのキャラクターのような、楽しげな印象になりました。

自分では思いつかなかったアイデアでした!

・色

ウェブは、黄色や赤を使った方が、ワクワクする印象を持たせやすいそう。

自力バナーの水色はかっこつけてる色味ですが、文字やイラストの方向性と違うので、黄色に変えました。

これもまた「その発想はなかった…!」と目からウロコだったのですが、「PCのどこかに一色差し色を入れるといいかも」とのことで、水色を入れました。

たしかに服をコーディネートする時も、差し色があるだけでこなれ感が出ますしね…。

・ベーコンさんのブログ

【プロ直伝】ロゴ作りの8つのコツをわかりやすく事例解説! | ベーコンさんの世界ブログ

最後にこのブログを紹介していただきました。

熟読した上で先ほどのアドバイスを反映したところ、プロっぽい仕事になりました!

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③学んだこと・その後

・恥ずかしくても、他人に見てもらうのは大事

第三者に見せることで、一人でやってても気付かないことに気付けて、良くなることに改めて思いました。

前に書いた就活の話と似てます。

独りよがりだと相手に伝わらないです。

実際に見せることができなくても、特定の誰かに見せる前提で作ると、独りよがりにならないかもしれません。

「木を見て森を見ず」にならないようにすることが、デザインをする上で大切なんだと思います。耳が痛いです。

・ひとつひとつ、自分の作品だと思ってやる

趣味で終わってしまわないよう、ひとつひとつ自分の作品だと思って作るようになりました。

いい仕事をしていると、誰かが見てくれているかもしれません。

・筋トレのように、日々チェック

Pinterestなどで、お気に入りのデザインを保存し、見返す癖を付けました。

また、デザイン本を読みました!良かった本2選もご紹介。

『デザイン力の基本』/ウジトモコ

マーケティングも学べます!

『なるほどデザイン』/筒井美希

視覚で説明してもらえるので、分かりやすいです。また、本自体がデザインを体現しています。

タイトルに「簡単にプロっぽく!」と入れといてなんですが、成長していくには日々のインプット→アウトプットの繰り返しで、近道はないなぁと思いました。

・その後、一人で作ったロゴ

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初期より「伝える」を意識できるようになったと思います。

色、配置、フォント……なんとなくではなく、ひとつひとつにそうしなきゃいけない理由があるデザインを心がけたいと思いました!

いただいたサポートは、イラストレーションの製作費として大切に使わせていただきます。